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天の光



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【この小説が収録されている参考書籍】
天の光 (徳間時代小説文庫)

天の光の評価: 3.81/5点 レビュー 16件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.81pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(5pt)

心に残る作品

いい話だった。仏とは何か、人への慈悲とは何か、が少しわかった気がした。清三郎が仏像を悩みながら彫る心境がなかなか良かった。葉室麟作品としては、心に残る作品だった。
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No.15:
(4pt)

読後感

仏性について色々な事象を垣間見させていただきながら、教えていただきました。ありがとうございます。
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No.14:
(4pt)

満足です

予想以上にきれいで、包装も丁寧で素晴らしいです。
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No.13:
(5pt)

改めて仏像を思う

小説にこれほど仏道に誘う力がある事に感銘した。同時に葉室麟氏の心の深さに感動しました。
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No.12:
(5pt)

やっぱり、一気に読みました。

途中でやめられず、やっぱり一気に読みました。
主人公の男性が命を懸けて女性を守る様が、夢があって素晴らしいです。
女性のやむにやまれぬ、せつない気持ちも、読ませてくれます。
楽しめました。
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No.11:
(5pt)

熊本にゆかりのある全ての方へ

"本編に登場するおおかたの人達は、今はこの世にない。思い起こせば、かの人々のえも言えぬ優しい眼差しに慰撫されて、立ち上がれない膝を立て、不自由な指を伸ばして書き継いできたと思う。"1972年発表の本書は『苦海浄土』全三部作の完結編、患者自主交流派の1年9ヶ月に及ぶチッソ東京本社座り込みに同行して著された、運動の頂点の輝きにおいて書かれた作品。

個人的には三部作のうち、一部『苦海浄土』二部『神々の村』。水俣の村から熊本市、大阪での株主総会への巡礼を経て、ついに舞台は東京へ。と、まるで著者の歩みに自分を重ねるように読み始めました。

さて、そんな本書は環境庁(原 環境省)発足の1971年、12月。故郷水俣を脱出、離脱し、川本輝夫ら新認定患者たちを主体とする患者自主交流派により始まった東京駅前、チッソ東京本社座り込み(占拠)に同行した著者が、その様子を旧約聖書のモーセが、虐げられていたユダヤ人を率いてエジプトから脱出する物語『出エジプト記』に重ねて描写する一章から始まり【勝訴するまでの1年9ヶ月の『闘争』の様子】を歳月がすぎて最後に完成した二部『神々の村』とは明らかに違う熱量をもって【工場からの露骨な拒否や嫌がらせ、市民の患者への差別、警官の強制排除と孤立させられながらも】団結し、社長と直談判する様子が一文一答、生々しく描かれているわけですが。

加害者であるチッソ側の不誠実さ、デタラメさに対する憤りについては一部『苦海浄土』二部『神々の村』の感想でも何度も書いたのでさておき。本作、第三部から登場する、銀行からではなく『チッソ生え抜きの人』として、座り込みが始まった1971年に社長に就任した嶋田健一。患者の激しい言葉と向き合い続ける彼。『会社人』として発言しつつ、遺されたメモからは『自然人』つまり一個人としては会社が潰れても患者に充分な補償をすべし。と内面は考えていた事を知って【一個人の良心が社長として会社を背負う立場に潰されていた】ことを知ってやるせない気持ちになりました。

また全三部を読み終えて。学校の授業で習うも記憶の片隅で風化していた【水俣病自体を調べ直したり】著者の影響を受けて水俣に移り住んだ舞台俳優の砂田明が役者仲間から『水俣に寄生している』と厳しい非難も浴びながらも『苦海浄土』を原作、脚色を加えた上で【ひとり芝居『天の魚』として死去するまで556回にわたり公演】2006年に弟子の川島宏和が引き継ぎ、復活公演が行われている。と【本以外の形で水俣病が語り継がれている】ことを新たに知ったり。(2019年の関西公演、知っていたら行きたかった!)

