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先祖探偵
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先祖探偵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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個人的なことだが、相続の関係で戸籍について勉強した事があった。 日本独自のものであり、家族制度をよりつよくしている。 本作は戸籍に纏わる物語といってもよい。 | ||||
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作者は弁護士であり、巻末に難しそうな参考文献が列挙。また各話の題名に「戸籍」という文字が並ぶため、法律の知識が頻出するお硬い小説であり、知識に引き摺られた情報小説、ないしはお仕事小説かと思いきや、全くそうではなかった。この短編集は、人間の喜怒哀楽がしっかりと描かれた「物語」群だ。各話に派手さはないのだが、全編に抒情が溢れ、読んでいる間ずっと心地よい気持ちに浸っていられる。それを支えているのはおそらく文章力だ。さらりと的確にディテールを描き、一瞬たりとも澱むことなく話が進んでいく。時折描写される、孤独を愛し内気な主人公の人となりは、作者のそれだろう。おそらく作者は法律家になる前、子供のころから、人が動き、笑い、泣く「物語」をとことん愛する読書家だったのだ。作者のとてつもなく広い精神世界を垣間見ることのできる逸品だ。 | ||||
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面白かったです | ||||
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本は綺麗な状態で、気分良く読了しました。 派手さはないけど、日本のある問題を取り上げて考えさせてくれる作品です。 | ||||
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デビュー作だったか「元彼の遺言状」は、息子が貸してくれた。ストーリーや謎解きもしっかりしていて、無駄なく論理的に進められていてうまいなあと思った。勝手に男性と思い込んでいたのだが、女性にしかわからないような部分の描写が事細やかで??。読み終わって、男性と知って驚いた。ところが、今回の「先祖探偵」はうって変わって、ストーリーの枝葉となる部分の描写が巧みで、とても同一作家の作品とは思えなかった。弁護士兼医師、頭のいい人は上達(失礼な表現だが)が早いのだなあと感心した。 | ||||
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登場人物が食事をするたびに挿入される食レポ的な記述がいちいち煩わしい。人物像に深みを与えるわけでも作品の世界観を補強するわけでもない単なる料理の説明を丹念に描き続ける作者の意図がわからず困惑した。 | ||||
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この著者に言えることは、この着眼点だと思います。 デビュー作の「元カレの遺言状」もそうですが、アウトラインで読みたいと思えます。 個人的にも法律に関係する仕事をしてるので、いつも興味深く読ませてもらっています。 また、ストーリーも凝っていて面白いです。 今後の彼女の作品が楽しみです。 | ||||
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他の作品の方が有名なのかもしれませんが、私はこの作品好きです。 | ||||
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言葉の一つひとつ折なしながら 膨らませながら読み進めていきました♪ 次に逢える本 | ||||
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戸籍を素材とするのは珍しいと思いました。ストーリーもなかなか面白かったです。5話の結末はちょっと驚きました。 | ||||
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デビュー作は短文による紹介を読んだときは興味を惹かれなかったので読まなかったのですが、戸籍を調査するという内容に惹かれて読みました。 自分もある時家系図を作ろうと思い立ち古い戸籍を辿ったことがあるのが関心を持った理由です。 「探偵」とありますが、探偵業法に定められている探偵ではないということは作中(P147)で触れられています。 調べてみると探偵は戸籍を調べることもあるでしょうが特定の人(存命の人)に関する調査を行うものとされています。この作品のヒロインはこの世にいない人の戸籍を調べます。 余談ですが故稲見一良さんに「猟犬探偵」という作品がありますが、それも正式の呼称でなくて通称であるということになります。 著者は東大法学部卒の現役の弁護士でいらっしゃるとのこと、さすが文章にもおかしなところはなくよく調べて書かれています。 