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銀漢の賦
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銀漢の賦の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 21~40 2/4ページ
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郡方(こおりかた)の日下部源五と名家老の松浦将監との間には身分に大きな隔たりがありますが、二人は幼馴染。過去のある出来事をきっかけに長い間絶好状態にありました。ある日、源五は新田の視察をする将監の案内役を務めることになります。そこで、将監から久しぶりに源五は話かけられます。将監は自分が逆臣になるかもしれないと。理由は分からないながらも衝撃を受ける源五。二人が出会った時の様子や絶縁状態の原因になった出来事、そして将監が逆臣になる事態など、過去と現在が頻繁に交錯する物語です。 思いやり、友情、愛情、犠牲心に満ちているのが本書の魅力です。それらは、読者の胸を繰り返し打つものと思います。加えて、源五や将監の個性も魅力的で、物語を惹き立てています。物語の最後に向かうほど面白くなっていきます。 | ||||
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ドラマがなかなか良かったので原作も読みたくなり読んでみました。 非常に清々しい大人向けの物語ですね。 とりわけ、大義のためには敢えて鬼に徹する松浦将監に惹かれました。 また主人公が穏やかな晩年を過ごすことを予感させる最後も好きです。 ちなみにドラマは源五が中村雅俊、将監が柴田恭平、娘が吉田羊、女中が桜庭ななみでした。 なかなかイメージを壊さないいいキャスティングだと思いませんか? ストーリーもちょっと松平定信を理想化しているのと国替えの裏話を省略していることを除いては、ほとんど改変もなくいい出来でした。 原作を読んでもう一回見たくなりました。 葉室さん、いいですねえ、他の作品も読みたくなりました。 | ||||
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一気に読ませる力量、さすが葉室作品です。感動しました。銀漢の意味も知りました。是非、お勧めします。 | ||||
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手ごろな値段で購入しましたが、商品も大切に保存されており満足しています。 | ||||
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友とは良いものだと,しみじみと感じさせます。成長とするにつれてお互いの進む道は異なってきますが、でも、何かの時には時間を超えて尽くすことができる。漢詩が文章を引き締めています。でも、深い知識がないと、こんな漢詩は思い浮かびませんね。 | ||||
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架空の小藩を舞台に、二人の武士と一農民の、それぞれの人生と三人の交情を美しく描く時代ロマン。 月ヶ瀬藩家老松浦将監と鉄砲組日下部源吾は若いころ同じ剣術道場に通う親友だったが、二人の知己十蔵が指導した一揆で、将監が過酷な刑を課したことをきっかけに断絶状態となる。将監の郡内視察時、源吾が案内役を務めたことがきっかけとなり友情を回復する。 名家老となった将監は反対派に追い落とされるが、源吾の助勢を得て、幕閣に駆け込み、反対派の陰謀を暴き、藩を救う。 実在の松平定信や谷文晁を登場させ、微細な心の動きを追う等リアリティを与えることに腐心する反面、癌に冒された老家老と老源吾が何人もの壮年刺客団を撃退するなど、非現実的な場面も目に付く。アンバランスに”座りの悪さ”を感じた。 土木工事、一揆、撃剣・銃・弓のアクション、恋と多彩なstoryを楽しめる。引き締まった清冽な文章も小気味よい。漢詩が多数引用され、清涼剤ともなっている。 2015年NHK木曜時代劇で放送(将監=柴田恭兵、源吾=中村雅俊)。DVDを見てみたい。 島内景二氏の解説、想像逞しくくどくどと和歌や唐詩との関連を持ち出し、大げさに作者を称揚している。学者らしくない独りよがり、逆に印象に残った。 | ||||
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葉室麟も大衆作家にならざるを得ないのか。 彼のデビューは鮮烈だった。約束された切腹へと時を刻んでゆく緊張感、という難しいテーマに挑む姿に好感を持っていたのだが、本作まで来ると、何というか大衆向けのポイントをよく押さえた作品になっている。 過去の文壇の偉人達も多かれ少なかれ同じことなのかもしれず、やむを得ないのだろうが。 | ||||
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背景を理解するまでは気合を入れて読まないと先に進めないが、徐々に引き込まれてゆく名作。 | ||||
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銀漢、この美しい言葉にまず惹かれました。 ストーリーはそこそこベタな進行なのですが、そんなちっぽけなことを凌駕する美しい日本語。 ひとつひとつの言葉が美しい。 まさに天の川を流れて行くように紡いでいく言葉が最後まで心地良い。 少しハラハラした結末も清涼感のある結びで、久しぶりに読書の楽しさを思い出しました。 しばらく葉室麟ワールドに浸りたいと思います。 | ||||
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男同士の友情のありかたが描かれている。感動で泣く、ということはないが、そのような理想的な友情が得られればよいだろうな、と思う。 | ||||
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将監、源五と同世代の者として、長年の友情を振り返る事の感慨が全編を通して伝わる。これだけ、強く結ばれた関係を持てる友がある事も羨望する。作者の格調の高い文章がよりその思いを深くする一品である。 | ||||
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最近にはない、忠義ということをこの本で勉強しました。 分かっていても立場上、そうしないといけないという描写が、 読んでいてとても感動しました。 | ||||
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主な3人の登場人物が、身分は違えどそれぞれに信念を持ち、凛と生きてゆく姿はとても美しく葉室さんの好きな世界だなと思いました。 3人の人生が成長とともに運命に翻弄され、交錯していく様も読みごたえがありましたし、内容もテンポよく進んでいくので一気に読み終えました。 が、あまりに登場人物が立派すぎて、そこまで感情移入できなかったのも、やはり葉室さんの作品らしいなと思います。 今の時代だからこそ「ちょっと綺麗に書きすぎてるんじゃない?」と思うような小説があってもよいのかもしれませんが。 | ||||
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3人の男が自身が信じる道に進む姿,他の作品にも共通するさわやかさと力強さを感じる一冊でした。 | ||||
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最近、NHK-TVでドラマ化され面白く観ましたので、原作を読みたくて買いました。。テーマは主人公とその幼友達との友情ですが、それぞれの家族や仕事仲間等との交友もさらりと描かれています。主人公が魅力的で(面白い小説はみなそうですが・・)、引き込まれてしまい、ほぼ一気に読みました。この著者の作品は直木賞受賞作もそうでしたが、品位があるように思います。爽やかで、後味の良い時代小説です。 | ||||
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面白かった。ちょっとミステリーぽく、読んでて時間の経つのも忘れるほど。オススメの作品です。 | ||||
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葉室燐の話建ては一貫していて、気分よく、爽快に読める本が、好きな作家です。一読されたし。 | ||||
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テレビ放送を先に見て購入。自分の想像力が足りないのかもしれないが、小説よりもテレビのほうが良かった。三人の男の友情はわかるのだが、その部分をもうちょっと書いてもらうとよかったのではないかと思う。 | ||||
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読み始めてからすぐに何となく藤沢周平の風の果てに似ているな。 そんな気がしました。 が、主人公が大出世するわけでも無く、人としての幸せな結末 これはこれで有りかな。が読了後の感想です。 | ||||
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内容が読みやすく、難しくないので、ついつい一気に読み上げました。 知らない漢詩にも興味をそそられ、ネットで調べたり、大変勉強になりました。 兎に角、最後もハッピーエンドで良かったです。 是非おすすめします。 | ||||
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