野獣死すべし/無法街の死: 日本ハードボイルド全集2
評判
野獣死すべし/無法街の死: 日本ハードボイルド全集2の評価:
4.00/5点 レビュー 1件。 - ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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しかし、言葉狩りの風潮が強まるにつれて差別語への出版社の規制が厳しくなり、角川文庫等は自主規制された用語改変版になってしまっていた。
今回は久々の、改変以前の新潮社版が採用されている。
『野獣死すべし』『無法街の死』に併録された短編8編とは、「狙われた女」「国道一号線」「廃銃」「黒革の手帖」「乳房に拳銃」「白い夏」「殺してやる」「暗い星の下に」。
『凶銃ルーガーP08』の第1話「暗い星の下に」の底本が徳間文庫版なのは、著者本人が校正し、作中の金額なども貨幣価値の変動に合わせて本人が書き換えたからであろう。
「狙われた女」は『探偵事務所23』第4話。
「国道一号線」は『雇われ探偵』第5話。
「乳房に拳銃」は『切札は俺だ』併録の掌編集「裏切りのバラード」第4話。
「ハードボイルド全集」だからか、私立探偵が主人公の連作からは選んでも、『破壊指令No.1』などの特務工作員ものや『名のない男』などの秘密捜査官ものの連作からは選んでいない。
底本の選択も含めてそれなりに考えられた編集と言って良いだろう。