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(短編集)
父と私の桜尾通り商店街
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父と私の桜尾通り商店街の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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Amazon商品紹介より以下。 違和感を抱えて生きるすべての人へ。不器用な「私たち」の物語。 桜尾通り商店街の外れでパン屋を営む父と、娘の「私」。 うまく立ち回ることがきず、商店街の人々からつまはじきにされていた二人だが、「私」がコッペパンをサンドイッチにして並べはじめたことで予想外の評判を呼んでしまい……。(「父と私の桜尾通り商店街」) 全国大会を目指すチアリーディングチームのなかで、誰よりも高く飛んだなるみ先輩。かつてのトップで、いまは見る影もないなるみ先輩にはある秘密があった。(「ひょうたんの精」) 平凡な日常は二転三転して驚きの結末へ。 『こちらあみ子』『あひる』『星の子』と、作品を発表するたびに読む者の心をざわめかせ続ける著者の、最新作品集! 収録作品 ・白いセーター ・ルルちゃん ・ひょうたんの精 ・せとのママの誕生日 ・モグラハウスの扉(書き下ろし) ・父と私の桜尾通り商店街 * 最初に疑問に感じたのは、表題作が何故に最後かということ。 最後に分かった気がした。最初からの5編は、日常から異質な世界へいつの間にか入っていっているような、抜け出せない穴にハマってしまっている。 しかし(ネタばれます注意)、最後の表題作で、そこから抜け出せるようなニュアンスでもって、全てが終わる。 鑑みてみれば、最後だけが、これまでとは違った結末なのかもしれない。 作家さんの本をずっと読んできてみれば、暗い要素の持ち味を失うことなく、明るい未来や希望を持てた終わり方だったように思う。 巧い作家さんです。 明るい表紙などの見た目で、反対である暗さ、そのギャップがまたいい味がして、面白い。個性派なので、嫌い、合わないという方も勿論ありでしょうね。 人間だって、好きな人間と嫌いな人間がいます。 一生懸命さが痛々しいというか、見ていられない、でもそこが魅力だと思うと作品に対し、作家さんは振り返りでそう述べています。 誠実で、真っ直ぐなんですよね。危うい場面もしっかりと見ている。 あまり人前に出てきそうにない作家さんでもありますが、マイペースでも、書き続けてほしいです。 | ||||
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それなりに高評価だったので読んでみたのですが、登場人物の行動が不可解で自分には良さが最後まで判りませんでした。 | ||||
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このかたの書く物語は、なぜいつも読み終わった後気持ち悪いと言うか、エグくて不快な気分になるんでしょうか?これは、作品を悪いと思っているのではないです。そういう類の感情を巻き起こす力が、この作者にはあると言う点で、本としては価値があると思っています。 | ||||
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今村夏子さんの作品は、短いものが多く、ちゃんと話を「落として」くれるので、好きです。 次も読みたい、と思わせてくれる作家さん。 | ||||
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最初の短編を読んで、読むのをやめました。好きな人は好きなのかもしれませんが、はっきりした物語の好きな人には向かない気がします。え、だから何?そのエピソードの意味は何なんだと思ってしまってモヤモヤしました。何を伝えたいのかが分からない。続けて読めば感想も変わるかもしれませんが、私には合わなかったです。 | ||||
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人間社会のレプリカ。 | ||||
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いやはや読み放題とはいえ時間のムダでした。よくも出版したもんだ。 | ||||
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短編集です。人の本性が描かれていたり、関わりたくないような人々が出てきます。 自分に降りかかると嫌だけど、少し毒にある感じの人々の話が好きな方は楽しめると思います。 | ||||
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もう、出がらしみたいな作品で、今村夏子終了って感じです。 | ||||
