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まち



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【この小説が収録されている参考書籍】
まち
まち(祥伝社文庫お25-4) (祥伝社文庫 お 25-4)

まちの評価: 3.73/5点 レビュー 15件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(4pt)

ほのぼの

前作の「ひと」同様、ドラマチックな展開はありませんが、誠実な主人公が過ごす日々の描写が
面白いです。まるで自分が主人公に代わって東京に住んでいるような気分になれました。
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No.14:
(3pt)

感動

小野寺さんの本は、日常的な感じなんだけと、すぐに読んでしまいます。
まちAmazon書評・レビュー:まちより
B081SFM55H
No.13:
(5pt)

続きを読みたい

新聞の書評を見て、購入してみました。主人公と境遇は違えど、共感することがたくさんありました。続きを読みたいです。
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No.12:
(3pt)

人に頼られる人になれ。

『人に頼られる人になれ。そうすれば人から貶められることはない。』
祖父から主人公への言葉。

たしかにね。
頼られる側でいる間は、人から雑に扱われることも無く、ある程度の敬意を持って応対される。
しかし一転、“この人頼れない” と判断された瞬間、掌返しで攻撃的な態度をぶつけてくる人がいる。
『頼られる側』は、あれこれ頼まれて損な役回りに思えるが、じつは最大の防御。

著者の本『ひと』が面白かったので二冊目。
この本『まち』は単調すぎてあまり好みではなかった。

ただ、若くない著者が、18歳青年の、まだまだ無知で発展途上な感性を、よくここまで文章にできるな、と思った。日記でも残していたのか?私はとうに忘れてしまった。

『考えるな、動け』この言葉は気に入ったけど、
隣人をDV男から助ける目的とはいえ、あそこで隣家の室内に入ってしまったのはかなり危険で、今後自分もあのような状況になったら(笑)、決して室内に入るのはやめようと思った。
まちAmazon書評・レビュー:まちより
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No.11:
(5pt)

街が自分の「まち」になるまで

「ひと」と同じように、主人公は家族を亡くしている。
違うのは、祖父がいたこと。
朴訥で多くを語らない祖父はまさしく主人公のモデルであり、主人公自身もそれを自覚しているところがある。

そんな祖父の薦めに従い、東京に出た主人公の瞬一。
そこで多くの人に会い、その人の人生にかかわっていくことになる。

とにかく、暖かさを感じる話。
淡々としているのに、登場人物の行動と、セリフの一つ一つが結びついて人間関係を築いていくことが心地いい。
初めはよそよそしい「まち」が少しずつ自分の「まち」になっていく。
瞬一がどうなっていくかはわからないけど、明るい未来を感じさせられるラストだった。
「まち」という題名だけど根底にあるのは「ひと」だな、と当たり前なことを思った。

作者の文章のリズムにすっかりハマってしまった。

爽やかな気持ちになりたい人へ
ちょっと生活していて落ち込むことがある人へ

お勧めです。
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No.10:
(4pt)

『ひと』より最後まで丁寧に書かれていてよかった。

『ひと』が最初から途中まではよかったのに、終盤はちょっと雑に「あれ?これで終わり?」という感じだったので、続きが読みたいと思って読みました。
続きではなかったのは残念。
また主人公が『ひと』同様良い人過ぎることも残念でしたが、『ひと』よりも最後まで丁寧に書かれていたので読んでよかったなぁと思いました。
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No.9:
(5pt)

この作品もよい。

「ひと」に続き、この作品も読んでよかった。両作品とも自分の心の中にすっと入ってきて、
とても大切な読書時間をもらいました。
作品の根底に流れる、淡々としてそれでいて優しい雰囲気が自分に合っているなぁと感じます。
早く次の作品も読みたいです。
まちAmazon書評・レビュー:まちより
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No.8:
(1pt)

本が新品ではない。

新品購入したはずですが、梱包はされておらず本が部分的に折れていました。
まちAmazon書評・レビュー:まちより
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No.7:
(1pt)

とっても汚い。

本が汚すぎて読む気になれない位でした。
まちAmazon書評・レビュー:まちより
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No.6:
(3pt)

初めての作家

初めての作家の初めての作品を読了。群馬の田舎から東京都にでてきて、引越のアルバイトをしながら、荒川の近くのアパートにすむ背の高い青年の日常を描く。大きな事件もなく、ビックリするほど普通の生活を描いているが、読者を飽きさせず、読み終わると良い心地になった。
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No.5:
(3pt)

どこまでも真っ当な感じが好き

「自分がしたい事は何か」「自分が好きな事は何か」をきっちり弁えてるトコが何とも好きだ
「なんで僕が」が発生する隙がない真っ当さと善良さと平熱低い前向きさが好ましい
自分の為には超えられない恐怖を、自分より弱い誰かの為になら当たり前に超えてしまう
「僕だって怖いんだ」の隙がない
自分は「善人」のお話は割と「けっ」という方向に読んでしまうタチなんだが、小野寺氏の書く、ちゃんと生活して、どこまでも真っ当な世界はすんなり入って行ける
大変楽しく読みました
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B081SFM55H
No.4:
(4pt)

身近な人を守る

決してテクニックや構成で読ませる内容ではないのだけど、なぜか平凡でありながらも引き付けられる。
人間関係や街の様子が丁寧に描かれているし、特別な才能を持った人達ではない登場人物達ではあるがそれぞれの人生が垣間見れるのが魅力のひとつ。
砂町銀座商店街が少し絡んでくるけど、この手の別の作品なんだけど、著者の作品の中で少しつながってくる感じも良い。
主人公の平凡さが逆に味わい深い。
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No.3:
(5pt)

