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ときぐすり



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【この小説が収録されている参考書籍】
ときぐすり (文春文庫) まんまことシリーズ 4

ときぐすりの評価: 3.58/5点 レビュー 12件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.58pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(3pt)

回復の途上

「まんまこと」シリーズの第4弾。
 前作ラストで主人公を襲った悲劇。いったいどうなっているかと思ったが、あまり大きくは動いておらず、そのあたりは肩すかし。
 「朝を覚えず」「たからづくし」「きんこんかん」「すこたん」「ともすぎ」「ときぐすり」の6話が収められている。
 相変わらず、町内で起こった事件を主人公がめんどくさがりつつ解決していくわけだが、どうにもちょっと牽強付会というか、筋が通らないというか……。まあ、いかにも畠中作品な一冊であった。
ときぐすり (文春文庫) まんまことシリーズ 4Amazon書評・レビュー:ときぐすり (文春文庫) まんまことシリーズ 4より
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No.11:
(1pt)

若者向け?

シリーズ読んでましたが、他の時代物作家の作品と比べると、無駄な表現・台詞が多く読みづらいです。主人公等の台詞・動作が「この表現は面白いでしょ」というのが見え見えで嫌になりました。このような余計な表現を除けば半分のページになるのではないでしょうか。もうこのシリーズは読みません。
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No.10:
(1pt)

明らかな事実誤認も含め作者の手抜きが目立つ

あくまでファンタジーと思って、作者の語彙の少なさ、作品のツメの甘さを見逃してきたが、これほどまでの手抜きは、もう許容範囲を超えている。
例えば八丁堀同心見習いの吉五郎に関して、ある話では「一目でわかる服装」と書き、ほかの話では吉五郎のことを「誰だかわからなかった」と形容する。これは江戸時代の人間としては、おかしいのだ。八丁堀の同心(定周りに限るのだが)の服装は、巻羽織に着流しと決まっており、一目でわかる。吉五郎という名前は知らなくても服装を見れば「八丁堀同心」とわかるはずなのだ。だから、「吉五郎とわからない」のなら、「普段着だった」等の説明がなければいけないのだが、それもない。
また「盗人が逃げたから手配をして大木戸を閉じた」というような記述もあるが、昨夜の強盗に関する話なのだ。電話もない時代に、どうやって手配したのか?しかも四谷大木戸は寛政4年(1792年)には木戸がなくなっている。
さらに、悪事を糊塗するような行為をする人間に「矜持」という言葉は使わないはず。日本語に厳しかった都筑道夫さんの生徒だったとは信じられない言語感覚で、腹が立つ。担当編集者は仕事をしてないのでは?
新人作家ならご愛嬌かもしれないが、すでに10年以上のキャリアのある作家の作品とは思えない。
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No.9:
(2pt)

物足りない

ストーリーにひねりが無く、予想可能なエンディング。物足りない。よみやすいけどね。
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No.8:
(4pt)

楽しみ

まだ読んでいませんが、楽しみです。でも嫁さんが亡くなったのはあっという間で残念でした。
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No.7:
(4pt)

心温まる作品

神田町の町名主の跡取り息子・麻之助は、滝助という男から仕事の相談を受ける。だが滝助の育ての親は巾着切りで、滝助自身も賊の飯炊きをしていたという。はたして彼を信用していいのか?いまだに捕まっていない賊の若頭らと滝助との間には、まだつながりがあるのか?表題作「ときぐすり」を含む6編を収録。

妻のお寿ずに先立たれたショックからいまだに立ち直れない麻之助。そんな麻之助を心配する町名主の清太郎と同心見習いの吉五郎。3人は、今日も町内に起こるさまざまなもめ事を解決していく。
「朝を覚えず」では、麻之助が自分の体を実験台に使って周りの物を心配させる。お寿ずが生きていたならこんな無茶はしなかったのではないだろうかと、読んでいて心が痛む。
「たからづくし」では、清太郎が持ち込まれたお見合いの話を避けるため失踪(?)する。清太郎が書き残した文章の謎を解いてみれば・・・。ラストはちょっと切なかった。
「きんこんかん」では、3人の娘の争いが面白い。解決策は予想通りだったが、読後感がよかった。
「すこたん」は、瀬戸物問屋と茶問屋のいさかいの話だ。大事にするのは皿か茶か?だが、その裏には本当のいさかいの理由があった。しかもそこから事態は思わぬほうに転がっていく・・・。こじれた人間関係を修復するのは大変なことだと思った。
「ともすぎ」では、高利貸しの丸三が吉五郎を心配して行動を起こす。ともだちというのはいいものだと、改めて感じさせてくれる話だった。丸三の姿にジンときた。
「ときぐすり」では、滝助の言葉が印象的だった。月日の流れが心を癒してくれる。周りの者たちが、くじけそうな時支えてくれる。麻之助がそう思うことができたなら、お寿ずを喪った悲しみから少しずつだけれど立ち直ることができるのではないだろうか。
人生楽しいことばかりではない。つらいこと哀しいこともたくさんある。でも、それを乗り越えたとき、大きな喜びが待っているのではないだろうか。この作品を読んでそう感じた。ほのぼのとした温もりを感じる作品だった。
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No.6:
(4pt)

記憶に残らない

以前の作品より力強さが無くなり読んだ当初は面白いが記憶に残らない
印象が薄くなった
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No.5:
(5pt)

ようやく、麻之助が前向きになれる!

