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罪の境界



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【この小説が収録されている参考書籍】
罪の境界

罪の境界の評価: 4.30/5点 レビュー 20件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.30pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全20件 1~20 1/1ページ
No.20:
(5pt)

フィクションだけどリアル

薬丸岳さんの著書は非常に読みやすく、そして展開の店舗が良い。
今回も裏切ることなく、ほぼ2日で読み切った。

この小説のヒントになったのはあの、新幹線での無差別殺傷事件。その犯人の非常識かつ横暴な物言いに日本中が驚き不快感を持ったのだが、その犯人の背景をうまく展開している。

そして、最近のさまざまな痛ましい事件がこの小説のテーマによりリアリティを感じさせてくれる。

この世の中に生まれた一人の人間は信じられないような共謀な事件を犯す可能性はあるのだが、その背景にはきっとなにかそうさせたことがあるはずだ、という著者の思いが少しほっとさせてくれる。

いくつかの薬丸氏の著書の中でも、私は一番好きな小説となった。
罪の境界Amazon書評・レビュー:罪の境界より
4344040139
No.19:
(4pt)

ほっとした

この話はハッピーエンドなのかとずっと気にして読んだ。あまりにも犯罪被害者側に不利な展開が多いので。読み終えた時には少し安心。
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No.18:
(5pt)

早い対応

発送が早く、本もきれいな状態でした。
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No.17:
(5pt)

人生の生きるための希望

色々な不幸のある人物たちと全く非のない人の不幸が事件で繋がれて、人生の不幸と人の心の模様が複雑に表現されて、人の生きるための希望は、小さな幸せなのかなと思わせる。
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No.16:
(4pt)

虐待あるあるエピソードが満載で元気吸われる

登場人物、親から虐待されてる人多すぎ、家庭に問題ある人多すぎで、虐待あるあるエピソード満載、ちょっと虐待自慢合戦。
事件を追う中で、不幸比べを繰り広げていくので、読んでる方は元気無くなります

犯人の親、途中まで良い人そうだったのに、
何故虐待してしまうに至ったのかが、良くわからず

そして、最後の方に登場するが、ずっとあなたのこと陰で見守ってたのよ的な

そして犯人、動揺と

おーっと みんな
どうした どうした?となって、読み終わりました

虐待もヤケクソ通り魔事件も、怖いよねって
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No.15:
(2pt)

わざとらしい纏まり方

薬丸岳さんは、天使のナイフから
全て読んでいますし、ファンです。
これは、無理があるなあと。
私は彼の作品の中では、最下位ぐらいの点数です。
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No.14:
(3pt)

勧善懲悪的

読んでおもしろいけど、育ちのいい人が書いた、事件がなければ交わることがない育ちの悪い人と育ちのいい人の関わりを描いた物語。
世の中極悪人はいない、みんな必死で生きていることを伝えたいならいいけど、犯罪を通した加害者、被害者の想いを主題にしているなら内容がチープすぎる。
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No.13:
(5pt)

その一線を越えるな。

無差別通り魔事件。
加害者の足跡をたどると、そこにはネグレクトがあった。
フラッシュバックに苦しむ被害者A。
「約束は守った…伝えてほしい…」との言葉を残して、身代わりになった被害者Bの足跡をたどる。
被害者は苦しみつつも再生の道を歩き始める。
殺めたことをネグレクトのせいにする加害者。
どんな環境のせいであろうとも、人は一線を越えてはならない。
本書は”罪の境界を越えるな”と叫ぶ。
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No.12:
(2pt)

話の展開が不自然で薄い※ネタバレなし

テレビで話題になっていたので、ずっと読みたかった本です。知らない作家だったので、図書館で代表作「告解」を借りて、面白くて2日で一気読み&大号泣したのを覚えています。こちらの作品は同じ作家?って思う程、内容が薄っぺらいです。主人公が事故にあって、自分を助けてくれた恩人の過去を辿ることになるのですが、都合よくその恩人のことを知っている人が沢山現れます。(これはライターが犯人の過去を辿る際にも同じことがいえる。)どう考えても不自然です。そしてこれだけの長編の果てには…何もない。犯人が事件を起こした理由の動機になったきっかけがあるのですが、無理やりハッピーエンドを捩じ込んできたように見えてなりません。設定自体が重い話だから仕方がないのですが、それでも告解読後の爽快感というか、全てが良い意味で昇華され、前を向けるようなそういった読後感は皆無です。
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No.11:
(4pt)

人それぞれの思いがある

犯罪者でも、人間で子供だったんだなぁと、万人が尊重される権利はあるんだと、感じました
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No.10:
(5pt)

境界線

夫々の背景があり、人生が変っていく。
殺人者を作ってしまった環境と生みの親に罪はあるが、題名にある境界線を越えてしまった殺人者に救いは来るのか?登場人物の過去と未来を掘り下げて、よく描かれていると思います。
とても面白かったです、
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No.9:
(5pt)