最後に。『苦海浄土』三部作を通じた語り。水俣の方言は父親の実家のある熊本の今は亡き、祖父や祖母の懐かしい姿を呼び覚ませてくれ、水俣病の悲惨さとは別に【身近な『村』にあった素朴な優しさ、あたたかさを思い出し】著者の『村』側に寄り添った文書に何度も感情を揺さぶられました。身勝手な気持ちなのは十分に承知しつつ、著者には強く感謝している。

水俣病や公害病、環境問題に関心ある方はもちろん。熊本にゆかりのある方も是非。
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No.10:
(3pt)

他の作品で感じられた葉室氏の文章の香り高さが感じられなかった。

ストーリーも私には甘すぎた。後口に甘さが残る。勧善懲悪がはっきりしすぎて古い感あり。そこが狙いなのかな?だとしたら、私にはその効果はなかった。
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4198941777
No.9:
(5pt)

葉室凜の旨さ

物語の出だしの感じからもう少し、ゆっくり、静かな、ストオリーかと思ったが、意外と、速いテンポで、活劇の場面もあり、飽きさせなく、どんどん読み進ます、展開は、さすが。
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No.8:
(3pt)

難しい小説でした。

過去から葉室さんの本は読んできましたが、今回の小説は少し変わっていて先が読めずむずかしかった。
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4198941777
No.7:
(3pt)

多くの葉室作品を読んでいますが

登場人物に善人が多いのは、作者の人間を見るめが優しいからなのであろうが、命を捨てようとした仏師の妻と彼女を助けた商人が、深い関わりを持たなかったという設定は、あまりにも説得力に欠けた。もちろん、そこに救いがあるのだろうが、主人公の愛の深さを語るのであれば、自分を裏切った妻を許す姿こそ、自然だったのではないだろうか。
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No.6:
(5pt)

まさに天の光

勝手に修行に出て行ったのに災難にあった妻をいつまでも忘れない女々しい主人公だと思っていた。流人になった先にまで追いかけるとは…!でも目的の為にひたすらに生きる主人公は葉室作品にはよくあって次第に応援したくなってしまう。最後のシーンで主人公にとっての妻は天からの光の様な存在だったのだとわかる。そこにこの作品の全てがあるように思えた。
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No.5:
(3pt)

あっさり過ぎる

気がついたら2時間足らずで読み終えていた。
盛り上がりが少なく、淡々と話が進んでいる。
もう少し時代考証をきちんとして欲しかった。
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No.4:
(1pt)

才能の枯渇

どうしたのだこの作家は。彼の作風に飽きたというのではない。もはや、才能の枯渇と言うしかない。ここ最近の著作はちょっとひどいでのではないか。出版するのも恥ずかしい駄作だ。
今頃になって、「蜩ノ記」や「銀漢の賦」が映像化されているが。皮肉なものだ。
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No.3:
(3pt)

無量光天

「仏師」の話。
 この本を読み始める直前、小田原市にある飯泉観音で、神奈川県指定重要文化財、33年ぶりに御開帳されていた「十一面観世音菩薩」を拝観したばかりだったので、主人公が「十一面観音菩薩」を彫る場面で、不思議な巡り合わせを感じ、鳥肌が立ちました。
 学生時代から京都・奈良が大好きな私は、神社仏閣を訪れるたびに幾体もの仏像を目にしてきましたが、印象に残っているのは、「阿修羅像」と中宮寺の「弥勒菩薩像」です。 
 特に、飛鳥時代の彫刻の最高傑作であり、数少ない「古典的(アルカイック・スマイル)」の典型として高く評価され、エジプトのスフィンクス、レオナルド・ダ・ヴィンチ作「モナリザ」と並んで、「世界の三つの微笑像」と呼ばれている菩薩様には心魅かれ、奈良を訪れた際には必ず会いにいきます。
 主人公が彫り上げた「弥勒菩薩」は、どのようなものだったのでしょうか。
 「仏像を彫る材木は、木片に過ぎない。仏性が目に見えるものであるはずもない。彫り上げた仏像から放たれる光こそが仏性」。
 仏像には、きっと仏師の人格、考えが反映されるはず。あまたの苦難を乗り越え、漸く「無量光天」という言葉に辿り着いた主人公・清三郎の「菩薩様」の顔は、慈愛に満ちたものだったと信じたい。
 葉室麟作品は、「蜩の記」「冬姫」「緋の天空」に続き4作目。
 満足度は、あくまでも独断と偏見ですが、4作中4番目です。
 
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No.2:
(4pt)

感動の1冊です。

わが身を捨てても愛する人を思いやる主人公に深く心を揺さぶられ葉室文学の神髄を見ました。感動の一冊です!
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4198941777
No.1:
(3pt)

葉室麟の愛読者

葉室ファンの期待を裏切らない内容の本です。市中の書店ではどこも品切れでした。
天の光 (徳間時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:天の光 (徳間時代小説文庫)より
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