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事変の夜 満州国演義 二
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事変の夜 満州国演義 二の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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第1巻での物語への入り方が圧倒的なスケールとスピードを感じずにはいられなかったため、この第2巻では歴史の講義というか確認作業が中心となりつつあり、少しだけ「中弛み」を感じてしまったが、全体的な構成としてはまだまだ「序盤」であり「起」でありさらなる期待が湧き上がる。 著者自らが後記で述べるとおり「小説は歴史の奴隷ではないが、歴史もまた小説の玩具ではない。」という基本姿勢にブレはない。四兄弟全員が大きなうねりのなかで、自分の意思とは無関係に歴史に絡めとられてゆく姿は、まさに当時の日本人全員の姿であり、現代にも通じる鏡のような気がしてならない。 そして、実は謀略の限りを尽くす「特高刑事」こそが実はこの物語の影の主人公であることにここまで読んで気づきつつある。あと7冊で船戸文学との永遠のお別れとなるカウントダウンも始まった・・・。 | ||||
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