新展開に向かう予感

自作への伏線がそこここに。早く続きが読みたいです。
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No.4:
(5pt)

お気楽な、名主の跡取り麻之助と、家督を継いで名主となった清十郎。そして八丁堀見習同心の吉五郎。3人の悪友たちが繰り広げる人情物語「まんまこと」シリーズ第4弾。

愛猫・ふにが、高い木から降りられなくなり難義しているところを、北国から江戸にやって来たばかりの少年・滝助に救われた。ひょんな出会いから麻之助は、滝助の身の振り方に手を差し伸べる運びとなる。
 だが、滝助の生い立ちは、孤児だったところを掏摸に拾われ、盗賊の手下として飯炊きをしていたというものだった。折しも、北国での検挙を逃れた盗賊の一味が江戸に潜伏。そしてついにある夜、盗賊たちが滝助の元にやって来た。表題の「ときぐすり」を含む計7編の短編連作集。
 吉五郎の義父・相馬小十郎が興味深いキャラとして、今回から登場など、増々面白味が増している。
 畠中氏と言えば、「しゃばけ」シリーズが余りにも有名だが、未だ氏の作品を読んだ事のない方には、この「まんまこと」シリーズから入る事をお勧めしたい。寿ずを失った麻之助の描写は、シリーズ中でも畠中氏の作品中でも、3本の指に入る巧さである。同シリーズには、決して裏切らない面白さがある。
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No.3:
(5pt)

お前ら仲良過ぎ

ゆっくり読んでいて、ようやく読み終わりました
というか、勿体なくもとうとう読み終えてしまいました
最近はシリーズが長くなり、知名度もかなりになったしゃばけよりこっちが好きです
とくに前巻最後の方でよもやあんな成り行きになるとは思いもしなかったので、今後麻之助がどうするかどうなるか気になって仕方ありませんでした
最初の話では麻之助はおこ乃ちゃんとまとまるのかな、と邪推しましたが…まだまだまずは悲しみから立ち直る時間が必要そうですね
まんまことから始まるこのシリーズ、いきなりこの巻から読む人はそんなにいないでしょうし、普段現代ものしか読まない人が手に取る確率は低そうですが
あえてそういう人に言うなら主人公等わりとリア充青年です
むちゃくちゃ仲のいい親友が二人もいる上、(陰では)そこそこモテてもいるし、家は裕福、両親健在の上父親の仕事を継ぐことも決まっていてそれなりに適性もある
ただし
麻之助、清十郎、吉五郎のじゃれあいが主な気もするので、普通の男性読者には向きません(腐男子ならなんとかw)
基本はミステリー方式だけど、最後の一話除き捕り物もないし
早くも次が読みたいです
麻之助、再婚するならお由有さんならいいのにな、と思うけど二人の思いはもう過去のものとなってしまっているみたいで残念です
案外吉五郎は一葉ちゃんと年の離れたいいカップルになりそう
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No.2:
(5pt)

麻之助しっかり

お気楽ものの町名主代理の麻之助の人情捕物帳。

シリーズの最新版でとても読みやすいです。
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No.1:
(4pt)

ちょいと引っ張りすぎ。

発売直後なのでネタバレしないように気をつけて書くと麻さんは................死んだ奥さんに相変わらずこだわったまま。他の女性に一切目を向けず「柔らか目の吉五郎」状態で話は進む。
途中で突然、前作で助けた独身お嬢様美女が出現し、おこ乃ちゃんに謎っぽく話題を振って そこでフェード・アウト。何で出てきたか必然性が無い。おこ乃ちゃん困惑。
今回大活躍は「まるっと金利が三倍」の丸三の爺さん。60才のくせに生臭くて中々愛嬌が有るし しまいには善人っぽい出番まで大サービス。故 長門裕之を連想した。
勝手に女性が貢いでくれるのがお仕事という両国の方々は 今回「怖い面」をチラっと出すけど基本は良い人ね。
で、おこ乃ちゃんは今回あんまり出番が無い。せっかく そこそこ適齢期の番茶も出花ってか急須に入れた状態でお湯を注ぐ直前?のお年ごろ。亡き妻とそっくり、というキモの部分で悩んでる。
麻さんの初恋の人は特に異常なく出演中。
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