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ママはきみを殺したかもしれない



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【この小説が収録されている参考書籍】
ママはきみを殺したかもしれない

ママはきみを殺したかもしれないの評価: 3.71/5点 レビュー 7件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

期待してただけに残念…

樋口さんが一般文芸作品を、という事で楽しみにしていましたが、正直言って楽しめませんでした。

まず、主人公の美汐にまったく共感できなかった。これは子どもがいるいないは関係ない気がします。「いいママ」に縛られている様をまざまざと書きたかったのかもしれないけど、美汐の異常さは大げさすぎてついていけなかった…。でも世の中には美汐みたいな育て方になっちゃう方たくさんいると思うんですよね。それをなんだか「こんなママは痛いです!」みたいな例えにされているようでもやもやすると言うか…。途中出てきた自然派ママも、痛いんだけど、それを「こういうママいるよねー笑」って読んじゃうのもどうなんだ?ってなって…なんかもやもや。正解不正解は置いといて、みんな子どものためを思ってやってる人もいると思うのでそれを共通悪みたいな見せ方せんでも…と、なってしまいました。(私の読解力がないだけかも…)ママあるあるなだけで、頑張ってるママ達に寄り添えているのかと言うとそうでもない。

それなら、美汐が大人の記憶のまま子ども時代に戻って、美汐の母親と対峙してそこでいろいろ気づいてくれた方がよっぽど平和なのでは…と考えてしまいました。

次に一般文芸書かれても読まないかもです。
ママはきみを殺したかもしれないAmazon書評・レビュー:ママはきみを殺したかもしれないより
4344040783
No.1:
(1pt)

使い古されたテーマと既視感のあるエピソード

BLで根強いファンを獲得している作家の一般文芸デビュー作。
あえてジャンル分けするならイヤミス+ヒューマンドラマ+感動系だろうか?自分もBL小説を嗜むが、読書量では一般文芸のほうが圧倒的に多い。
特に湊かなえ・柚木麻子・まさきとしか・櫛木理宇などを愛読している。

上記イヤミス代表格の女性作家の著作と、使い古された感のある「毒親」テーマ。
正直目新しさはない。
主人公の母親としての葛藤も良く言えばリアルだが、悪く言えばどこかで見聞きしたような、手垢の付いた焼き直しで真に迫ってこなかった。

夫の鈍感さや無理解に苛立ち、ママ友マウントにモヤモヤし、子供の発育の遅さに落ち込み……育児経験者なら誰しも経験する、既視感ありありなエピソードが並べられてるので、そういう意味での共感の獲得は容易いだろうが、「多分こうなってこーゆーふうに落ち着くんだろうなあ……」とぼんやり予期していた通りの予定調和の結末に至り、得るものは少なかった。

普段BLしか読まない、子育て経験のある主婦なら感動できるのかも。
ママはきみを殺したかもしれないAmazon書評・レビュー:ママはきみを殺したかもしれないより
4344040783

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