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『こちらあみ子』『あひる』『星の子』『むらさきのスカートの女』と読んできて今村夏子5冊目の本作でしたが、これまで読んできた作品と比較すると、少し物足りなさを感じてしまいました。 ひょっとして今村夏子の才能が枯れてしまった? しかし、実際には本作が執筆されたのは『むらさきのスカートの女』よりも前であることからすると、本作の後に執筆された『むらさきのスカートの女』の完成度の高さからして、才能枯渇説はありえない。 すると、受け取る側の自分が、今村夏子の文体に慣れてしまったことによる新鮮な驚きを失ってしまったのか? それでも文庫に収録されている解説で、著者今村夏子が本書に収録された個々の作品につき、丁寧にインタビューに答えており(このあたり今村夏子の誠実さが見て取れます)、それぞれの作品が生まれた背景事情を知ると、作品一つ一つに愛着のような感情を覚えます。 たとえば、本書冒頭の『白いセーター』。 本書の中では、一番過去の作品に近さを感じる短編(それは『こちらあみ子』『あひる』『むらさきのスカートの女』同様、登場する子どもたちの描かれ方に、共通する子どもらしい残酷さを感じるから)ですが、この作品の主人公は、現在独り身との設定だということ。 作品中、そのような説明はどこにもなく、ただ確かに昔の思い出を語るとの構成になっていることから、それもあり得るかなとは思いましたが、作者の中ではしっかりその設定になっており、だから白いセーターは、かつて婚約者だった人との唯一の思い出の品なのだ、と説明されています。 『せとのママの誕生日』では、手術で摘出した出べそだと言って見せられた際の周りの反応「これ、しいたけだ」には、『あひる』での名セリフ「これは、のりたまじゃない」を思い出し思わず吹き出してしまいます。 「他の人をかいているつもりでも、書き終えたものを読み返したら、いつも同じ人を書いているような気がします。一生懸命さが痛々しいというか、見ていられないです。でもそこが魅力だととも思います」との今村夏子の自己作品に対する振り返りは、まさしく今村夏子作品の魅力を的確に表現していますね。 | ||||
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本好きなわたしとしては、ありえない。帯は破けてる。本は汚れている。これで新品?中古品を送りつけられていると感じた。 | ||||
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届いた時に帯が破れていたのでショックでした。ショックですがこれから読みます | ||||
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難しい言葉も表現もなく…何かが起こりそうで起こらない…その結末の透かし方が絶妙なんだと思います。 | ||||
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短編が7編。 どれも日常のヒトコマを切り取ったような短編だが、冒頭の『白いセーター』から非日常的な逸脱した暗い狂気にアッとなる。 小学生たちが主人公の『モグラハウスの扉』は少しSF的でもあり楽しめた。 | ||||
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本のレビューって、よくわかりません。感想を書くのですか? 商品としては、新品ですから、綺麗ですよね。 内容について言えば、小川洋子寄り。私は好きです。 | ||||
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今村さんの作品には、ちょっと変な人が集結しがちです。人のえぐみや、一途で不器用な人を描かれていることが多いです。 今村さんは仰います。「一生懸命さが痛々しいというか、見ていられないです。でもそこが魅力だとも思います」そうなんですよね。読者はその柔らかさに触れられる今村作品が好きなのだと思います。 | ||||
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好きな方は好きなんだろうな、という感じでした。 独特という表現を使っている方が多く見受けられましたが私には不快という気持ちの方が強かったです。 正直途中から読むのがしんどかったです。 不思議な世界観や読者に結末を考えさせるようなお話は好きですが、その場合登場人物に引き寄せられるものが何かあるものですが、ただただあやふやで何を見せられているんだろうという気持ちになります。わざとこういうスタンスですという押し付けにすら感じました。 タイトルと、表紙に誘われて買った自分に後悔しています。 | ||||
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『むらさきのスカートの女』を読んだ時にも感じた、(だからなんなんだ?)という感覚をこの本でも味わいました。読み終わったからどうこう、という本ではなく、読んでいる過程がとてつもなく面白いんですよね。 この人、なんなんだ? どういう意図をもってこんな行動を? という疑問が浮かぶと、先が気になって読むのをやめられません。『むらさき〜』もそうですが、特にオチがあるわけではないお話だと思います。 不穏な感じがずっと続いていく短編集。でも本当に面白い。 初めてのタイプの作家さんです。目が離せません。 | ||||
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自分セレクトでは今村夏子さんの短編集で1番好きな本です 最初の「白いセーター」から思わず本を閉じたくなりますが これこそがこの作家さんの真骨頂です なんでもかんでも道理や損得勘定で考えがちな自分が これでもかと、めったうちにされていきます 不条理でオチさえも曖昧なのにこのエモーショナルさ また文章の上手さとかとは対局にある筆致ですが 文学というものが持つ力をこれ程までに感じたのも久々です。 | ||||
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短編集なので読みやすいのが良い点。 難しい言葉を使われない作者のため、楽によめる。 ただ、え、オチはなんだったの? と思うような中途半端な終わり方が私は苦手でした。 | ||||
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