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銀漢の賦
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銀漢の賦の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 41~60 3/4ページ
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読み終えたあとにやってくるすがすがしさ。 少年期の身分を超えた3人の友情が、時を超えて絡み合い、動き始め過去のわだかまりが解消していく。最後に松浦将監が日下部源五に宛てた「わしと夕斉の違いは、友がいたことだ」という言葉に結実するのではないだろうか。人物設定、あたかも実在したかのようなストーリー、決闘シーン、そして蕗とのほのかな恋模様。藤沢周平さんとはまた違う清冽な文章に豊かな読後感が訪れる、そういう一冊です。 | ||||
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作者の作品を初めて読んだが、引き込まれた。買ったその日のうちに読み終わってしまった。 進行する現在の話に挿入される過去の話が全体的にいいリズムを生んでいるように思う。 全体を通して、とてもよくまとまった作品で、最後まで止まることなく読めた。 | ||||
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漢庭巧宦栄え 雲閣辺を薄んず 憐れむ可しそう馬の使 白首誰が為にか雄んなる | ||||
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まだ読んでないけど、本が折れたあとがあり、1円でもよさそうな。NHKで現在やってるので高かったのか。 | ||||
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それぞれの役回りがある登場人物の描き方が実にうまい。 まるで良い音響装置か流れる音楽のような、各楽器のリアルな音が聴こえてくる。 一番良かったのは、今まで武士を描いたものはたくさんあったが、百姓である十蔵や蕗などの見事な生き方や死に様が描かれていることである。 久々に感涙に咽んだ本であった。 | ||||
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納付の速さ、梱包の良さ、コメント通りの状態などいつもと変わらず、大いに満足しています。 望むべくは他社並みにポイントが付けば、と思うのは欲というものか? | ||||
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男の友情を見事に描き切っています。 西国の小藩である月ヶ瀬藩に生を受けた将監・源五・十蔵の三人が出会います。 この小説の中での序盤の印象的なシーンが、3人が星空を見上げるシーンです。 そこで登場するのが、「銀漢」と言う言葉で、銀河の事だと考えればいいのですが、「漢」と言うのは「男」ですから、この3人が「銀漢」として描かれていると考えても良いのでしょう。 彼ら3人は、それぞれの立場から「ふるさと」の地を守ろうとします。 立場の違いから、十蔵を犠牲にせざるを得ない場面もあり、決して「友情」を描いていると言っても、順風満帆な3人の関係を描いている訳ではありません。 それでも彼ら3人には、互いに通じる「心」があったという事でしょう。 脇には、優しい女性群が描かれ、その融和も見事です。 又、一番関心したことは、引用される漢詩の数々が、実に効果的に使用されている事です。 どこから見てもスキのない素晴らしい作品でした。 | ||||
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藤沢周平の「風の果て」を思い出させる、友情と宿命を巡る一編。 青年のころ共に仰ぎ見た銀河を、 はるかな年月ののちふたりはまた見ることになる。 村のために命をかけた百姓は同じ銀河の元にいたもうひとりの友でもあった。 彼の死が2人の運命を分ける。 家老と一介の家士に分かれたふたりは、偶然再会する。 いまさら諍いを繰り返す年齢ではない。 2人は語り合い、藩の汚濁を濯ぐために共に力を合わせる。 しかし、物語はその清々しい友情だけでは結ばない。 著者は権力の本質に肉薄していく。 ひとつの権力を追ったとき、そこにまた別の権力が立ち上がる。 どこが違うのか、いやまるで違わないではないか。 自分が追い詰めた奸物と同じ場所に立っている自分に気がつく。 国と民のためであろうとしたところで権力は常に怨嗟の的となる。 しかし、引き返すことはできない。 力がなければなにひとつ動かすことができないからだ。 | ||||
