(短編集)

ぼくのミステリな日常

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評判

ぼくのミステリな日常の評価:

4.45/5点 レビュー 29件。 B ランク

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平均点4.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 21〜40 2/3ページ
No.22
(5pt)

《日常の謎》と連作長篇という手法を融合させた記念碑的作品

建設会社の社内報に毎月一本ずつ、一人称で書かれ、実話
に基づいているという、匿名作家の短篇小説が掲載される。

四月から三月までを背景にした季節感溢れる全十二編の連載が終了した時、
編集長を務めていた若竹七海は、作者が小説に込めた驚くべき意図に気づく……。

それぞれが独立した短篇の外側に、プロローグとエピローグに相当する“額縁”
(書簡や編集後記)を付けることにより、長篇小説に仕立てるという手法が採ら
れた作品。

連載されたのが社内報という媒体だったこと、そして連載小説は実話
に基づいたものだったことなどが、本作全体を読み解くカギになります。

読み終えると、どうしても長篇としての大仕掛けにばかりに
目がいきがちですが、個々の短篇もそれぞれ違った味わい
があり、楽しめます。

特に、精緻なロジックが美しい「桜嫌い」、タイトルも技ありな暗号解読もの
「あっという間に」、そして叙述トリックが冴える「バレンタイン・バレンタイン」
などが印象的でした。
ぼくのミステリな日常 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (黄金の13)より
4488012442
No.21
(5pt)

《日常の謎》と連作長篇という手法を融合させた記念碑的作品

建設会社の社内報に毎月一本ずつ、一人称で書かれ、実話
に基づいているという、匿名作家の短篇小説が掲載される。
四月から三月までを背景にした季節感溢れる全十二編の連載が終了した時、
編集長を務めていた若竹七海は、作者が小説に込めた驚くべき意図に気づく……。
それぞれが独立した短篇の外側に、プロローグとエピローグに相当する“額縁”
(書簡や編集後記)を付けることにより、長篇小説に仕立てるという手法が採ら
れた作品。
連載されたのが社内報という媒体だったこと、そして連載小説は実話
に基づいたものだったことなどが、本作全体を読み解くカギになります。
読み終えると、どうしても長篇としての大仕掛けにばかりに
目がいきがちですが、個々の短篇もそれぞれ違った味わい
があり、楽しめます。
特に、精緻なロジックが美しい「桜嫌い」、タイトルも技ありな暗号解読もの
「あっという間に」、そして叙述トリックが冴える「バレンタイン・バレンタイン」
などが印象的でした。
ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫)より
4488417019
No.20
(5pt)

Gを感じたい!加速度オッケー!

推理小説じゃなくても、ステップアップパターンってのがあると思う。

同じような幅で事件が起こり、それを通じて主人公が経験値をあげる、別名ロープレパターンも多いよね。
これってランダムにいろいろな要素を盛りこめるから、広くあまねく対象を広げられるし、ベストセラーに多い気がしてる。
今で言うと、夢をかなえるゾウ、だっけ?

ここに時系列を加味すると成長譚のできあがり。

あえて時系列を狭めて事件をランダムに流して、実は、と、
パズルとして最後に一気に展開して見せる、
こちらは、敬意を込めて<若竹七海・僕のミステリな日常>パターンと名付けたいね。
ぼくのミステリな日常 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (黄金の13)より
4488012442
No.19
(5pt)

Gを感じたい!加速度オッケー!

推理小説じゃなくても、ステップアップパターンってのがあると思う。
同じような幅で事件が起こり、それを通じて主人公が経験値をあげる、別名ロープレパターンも多いよね。
これってランダムにいろいろな要素を盛りこめるから、広くあまねく対象を広げられるし、ベストセラーに多い気がしてる。
今で言うと、夢をかなえるゾウ、だっけ?
ここに時系列を加味すると成長譚のできあがり。
あえて時系列を狭めて事件をランダムに流して、実は、と、
パズルとして最後に一気に展開して見せる、
こちらは、敬意を込めて<若竹七海・僕のミステリな日常>パターンと名付けたいね。
ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫)より
4488417019
No.18
(5pt)

これが短編?

