ナヴァロンの要塞
評判
ナヴァロンの要塞の評価:
4.47/5点 レビュー 17件。 C ランク
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全36件 21〜36 2/2ページ
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ナヴァロンの要塞の評価:
4.47/5点 レビュー 17件。 C ランク
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ドイツ軍の誇る難攻不落のナヴァロンの要塞を破壊する、という超困難 (と言うかほとんど不可能) なミッションに挑む、マロリー大尉をはじめとする五人の個性豊かなイギリス軍の男たちの物語。
しかも正面からの攻撃は何度も失敗しているので、今度は、絶対に登攀不可能といわれるナヴァロンの南壁(完全な絶壁)からロッククライミングで登攀して敵地に侵入を試みるというもの。
おまけに、マロリー大尉は極めて有能な指揮官であると同時に世界的な登山家でもあるという設定。
こんな作品なので、これは、ジャック・ヒギンズの「鷲は舞い降りた」とボブ・ラングレーの「北壁の死闘」(いずれも冒険小説の金字塔) を足して2で割ったような傑作に違いないと思った次第。
じっさい読み始めてみると、「この作戦、けっきょく成功しないのでは?」と思わせるくらい、次から次へと想定外の困難や、とうてい克服できそうもない障害が、マロリー以下5名の侵入を妨げる。
襲いかかるピンチの度合いがハンパないので、「このピンチを抜け出せたら奇跡だよ!」と読みながら独り言が出るほど。
とくに要塞警備のドイツ軍に捕まった時など、ハラハラしどおしで、もう駄目かと思いました。
この作品、絶体絶命のピンチに遭遇するたびに、彼らが一体どうやって克服するのかが、読むがわのもっぱらの関心事です。
チームの中に戦死者も出てしまうのだが、チームの面々の特技やらチームワークやら、あるいは二名の現地人の協力やらで、再三にわたってピンチを切り抜けていく。
この冒険小説には推理小説のような要素もあって、「どうしてあの時、あんな想定外のピンチに見舞われたのか?」という疑問が見事に解明される。どうりで絶体絶命のピンチが異常に多かったわけだ。
物語のシチュエーションが第二次世界大戦中の連合軍対ドイツ軍の熾烈な戦いであるだけに、目をそむけたくなるような残酷なシーンも多々あり、戦争の悲惨さに胸が痛んだのも事実だ。ドイツ側もイギリス側も同じ人間なのに、どうして命を奪い合わなければならないのか、と。
あくまでも、秋の夜長を楽しく過ごすための娯楽の読書であり、戦争の悲惨さを再認識するために読んだ分けではないのだが、夢中で読み終わった結果、心に残った印象は、「戦争は無益だ、悲惨だ、残酷だ、もう2度とごめんだ」という言葉に尽きてしまった。
そうは言っても、最初から最後までハラハラドキドキさせる傑作冒険小説であることは間違いないです。