ただ一箇所読んでいて引っかかったのはクライアントの言葉で「戸籍謄本もそのまま残っているようです」とある箇所(P9)ですが、戸籍謄本というのは戸籍の写しであって、役所から交付される文書です。しかしその後のヒロインの言葉に「残念ですが、ひいおじい様はすでに他界されている可能性が高いように思います。死亡届が出されない限り、戸籍は残り続けます。(後略)」(P147)とありますので、ここは多分素人が使いそうな表現として敢えて書いているのだろうと思います。 そういう職業があるのかどうか寡聞にして知らないのですが、顧問弁護士がいるという記述もあるのでそこそこ仕事があって利益も出ているという設定なのかなと思います。 「キミンは戸籍を取れないが、キジならとれる(後略)」(P280) 棄民の子供は戸籍を取れないが、棄民が捨てた子供なら戸籍をとれるのだ。(P281) という箇所にはなるほどと思いました。 四話までが連載されたもので第五話は書き下ろしとのことですが、よく調べて色々なテーマをよく盛り込んであると思います。遡って過去の作品も読んでみようかなと思いました。 続編を望む声もあるようですが、ヒロインはこの仕事を始めた動機となった問題をすでに解決してしまいました。 前作のようなシリーズにするには何か新しい工夫が必要かもしれません。 | ||||
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読みやすいし面白いです。今1番のオススメの本かも。続編だしてほしいです。 | ||||
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「元カレ」を超える傑作。 序~中盤まで、新川氏、今なぜこのテーマなのか。と強い疑念。 大コケを予感させたが、終盤、最終盤で一挙逆転。 表現や構成にヌルいところもないではないが見事な作品。 神は細部に宿る。とは限らない。 本作テーマは、棄児>棄民。 母の愛。そして日本国の非情を暴く。 | ||||
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面白かったが2か所、誤字がありました。 | ||||
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とても楽しみながら読めました。早く続編が読みたいです。 | ||||
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ストーリー・文書ともとてもよく、一気に通読することができます。また、ストーリー展開の中で、一般にはなじみが薄い戸籍や戸籍調査について平易に書かれていて、これらに関する入門書としても使える良い内容だと思います。ただ今後訂正されるとは思いますが、第一刷では、後半に2か所、登場人物の名に校正ミスがあるのが残念です。 | ||||
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好みによるだろうけど、先祖探偵と銘打つからには、先祖探偵ならでのノウハウにこだわって欲しかった。 戸籍、住民票、現地での情報収集に加えて、戸籍のトリックみたいなものも十分に書かれているのだけれども、霊媒師の件は不要かな。先祖探偵のリアリティに水を差しているかんじ。 | ||||
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生き別れた親を探すという目的からスタートして、無戸籍問題の方に踏み入るとは思わなかった 出生届が出せない事情はある程度想像がつくが「棄民」の方に思いを致した事は今までこれっぽっちもなかった。その手のノンフィクション読んでみようと興味の幅が広がった これもシリーズに出来そうだし、いい感じに実績積上げてる感じ ぐんぐん行って欲しい 楽しく読みました | ||||
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先祖を探す=戸籍を遡る、ということらしい。ヒロインの探偵は、依頼者の先祖を探し出す。依頼者の事情は様々だし、探す理由もまちまちだ。自分の先祖が高名な武将につながっていてほしい、といったお気楽なものもある。しかし、もっと切実な問題に直面している場合もある。戸籍がはっきりしない、または存在しない、という人たちだ。そういう人がいることは知っていたが、戸籍がないとどんな不都合があるのか、ということがこの本を読んでわかった。こうした問題を抱える人々には、あまりスッポットライトが当たらなかった。ヒロイン自身が養護施設で育ち、自分の生い立ちがよく分からないという設定もストーリーに奥行きを作っている。 それにしても、文章表現が格段に上達したと感じた。多少「?」と感じる部分もないではないが、これだけ書ければいずれは何かの賞を取るところまでいくかもしれない。そして、食べ物の描写が多くなった思った。もしかして編集者からのアドバイスがあったのかもしれない。これからが楽しみな作家になった。 | ||||
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この本はジャンルは何になるんだろう。文芸? 退屈で盛り上がりがなく淡々と続くストーリーに飽きて疲れて、頑張って半分ほど読んで挫折。元彼の遺言状が一番面白かった。だんだん、面白味が薄れていってる。 | ||||
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