短編ミステリーではいままでで、一番おもしろかったです。構成がおもしろくて最後までわかりませんよ。若竹さんの作品は全て読むことになるでしょう。
ぼくのミステリな日常 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (黄金の13)より
4488012442
No.17
(5pt)

これが短編?

短編ミステリーではいままでで、一番おもしろかったです。構成がおもしろくて最後までわかりませんよ。若竹さんの作品は全て読むことになるでしょう。
ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫)より
4488417019
No.16
(3pt)

ラストの仕掛け

短編ひとつひとつも、鋭い描写で楽しめる。
それに、はじめはバラバラにみえた短編が
少しずつ繫がっていくのが面白い。

・・・と思っていたら、最後でやられました。
こういう仕掛けだったのか?!

反則技のようにも思えたけど
こんなミステリの形もいいな、と思いました。

デビュー作のせいか、文章が読みにくい箇所があるので
少し減点しました。
ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫)より
4488417019
No.15
(3pt)

ラストの仕掛け

短編ひとつひとつも、鋭い描写で楽しめる。
それに、はじめはバラバラにみえた短編が
少しずつ繫がっていくのが面白い。

・・・と思っていたら、最後でやられました。
こういう仕掛けだったのか?!

反則技のようにも思えたけど
こんなミステリの形もいいな、と思いました。

デビュー作のせいか、文章が読みにくい箇所があるので
少し減点しました。
ぼくのミステリな日常 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (黄金の13)より
4488012442
No.14
(4pt)

最後の最後まで気が抜けない

一月に一編ずつ匿名作家による短編小説が、ある会社の会報に掲載されていく。

 本作のほとんどがこの短編小説で占められており、そのどれもがかなりレベルの高い一編となっている。

 だが、全ての短編が終わったとき、その全てが見事なまでに繋がり・・・。あとは手にとって確かめてください。この緻密な構成力と大胆な発想に必ずや驚くはずです。

 
ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫)より
4488417019
No.13
(4pt)

最後の最後まで気が抜けない

一月に一編ずつ匿名作家による短編小説が、ある会社の会報に掲載されていく。

 本作のほとんどがこの短編小説で占められており、そのどれもがかなりレベルの高い一編となっている。

 だが、全ての短編が終わったとき、その全てが見事なまでに繋がり・・・。あとは手にとって確かめてください。この緻密な構成力と大胆な発想に必ずや驚くはずです。

ぼくのミステリな日常 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (黄金の13)より
4488012442
No.12
(5pt)

なるほど

ただの短編集かと思いきや・・。社報の掲載された小説という設定で社報の目次が毎回載っているのですが、これもちゃんと意味があるので、ちゃんと目を通して下さい。最後を読んで、私も七海のように再度ちゃんと自分で時系列とか書き出したくなりました。そしてラスト、こーきたかって感じです。そして、その後がどうなったか、いろいろ想像させられました。これが1作目とは、、面白い作家をまた一人みつけた!と嬉しくなりました。
ぼくのミステリな日常 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (黄金の13)より
4488012442
No.11
(5pt)

なるほど

ただの短編集かと思いきや・・。社報の掲載された小説という設定で社報の目次が毎回載っているのですが、これもちゃんと意味があるので、ちゃんと目を通して下さい。最後を読んで、私も七海のように再度ちゃんと自分で時系列とか書き出したくなりました。そしてラスト、こーきたかって感じです。そして、その後がどうなったか、いろいろ想像させられました。これが1作目とは、、面白い作家をまた一人みつけた!と嬉しくなりました。
ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫)より
4488417019
No.10
(3pt)

まとまりのない話をまとめていく

1991年の単行本の文庫化。

 連作短篇という形だが、決まった探偵役はいない。突然、オカルトっぽい話が出てきたりして驚かされる。なんとなく不審に思いながら読み進めていくと、最後にドンデン返しが、という作品。

