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王女に捧ぐ身辺調査
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王女に捧ぐ身辺調査の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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前作も読みましたが、だんだんスパイ物になってきました。 個人的には、こんなに会話が多くなくてもいいのにと思うし、前半はちょっと退屈でした。 まあそこは、主人公たちの精神的成長の物語でもあるので、しかたないかと。 ときどき、ドラモンドとかパーシー卿といった昔の小説のヒーローたちの名が引用されるけど、 翻訳者や日本の読者はその名を知っているのだろうか?と思いました。 3作目も読むつもりです。 | ||||
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問題ありませんでした | ||||
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「ロンドン謎解き結婚相談所」シリーズの2巻目。 引き続き面白かった! ヨーロッパの歴史の勉強にも(ちょこっとだけ)なったし、ハラハラドキドキのアクションシーンもあり。 アイリスとグウェンという対照的な2人の軽妙な会話も良い。 それだけでなく、2人がそれぞれに心に傷を負っていて、だけど逃げず前向きに進んでいこうとする生き方が素敵。 続きが楽しみ。 | ||||
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イギリスの物語大好きです。 シリーズで続くといいです。 二人のファンになりました | ||||
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シリーズ第2作。 今回もミステリーとしてのプロットが上出来。いや、前作以上だ。妙な捻りや無駄なケレンがなく、さりげなく、素直に書かれており、読み易い。意外な人物の登場(起用)も無理がなく、展開が秀逸。 主人公コンビのやり取りは変わらず、楽しい限りで、そのキャラクターは実に魅力に溢れている。 コージーミステリーの枠を超えた傑作シリーズ! 絶対に読むべきな、大人のための洒脱なミステリー! 次回作が楽しみ! | ||||
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フィリップ殿下が薨去された今年、この作品を読むことができたのは、天啓かと思いました。若き日のエリザベス女王陛下とフィリップ殿下をめぐる事件に立ち向かう主人公たちの、鮮やかな手腕と明るさに、読後はとても晴れやかな気分になりました。 | ||||
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本が届いたとき、登場人物を見て、「ええ!この登場人物はないわ」と思いましたが、うまく書けている。いくつも魅力的なエピソードがあり、会話が楽しい。少し時間をおいてもう一度読み直してみたいと思わせるいい作品でした。 | ||||
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第1作「ロンドン謎解き結婚相談所」がとても面白く翻訳も良かったので、速攻で買いました。 第1作に輪をかけて、結婚相談所を営む女性2人が軽快な会話のテンポとアクションで、難事件の謎に迫ります。 しかも今回は10代のエリザベス王女が恋したフィリップ王子にまつわる謎解き。2つの王室の話、またギリシャも舞台とスケールが大きいのですが、2人の女性がものともせず立ち向かう姿は爽快です。 フィリップ殿下は今年4月に逝去されました。11月20日はお二人の74回目の結婚記念日です。お二人の始まりの頃の物語である本作を読んで、生涯仲の良かったお二人に想いを馳せました。 | ||||
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この魅力的なシリーズの日本での呼び名はまだ決まっていないようで、アイリス&グウェンシリーズでも、ライト・ソート結婚相談所シリーズでも、ロンドン謎解き結婚相談所シリーズでもよさそうだが、とりあえず結婚相談所シリーズとしておく。その第2作。原題はA ROYAL AFFAIRで、2020年刊。 一、事件まで ○1946年ロンドン。舞台は情報部出身小柄なアイリスと長身の戦争未亡人グウェンが作ったライト・ソート有料結婚相談所。 ○相談所の業務は、登録者の女性に男性を、男性に女性を適切な選択によって紹介し、結婚の成立へと持っていくことで、その過程で必要な調査は行う。しかし、前回で殺人事件の謎を解いて、妙に有名になってしまい、今回はグウンのいとこでエリザベス王女に仕える(女官)ペイシェンスがとんでもない依頼を持ち込んでくる。 ○エリザベス王女と交際進行中のフィリップ王子のスキャンダルについて脅迫状が届き、その処理のためフィリップの過去を調べてほしいという。脅迫のネタは亡命ギリシャ王室の王の弟の妻で、フィリップの母親であるアリスと、夫の弟との間の26年前の不倫交際の手紙で、手紙が公開されると、エリザベス王女の縁談はつぶれてしまう。 ○脅迫者の要求通りに5千ポンドを支払って手紙一式を取り戻すことを依頼されたグウェンとアイリスが約束時間に倉庫に行ってみると・・・ 二、私的感想 ○読む前からちょっと不安に感じていたのは、結婚相談所ミステリーシリーズなのに、第2作から、王室スキャンダルの調査という派手な発端展開にしてしまってよいのかという問題であった。せっかく、女性二人による終戦後の結婚相談所経営というユニークな設定にしたのだから、日常の結婚仲介業務から発生する事件のほうがよかったのではないか。そう思っていたが、読み終えると、すっかり満足したので、この件はひとまず忘れることにした。 ○たぶん、作者は、この第二作で、派手かつ難しいテーマで勝負に出たのだろう。第一作同様の全力投球で、よくできていると思う。王室がらみの脅迫事件なので、スケールが大きい上に、さまざまな勢力の思惑とスパイ小説風の設定が加わり、誰が見方で誰が敵か、情報・証言のどこまでが真実でどこからが嘘か、周囲の動きのどこまでが自然の経過でどこからが罠かなどが、読者にはわからないままストーリーが展開され、大変スリリングである。これらを見破っていくグウェンの人間分析、行動分析も面白い。 ○アイリスのアクション、駆け引きも一段と派手、強力で、スーパーウーマン化している。面白い。グウェンはメイクにより絶世の美女化して、ギリシャ王室のパーティーに出ていくのがハイライトかな。 ○事件外のエピソードも面白いが、今回最重要なのは「ハロー、セシル!」。セシルとは隣の空き事務所に二人が侵入して、発見した<ハロッズ>の机にグウェンがつけた呼び名。隣に移れば、セシルと一緒に仕事ができるのだが、それには資金を要し・・。 三、次作 ○第3作 A ROGUE'S COMPANYが刊行されており、第4作 THE UNKEPT WOMAN が刊行予定のようである。 ○ほかに、セシルの出てくる中編THE HAUNTING OF THE DESKSがある。この中編翻訳を、第3長編の翻訳時におまけとしてつけてほしいなあ。 四、蛇足 ○敵国であった日本の登場する箇所が一ヶ所だけある。グウェンが息子の友達の誕生日パーティープレゼントを買いにハロッズに行く。店員はアメリカ製の西部劇フィギュア一式を勧めるが、安い日本製も扱い始めているという。 グウェンはきっぱりとアメリカ製を選ぶ。 | ||||
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