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百花



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【この小説が収録されている参考書籍】
百花
百花 (文春文庫 か 75-5)

百花の評価: 3.98/5点 レビュー 41件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.98pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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未読の方はご注意ください

全41件 41~41 3/3ページ
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No.1:
(4pt)

認知症になった母と息子の物語。

認知症になった母と息子の物語。
母子家庭として育った泉。
母百合子はピアノを教えて生計をたてていた。
百合子は、実家とも縁をたっており、文字通り母子家庭であった。
百合子は泉に父親については全く語らないまま泉は、父を知らず成人した。
同僚の香織との結婚を機に泉は母と別居している。

百合子が認知症の気配を漂わせ始めたころ、泉は多忙で母の話を正面から受け止めることなくやり過ごす。
いよいよ百合子の病が進行、同じころ香織が妊娠し、親になるのだと意識始める泉。
百合子は、泉を放りだして、出奔していた時期がある。

哀しく切ない小説。
記憶を失い、弱っていく母を見つめる泉の心情。
幼いころからの母との思い出が編みこまれるように語られる。

年をとっていくことはなかなか大変で、生きていくということの辛さが、静かな文章の中から浮かび上がってくる。

たぶんドラマか映画になるんだろうなあ。
百合子役は、吉永小百合さん
泉役は、本木君とか西嶋君のイメージかな。
百花Amazon書評・レビュー:百花より
4163910034

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