嘘つきなふたり



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初公開日(参考)2022年11月
分類

長編小説

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嘘つきなふたり

2022年11月11日 嘘つきなふたり

『私が先生を殺したの』 “正解を選ぶだけの人生”からの逃避行がはじまる 誰か教えてほしい 恋愛や親友の定義を、人生の模範解答を―― 親元から離れ寮で生活する19歳・朝日光は、小学校の同級生だった長谷川琴葉と偶然再会する。 当時の担任が川に転落したニュースが飛び込んできて動揺していると、 琴葉が「私が先生を殺したの」と告白、そのうえ一緒に逃げてほしいと言う。 しかし光は先生を殺した犯人は琴葉ではないと確信していた。なぜなら――。 互いに秘密を抱えながら、ふたりは小学校の修学旅行先だった京都に向かう。 『愛されなくても別に』の著者が描く、愛と友情と嘘だらけの衝撃作!(「BOOK」データベースより)




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嘘つきなふたりの総合評価:9.00/10点レビュー 2件。-ランク


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No.2:
(5pt)

ミステリー的要素が物語に変化を与えている

主人公は2人の女性。語り手であり、「東大に入って弁護士になってほしい」という母親の願いに従順に生きる光(19歳)と、その小学校のときの友人・琴葉(18歳)。2人は、小学校6年の修学旅行の直前に琴葉が母親の都合で転校してから音信不通だったが、19歳の夏に偶然再会した。その2人が修学旅行のコースをなぞる形で2泊3日の京都旅行をするというのが物語の縦糸で、そこに小学校時代の担任教師・中野の死が絡まり、その真相をラスト近くまで伏せるというミステリー的要素が変化を与えている。最後まで飽きずに読め、温かな読後感に包まれる佳作だ。
最も中心的なテーマは、親からの呪縛によって自ら考え自らの道を選ぶことを半ば放棄していた光が、琴葉との旅を通じてどんな気づきを得るか、という点にあると思う。琴葉は光とは対照的に、授業中に教室を抜け出したりする奔放な面のある女性だが、やはり家庭の事情を背景に屈折したものを抱えていた。再会によって、クラスメイトだった10年前からこれまでの歩みを、それぞれに振り返りながら今の自分を見つめ直す仕掛けとなっている。
それにしても、家族(特に母親)に翻弄されてきた女性同士の友情というモチーフが、特に女性作家の作品に目立つ。千早茜『ひきなみ』、一穂ミチ『光のとこにいてね』、そして本作。家族とのしがらみという面は薄いものの、綿矢りさの名作『生のみ生のままで』にも通じるところがある。これらの作品にもう一つ共通するのは、2人の女性が一定期間の空白を経て再会を果たし、さらに強い絆で結ばれることだ。それぞれが違う道を歩みつつも、心のどこかに相手の存在を残していたり、2人の思い出を支えにしていたことが生きる糧になってきたのだろうし、だからこそ会えなかった間の空白を埋める作業が双方にとって大切なのだと思う。
嘘つきなふたりAmazon書評・レビュー:嘘つきなふたりより
4041130964
No.1:
(4pt)

「嘘」から「本当」がわかった時、確かなものが出来る物語

嘘から始まった二人の旅。
惹きつけあるテーマとわかりやすいストーリーテラーは秀逸。故に簡略すぎてもう少し込んだ伏線があると面白かったかもしれない。
嘘のタチは悪いがそこには友情と自身で選択した人生に繋がった様に感じる。
秘密から嘘に縛られ全てが明らかになった時
はじめて悟るそんな物語。
嘘つきなふたりAmazon書評・レビュー:嘘つきなふたりより
4041130964



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