 個々の事件のトリックも練られているし、まとまりのない話をまとめていく手腕もなかなか。デビュー作としては上々の出来だろう。

 ただ、小説として読んだ場合、若竹七海を受け入れる人と肌が合わない人がはっきり出てしまう。私は残念ながら後者だった。世界観に居心地の悪さを感じてしまった。若竹七海の小説は奇妙な悪意のある世界なのだ。善なる世界のようでいて、もやもやとした不安が漂っている。難しい作家だ。
ぼくのミステリな日常 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (黄金の13)より
4488012442
No.9
(3pt)

まとまりのない話をまとめていく

 1991年の単行本の文庫化。
 連作短篇という形だが、決まった探偵役はいない。突然、オカルトっぽい話が出てきたりして驚かされる。なんとなく不審に思いながら読み進めていくと、最後にドンデン返しが、という作品。
 個々の事件のトリックも練られているし、まとまりのない話をまとめていく手腕もなかなか。デビュー作としては上々の出来だろう。
 ただ、小説として読んだ場合、若竹七海を受け入れる人と肌が合わない人がはっきり出てしまう。私は残念ながら後者だった。世界観に居心地の悪さを感じてしまった。若竹七海の小説は奇妙な悪意のある世界なのだ。善なる世界のようでいて、もやもやとした不安が漂っている。難しい作家だ。
ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫)より
4488417019
No.8
(5pt)

ただの連作短編じゃないぞ

連作短編集というと、主人公やその周りの人が共通しているか、テーマが共通しているか、また、ひとつひとつ読むごとに時間が経過していって、最後に大きな謎解きが・・・というパターンが多いように思うのですが、これはただの連作短編集じゃあありませんよ。
 最初2、3つは作中の「ぼく」が同じだということに気がつかず(お恥ずかしい)、途中から、ああ、この「ぼく」は体調を崩して会社を辞めて、また働き口を見つけるまでのお話か、と思って読んでいました。
 出てくる謎は日常の「こんな不思議なことがあってね」というもの。中には人がなくなる話もありますが、ほとんどは人畜無害な謎。ちょっとオカルトめいたものや神様に遭遇するような話もあって、バラエティにとんだ内容は最後まで飽きずに読み勧められます。
 最後にこの匿名作家は誰なんだろう、というのが一番の謎解きなんだろうと思っていたら、あっけなくその人物が出てくるので、これはラストをどう持ってくるのかと思いきや・・・さすが、そうきたか。
「ちょっと長めの編集後記」「配達された最後の手紙」まで、気を抜かずに読んでください。
 しかし、これがデビュー作とは。若竹さんはすごいなあと改めて思いました。
ぼくのミステリな日常 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (黄金の13)より
4488012442
No.7
(5pt)

ただの連作短編じゃないぞ

連作短編集というと、主人公やその周りの人が共通しているか、テーマが共通しているか、また、ひとつひとつ読むごとに時間が経過していって、最後に大きな謎解きが・・・というパターンが多いように思うのですが、これはただの連作短編集じゃあありませんよ。 最初2、3つは作中の「ぼく」が同じだということに気がつかず(お恥ずかしい)、途中から、ああ、この「ぼく」は体調を崩して会社を辞めて、また働き口を見つけるまでのお話か、と思って読んでいました。 出てくる謎は日常の「こんな不思議なことがあってね」というもの。中には人がなくなる話もありますが、ほとんどは人畜無害な謎。ちょっとオカルトめいたものや神様に遭遇するような話もあって、バラエティにとんだ内容は最後まで飽きずに読み勧められます。 最後にこの匿名作家は誰なんだろう、というのが一番の謎解きなんだろうと思っていたら、あっけなくその人物が出てくるので、これはラストをどう持ってくるのかと思いきや・・・さすが、そうきたか。「ちょっと長めの編集後記」「配達された最後の手紙」まで、気を抜かずに読んでください。 しかし、これがデビュー作とは。若竹さんはすごいなあと改めて思いました。
ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫)より
4488417019
No.6
(5pt)