タイトルの意味が奥深い

ミステリーながら、通り魔無差別殺傷事件の謎解きではなく、事件関係者の心理状況やその事件の背景にあるものが物語の主題。

被害者女性が命を救ってもらった男性の遺言の真意を探ることで、必死に前を向いていこうとする姿と、負の連鎖を断ち切れず事件をおこした加害者の過去を取材するライターの様子が主に描かれる。

普通なら想像も出来ないような被害者・加害者達の心情や葛藤を、出来る限り推し量ろうとした社会派ミステリーでした。
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No.8:
(5pt)

残忍な事件の最期の一線を思いとどまらせる「罪の境界」とは何か

渋谷スクランブル交差点で起きた無差別殺人事件を巡るミステリ小説。

事件の被害者で重症を負った浜村明香里、明香里の恋人で大手出版社勤務の東原航平、そして犯人の小野寺と同じように母親から虐待され施設で育ったライターの溝口省吾、この3人の視点で物語は展開されていく。

襲われていた明香里を助けて死亡した飯山晃弘が死の間際に残した言葉を噛み締めながら、その責任に苛まれるとともに事件の恐怖が消えず、家に引きこもったりお酒に逃げたりして家族にも八つ当たりをして苛立つ明香里の心理描写が丁寧に描かれていて引き込まれた。

また、明香里が飯山晃弘の最期の言葉を伝える相手を探しながら、自らも事件と向き合っていく姿には胸を打たれた。

幼少期から虐待され続けたからといって、見ず知らずの誰かに危害を加えていいわけはないが、それでも残忍な事件は起こる。

そんな最期の一線を思いとどまらせる何かがあるのではないか。それが本書のタイトルにもなっている「罪の境界」という言葉。

境界を越えてそちら側にいくかどうかを踏みとどまらせたものは何だったのか、終盤の裁判の場面は考えさせられる内容だった。
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No.7:
(5pt)

そうか、そうきたか

すみません、作者存じ上げないし、たまたまラジオで紹介されて気になって読み始めてあっという間に読了。なかなか進まない展開とどんどん薄くなる残りページに不安がよぎりながらも納得のエンディングにやられたというよりもいいものを読ませていただいたという感謝の念が湧きました。おすすめです。
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No.6:
(4pt)

まるで映画を観ている様

私はこよなく映画が好きである。
罪の境界は2つの物語りが平行に表現自体が映像を伴って進行するのは流石薬丸岳ならである。
同性の男立場から母から愛されたいと言う心理は変わらない普遍的なテ-マです。
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No.5:
(5pt)

読みやすい

今回も、薬丸先生の人物表現が素晴らしく、先が気になり、集中して読みました。こちらは、被害者と加害者の両方を描いていて、それぞれの視点から事件の原因を考えることができます。

 子供は、お母さんが大好きなんだと改めて思いました。どうか、すべてのお母さんが子供を愛してくれますように、愛されて育った子供は、また、愛を受け継いで、子供を愛することができるのですから。
 
 私も愛されて育てられたのかもしれないと気づくことができました。
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No.4:
(4pt)

気になります

無期懲役刑の小野寺と、母にも、何か、救われる結末がほしいと思ってしまいました。
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No.3:
(4pt)

良作だとは思う

いい作品だとは思います。言い方は悪いですが、都合よく不幸な人が次々と登場してきた感は否めないと思いました。ネタバレを避けたいので、ぼんやりした書き方ですが、主人公たちの決断の有無に好き嫌いはあるかと思います。ただ、良作であることには間違いなく、新年最初の小説としては最高でした。
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No.2:
(5pt)

読者に深く問いかける小説だと思う

重大犯罪をテーマに、加害者側と被害者側の背景や思いを緻密に描いた小説。幾つもの重大事件が頭をよぎったが、それらを参考にしつつ、フィクションとして構想された内容だと思う。

フィクションの場合、謎解きの面白さを出すために、非現実的な設定や細工が生じて、それが残念な気分を引き起こすことも多いが、この小説は、フィクションでありながら、最後まで現実の繊細なレールから外れることなく、緻密に深く物語が紡がれていて見事だと思った。

加害者と被害者、それぞれに背負ってきた人生があり、過酷な人生もあれば、平穏な幸せもある。また、事件で断ち切られた人生や事件後に続く人生もある。この小説では、そのような事件を挟んでの様々な課題や日常的な生活場面も丁寧に描かれている。現実を切り裂くような事件が起きた時、巻き込まれた人々や日本の社会制度がどのように動くのかもリアルに描かれている。

そのようなせめぎあいの中、「罪の境界」が提示される。1つの正しい境界線があるとは限らないであろうが、加害者と被害者の背景を描き切ったところに、境界が提示される。読者に判断を迫っているとも言える。この小説を材料に「罪の境界」を議論することも有意義かもしれない。

数多くの名場面や印象的な場面もあった。大袈裟かもしれないけれど、シェークスピアとも並ぶような名著だと思う。
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4344040139
No.1:
(5pt)

今読むべき本

すごい作品でした。途中何度も涙が溢れて仕方なかった。罪の境界で被害者側と加害者側になってしまうそれぞれの人生、どんなにつらい人生でも罪の境界を超えてはいけない。考えさせられる作品でした。
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