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オール・ノット
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オール・ノットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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初めの試食販売の不思議な魅力に引き込まれたけれど、途中なんとなく読み進めるのが退屈に感じました。登場人物と時代が多岐に渡る壮大なストーリーです。主人公の真央が四葉に世話になっておきながら、恩を返さないところがモヤモヤしました。それを苦学生の後輩にリレーする物語なのかも知れないけれど。山戸家の人々は、育ちが良いから無償の施しを他人にできるのか?四葉は地味ながらも、とてもパワーがあり、生命力の強い女性で羨ましく感じました。山戸家の雰囲気や、古き良き時代、横浜の風景がありありと思い浮かべる事ができで、私も懐かしいような気持ちになりました。半分くらいから引き込まれて一気に読みしました。おすすめです。 | ||||
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かつて栄華を誇った山戸家の「みつば」「一葉」「四葉」の3代にわたる女性たちと、「四葉」に出会った苦学生「宮本真央」を軸とした物語です。 章ごとに、時代が異なり、中心として描かれる人物も異なるので、長い年代にわたる、とても大きな物語を読んだ満足感があります。著者は、数多くの登場人物の人物像を明確に描き分け、時を経て絡まり合う人間関係を描いたストーリーを見事にハンドリングしているので、惹きこまれて息を詰めて読んでしまいます。 ただ、読後感としては「どうかなあ」という感じが否めません。四葉さんの人柄、生き方は共感できるものの、他の主要な登場人物たちは好きになれませんでした。みんなそれぞれに、厳しい人生を自分なりに一所懸命生きているのですが、応援したい気持ちが湧いてきません。 とてもしっかりと構成された、著者の実力を感じさせる本であり、読む価値は十分にあると思いますが、私の場合は、人にお薦めしたくなる本とは言えませんでした。 | ||||
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非正規、ジェンダー、親ガチャ、奨学金返済、性被害告発、人口減少、円安。90年代〜現代〜近未来の社会問題をふんだんに盛り込みつつも、娯楽性を失わず最後まで読み手を惹きつける。柚木麻子さんはこういう作品がとても上手だと思いました。 とりわけラストが良かったです。上質なミステリーを味わった後のような、切なくもさっぱりした読後感。四葉さんの生き方はある意味、誰よりもロックなんですよね。 | ||||
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苦学生の真央さんが、山戸四葉さんとの出会いから、山戸家を取り巻く心温まる女性達との絆を作りつつ、強く生き抜いていく物語です。 舞さんのくだり、山戸家は本当に格好良かったです。そしてミャーコさんの自分の体験を惜しげなく他者に教えちゃうサービス精神。ミャーコさんがこの物語を本当に明るくしてくれます。私もミャーコさんのような友人が欲しくなりました。 「人間関係とか情報って一番大事な資源じゃないですか?」そんな近未来を生き抜く示唆に富む、心温まる素敵な物語です。 まさかの結末にも、ビーフティーのような温かさに包まれます。 | ||||
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よめない展開とテンポの良さに引き込まれ一気読みしました。 柚木作品で過去一番だと思います。 物語は、重層構造で折り重なっていますが、メインストーリーがしっかりしているのでストレスなく着いて行けます。 『ランチのアッコちゃん』で体験した、全面ハッピーな物語を想像して読み始めますが、中盤から重たい展開になり、良い意味で期待を裏切られます。 登場する個性豊かなキャラクターは、ほとんどが良い人で言葉に励まされることしばし。 「このお金は、失敗するチャンスに使って」は重たい言葉だ。 最後は、涙して感動して終わり。 面白くて満足しました。 | ||||
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