素敵ミステリ

若竹氏のデビュー作。
この本でデビュー、というのが作者の凄いところだと、何度も読んだ今でも思う。人に勧めまくって、反響は五分五分。私のように、若竹七海にはまるきっかけになった人も居れば、腑に落ちない顔で首をかしげる人も居る。
それはそうだろう、と思う。
若竹トリッキーどんでん返しはデビュー作も冴えていて思わず口が開いたままになる。一話一話がまた、それぞれ楽しめるのが嬉しい。最後、読み終えたあと、また初めの一話目からぱらぱらめくりなおしてしまった。
若竹作品の中で、色々とお気に入りが増えてきた今でも、いまだにベストワンはこの作品。
ぼくのミステリな日常 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (黄金の13)より
4488012442
No.5
(5pt)

素敵ミステリ

若竹氏のデビュー作。この本でデビュー、というのが作者の凄いところだと、何度も読んだ今でも思う。人に勧めまくって、反響は五分五分。私のように、若竹七海にはまるきっかけになった人も居れば、腑に落ちない顔で首をかしげる人も居る。それはそうだろう、と思う。若竹トリッキーどんでん返しはデビュー作も冴えていて思わず口が開いたままになる。一話一話がまた、それぞれ楽しめるのが嬉しい。最後、読み終えたあと、また初めの一話目からぱらぱらめくりなおしてしまった。若竹作品の中で、色々とお気に入りが増えてきた今でも、いまだにベストワンはこの作品。
ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫)より
4488417019
No.4
(5pt)

洒落た趣向と遊び心がてんこ盛りの連作短編集

社内報の編集を担当することになった若竹七海が、この連作短編集の語り手。
記事の柱として匿名作家氏による短編小説を載せることになり、四月から
翌年三月までの一年間にわたって掲載していきます。この匿名作家氏が
一体誰なのか? という興味がまずありました。
ラストの「ちょっと長めの編集後記」~「配達された最後の手紙」。
そこを読むと、「その後、話はどうなったの?」という余韻が残ります。
手紙では語られなかった後日談への想像が、あれこれと膨らんでいきます。
「はいっ、ここからは読者の皆さんの想像にお任せしますね。
いろいろ想像して、どうぞ楽しんでください」という、
これは作者から読者に宛てたプレゼントなのかも。
それと、社内報に掲載された連作短編の中に、いろんなミステリの作品が
出てきます。タイトルが書かれていない作品もありますが、「たぶん
これじゃないか」と推測できるようになっています。
作中の人物もミステリが好きで、ミステリを手にして読んでいる場面に
出会うと、こう何となく嬉しくなります。本のタイトルが明記されていないと、
その読んでるミステリって何だろう? と、俄然興味が湧いてくるのでした。
洒落ていて、気が利いているミステリ連作短編集。
とても面白かったです。
ぼくのミステリな日常 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (黄金の13)より
4488012442
No.3
(5pt)

洒落た趣向と遊び心がてんこ盛りの連作短編集

社内報の編集を担当することになった若竹七海が、この連作短編集の語り手。記事の柱として匿名作家氏による短編小説を載せることになり、四月から翌年三月までの一年間にわたって掲載していきます。この匿名作家氏が一体誰なのか? という興味がまずありました。ラストの「ちょっと長めの編集後記」~「配達された最後の手紙」。そこを読むと、「その後、話はどうなったの?」という余韻が残ります。手紙では語られなかった後日談への想像が、あれこれと膨らんでいきます。「はいっ、ここからは読者の皆さんの想像にお任せしますね。いろいろ想像して、どうぞ楽しんでください」という、これは作者から読者に宛てたプレゼントなのかも。それと、社内報に掲載された連作短編の中に、いろんなミステリの作品が出てきます。タイトルが書かれていない作品もありますが、「たぶんこれじゃないか」と推測できるようになっています。作中の人物もミステリが好きで、ミステリを手にして読んでいる場面に出会うと、こう何となく嬉しくなります。本のタイトルが明記されていないと、その読んでるミステリって何だろう? と、俄然興味が湧いてくるのでした。洒落ていて、気が利いているミステリ連作短編集。とても面白かったです。
ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫)より
4488417019