これは、涙で始まり、涙で終わる物語。 全身が塩に変わって崩れていく奇病「塩化病」。

22歳女子、実家のバスタブで暮らし始める 「人間は、テンションが高すぎる」ーー 磯原めだかは、人とはちょっと違う感性を持つ女の子。

世界に仇なす《勇者》を殲滅せよ。 勇者、それは世界を救う特別な力。

「ウラシマトンネルって、知ってる?そこに入れば欲しいものがなんでも手に入るんだけど、その代わりに年を取っちゃうの―」。

勇者は魔王を倒した。同時に――帰らぬ人となった。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。

ねっ……お兄様、今夜も……いい? “人外の仕業”と噂される事件の謎を解くことで、怪異を封じる力を持つ混河葉介。

姉を殺した七人への復讐に少女は命を捧げた 四方を山に囲まれた田舎町、阿加田町。

片想い男子とちょっと気にしすぎな女子。二人は友達だけど、違う生き物。

真実の愛を証明できる存在をめぐる、ありふれた愛の顛末を描く表題作、骨の表面に文字を刻む技術がもたらす特別な想い「骨刻」、人間の死体が腐らない世界のテロリストに関する証言集「不滅」、百年前の映画への鎮魂歌「BTTF葬送」他、書き下し含む全6篇

僕の人生は無色透明だった。日野真織と出会うまでは―。

具合が悪い日、面倒な日直の仕事がある日、定期テストの日……。彼女が学校に行くのが億劫な日に、私は呼び出される。

17歳の春休み。 東京での暮らしに嫌気が差した船見カナエは、かつて住んでいた離島・袖島に家出する。

新時代「ラノベ×ミステリ」の超話題作!! 不死探偵と“普通”の相棒。

最愛の人の死には三億円の価値がある――。壮絶で切ない最後の夏が始まる。

この夏休みが終われば、もう二度と夏はこない。それでも僕らは恋をする。

十八、終わる夏。

二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。

ＧＡ文庫大賞《銀賞》受賞！ 私を殺した犯人を見つけて下さいね――探偵さん。 七月■日。

春。満開の桜の樹の下で、僕は「彼女」に再会した。

「私、先輩のことが世界で一番――嫌いです!」高校二年生の霧崎陽奈斗が、下駄箱に治められていた手紙に書かれたメッセージを見て、浮かれながら向かった屋上。

名前のない病を患った彼女との、すれ違う恋の物語 ある夏の夜、文学部一年の埋夏樹は、芸術学部に通う岩戸優紀と出会い恋に落ちる。

「君を、私の専属カメラマンに任命します!」クラスの人気者・香織の一言で、輝彦の穏やかな日常は終わりを告げた。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。

無人島のコテージに滞在する男女の恋模様を放送する、恋愛リアリティーショー「クローズド・カップル」の撮影が始まった。

メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。

預言者は勇者を求めて、幾度も世界をやり直していた。 魔王を倒してくれる勇者を求め、何度も世界をやり直す預言者。

ミステリの名手・紺野天龍が描く、「もう一つの《デスゲーム》」。

卒業単位欲しさに訪れた研究室で俺を迎えたのは、目鼻立ちは整っているが、異様なまでに不機嫌な少女だった。

〈マクベス〉──未発見の犯罪王の計画書。その公開が、世界を揺るがす。

首都・東京を襲った大地震から一年後、経済特区・湾岸カジノに街を象徴する少女サーカスが誕生。

誰かを、自分を、世界を殺したい。