ひと、そしてまち

『ひと』に続いて『まち』。『ひと』は表題にすべてが凝縮されていると書きましたが、では『まち』もそうかというと、さすがにそんなことはありませんでした。むしろ、ひとにまちが加わったと書けばいいのでしょうか。

主人公の住むまちや、周囲の風景が丁寧に書かれていて、表題負けしないようにがんばっているなという印象です。

「本の雑誌」に書評家の北上次郎が、「筧ハイツ」や「砂町銀座商店街」の「おかずの田野倉」が共通して出てくるところから、筧ハイツサーガ、あるいは砂町銀座商店街サーガになるのではないかと書いていましたが、そうなるとおもしろいですね。この作家の他の作品にも筧ハイツや砂町銀座が出てくるそうですし。

『ひと』のときは体言止めが多くて、少しうるさいという印象でしたが、本作ではそのようなことはありませんでした。読後感の爽やかないい本でした。
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No.2:
(5pt)

過去と向き合い何を幸せと感じるのか

本屋大賞二位の「ひと」も良いのですが、本作「まち」が好きです。
表紙が似ているので2冊並べてディスプレイしました。
まず、歩荷という職業に感動しました。前作で出たコロッケ屋さんが再びほっこりさせてくれます。
活字がでかいので1時間半くらいで読めると思います。
私は、作者のにわかファンなので浅薄な読みしかできませんが、文体が気に入っています。一文がめちゃくちゃ短いです。若い人が見たらどう感じるかわかりませんが、こんなふうにしゃべったり考えたりするの人もいるのかな?と。
自分が生きた二十代とは全く違う若者の姿が描き出され、新鮮です。
映画を見に行くひまもなく、生活に追われて感覚が麻痺している人はとりあえず読んでおきましょう。日々の生活に疲れたガッサガサの心に潤いをありがとうございます。自分の過去と向き合い、何を幸せと感じるのか、考えさせられました。
今後、ひらがな2文字タイトルが出たら、速攻読みます!ひらがな2文字タイトルシリーズ化することを祈りつつ。
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No.1:
(5pt)

ありがとうを言っちゃいけないときなんてない

本屋大賞二位後の『ひと』レビューに豆鉄砲くらっちゃうんだけど、良くも悪くも注目されるってこういうことなんだなあ。これ以前のは全然だから本当にアカラサマ過ぎ。
まあそれはともかく、小野寺さん四冊目、基本的にひとの延長てか、なんならパートⅡでもってか。大岡越前か水戸黄門級の勧善懲悪で、この世知辛い現代にあってそんなやつぁいねえ性善説な登場人物だらけ、人生とっくに折り返してる者にはもはやフェアリーテールに思えるのもデジャヴで。
でも、それがいい、てか許されるのってこの作家さまの徳じゃなかろうか。多分イロイロ「甘さ」が目につくのもなんかわかるんだが、それを瞑れるかどうかなんじゃ?
なんてな。
ただ、思うのは、これはジブンには見えなかったTOKYOで、禁じ手のもしが許されるならば、今いる場所にはない安らぎを信じられるし、読み終える頃にはもうなぜジブンはこのTOKYOの住人ではないことに哀しくすらなっていた。
フィクションに求める圧倒的な「ここではないどこかに」連れて行かれる感の、著しい絶無、ってもう何語だかわからんが、この泣いても許してくれるような優しい世界観(ぺこぱかw)が、もうホントに尊いな。笑われてもいいけど、いろんな理不尽に疲れてるひとならわかるかも?
登場人物たちがまあ若干一名除きほぼ真っ当な善良びとなんですけどね、そういう優しさを許容するひとたちに優しくされたいとか、あるいは交わりたいでもそれはなくて、『こういうあたたかい気持ちを他人に対して自分も持ちたい』んだな、ウン。なんかまあ前提として今現在できてないから情けないこと頻りなんだけど。
ダメなひとはとことんダメでしょうが、主人公の祖父が自身でなく他人の良いところを素直に見てそういう者になるよう孫にさらっと言う(諭す、とかでは絶対ない)のを聞いて、その孫はそんな祖父のような人間になりたいと思う。この儒教みたいな?連関をもううつくしいとしか思えないジブンは、たぶんもろもろ弱っているからだ。
それでもいいんだからしょうがないや、だってじいちゃんが故郷から都下に孫の生活物見にきて、とる食事がコンビニおにぎりにもやしそば。三ツ星レストランでも高級料亭でもないんだよ、最高か。で、スカイツリーはのぼるんじゃなく、遠くより臨むものっていう孫と同調するじいちゃん。小津か。笠智衆でしかもう再生されん。逆の意味でリアリティねえwいや、地続きすぎてこれぞホントに必要な親近感よね。
小野寺さんの既読本に共通するのが、この心地よい背伸び要らずなんだと思う。気負う必要がまったくない、スラスラ読めるが文字通りの賛意になる珍しい例かも(褒めてるんです)。
ちょっとバレになるけど、ラストにニヤリとする総菜店がでるあたりも『ひと』との兄弟本なんだろうし、登場なかった「室屋」が主役の未読本もあるみたいで、今後の愉しみが増えました。タイトルに引用させていただいた一文が本当に沁みたので、自分も衒いなく言いたい、読ませていただき、ありがとうございました。読むことができて、本当に良かった。(新型肺炎渦中記す)
まちAmazon書評・レビュー:まちより
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