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蜩の記、いのちなりけりと続きこの本に行き着きました。 この本を手に取ったきっかけは、私の母校にある古い応援歌「白旆の歌」の4番の歌詞に「銀漢」という歌詞があり、それを思い起こしたことからでした。 偶然にも私は葉室先生と母校を同じくしており、また内容が若き日の青春を思い起こしたような内容からそれが無関係とは思えませんでした。 長い間確執が源五と将監を隔てていたものの、再び手を取り合うことができる脈絡のなさは男の友情というのはこういうものだと表現されているように感じました。 | ||||
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とある藩での仇討ちや権力闘争を背景とした人間ドラマ、、、とありがちなストーリィですが、登場人物や事件の背景が単純な善悪や損得で割り切れない描写がされおり、物語に奥深さを出しています。 人の世の矛盾の中で主人公たちが悩み決断・行動して行くその様が、仇討ちや人斬りは無くとも、生きて行く中で様々なストレスにさらされる現代人にも静かなエールに思えてきます。 終盤のイベントが若干ご都合エンターテイメント臭がしますが、まあ小説としてのバランスが取れているのかも。 読了感も爽やか。お勧めです。 | ||||
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登場人物のそれぞれの生きざまが、一筋縄でなく、悪には悪なりの、善には善なりの理屈があり、自分自身も物語に翻弄されてしまいましたが、最後は腹に落ちて、気持ちよく読み終えました。 | ||||
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期待通りの作品で大変面白かったです。 でも川あかりの方がもっと面白かったです。 | ||||
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3人の漢 それぞれの思い、覚悟、流転を撚り合わせ 唸るほどの話です。 けれども、全てを台無しにする誤植、しかも初版からずーとそのままの大きな誤植があります。 「銀漢の賦」を283ページ「賊・ぞく」って考えられない誤植です。 ずーと、気がつかず重版している出版社が情けない。 私が買いかぶりすぎていて、実はそういう出版社なのだろう。 最悪の「賊」には3人も本の中で情けなくて泣いていることだろう・・・極めて残念である。 | ||||
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おそらく、これがベスト、すべての作者の持ち味が凝縮されている。 | ||||
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全てのキンドル版に言えますが、書籍のように手に取れないだけに作品概要をもう少し詳しくして欲しい。ペーパーレスなのに、この価格設定するのら尚更である。これは長編だが短編集は特に不満を感じる。 | ||||
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少年期交流があった二人の武士の生き様が胸を打ち、いつまでも余韻が残ります。 | ||||
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著者の作品3作品目再読、男の友情をテーマに情感たっぷりに書き上げる武士物の傑作。 | ||||
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蜩の記を読んで、気に入ったので思わずこの作品も読んで しまいました。 結果、大成功でした。 男の生き様を描いてします。 銀漢とは? という会話を共にした源五、松浦将監、十蔵。 いつしか道は分かれ、下級武士源五。家老となった将監。 鬼走り十蔵。 裁くものと、裁かれるもの。 彼らの選んだ男の道とは? 松平定信の頃って、所謂頼山陽の頃に結構重なる頃ですよね。 松浦将監って、名前だけは知っていました。 そして男源五。さらに十蔵。 名も無い男の見事な生き様を読ませていただきました。 思わずため息が出ました。 葉室さんの文章って、突然、えって思う記述が出て、読み落と したのかな。と不安になって前を読み返す。読み返しても全然 そんな記載も無い。って感じで読み進めると、その説明が出てくる。 そんな感じに戸惑う時が多々ありますが、慣れれば平気。 おススメします。 男の生き様。蜩の記と並び、文句なし。満点x2、いやx3。 あなたはどの生き様が好きでしょうか。 | ||||
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素晴らしい作品でした。 2人(いや、3人か?)の話をもっと読んでいたかったです。 名作! | ||||
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時代小説好きです。 レヴューほどおもしろいようには感じません。 ストーリー、キャラクターはありきたりに感じます。 退屈する程つまらなくもないが、記憶に残る程おもしろくもない。 山本周五郎の短編を引き延ばしたような印象です。 | ||||
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