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時雨みち



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時雨みちの評価: 4.22/5点 レビュー 23件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.22pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 1~20 1/2ページ
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No.23:
(5pt)

絶品ぞろい!

怖い話、哀れな話、ほのぼのとした話、どれをとっても素晴らしい。生きた人間がそこに居る。たとえば、見るかげもなく落ちぶれた女が、突如として繰り出す、胸のすくような啖呵―読む者までがぎくりとさせられて、そして溜め息をつく。うーん、やっぱり藤沢周平は凄い!
時雨みち (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:時雨みち (新潮文庫)より
4101247099
No.22:
(5pt)

生きることの哀しさ

表題作『時雨みち』の物語展開は、藤沢周平ならではのものだと思う。
過去の過ちに向き合うことの勇敢さ、あるいは偽善性を言い立てるのではなく、取り返しのつかないことを胸に秘めて、それでも生きることの哀しさを物語る。
時雨みちを歩む主人公と同じように、読者も雨に打たれているように感じる。
哀しいが、それでも生きることへの絶望を感じさせないのは、さすがの筆力だと思う。
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No.21:
(3pt)

作者の円熟味を感じる。

もう2、3編欲しかった。
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4101247099
No.20:
(3pt)

途上!

11篇。暗い話が多いなぁ、率直な感想です。しっかり描いて、リアリティが感じられるだけに、そう感じてしまいます。「山桜」「夜の道」「おさんが呼ぶ」くらいでしょうか。読んで安心出来るのは。しの小説世界、未だ途上と云うところでしょうか。
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No.19:
(5pt)

★『亭主の仲間』の恐ろしさ。★

今日、いまさっき読んだところ。前から順に。まだ中途だけど、オレは伝えなければならない。
自分のメモで書いておこう。2021-4-27 この日に読んだ。

『亭主の仲間』めちゃくちゃ怖い。架空の人物による架空の物語なのに・・・
短編小説を読んでぶるぶる震えたのは、筒井康隆『乗越駅の刑罰』以来かな。
思い出すたびに寒気がして夢にも出てきた。こんなことあるんだな。
本を所有してるだけで禍々しいことが起きそうでマジ怖い。
荒筋は一切書かない。
まっさらな状態で読んでみることをお薦めする。
    *     *     *
ぜんぶ読み終わったのが今日2021-4-28。
本作品集全体のことだと秀作多くてかなりお薦め。
『おばさん』は気が滅入るだけの短編なんだが、藤沢周平はけっこうこういう作品を書く。なんのためなんだかはオレには分からん。『時雨みち』『幼い声』は藤沢作品だとよくある展開のよくあるヤツで凡作かな~。
一応、自分なりに順位を↓
特選:『亭主の仲間』 1:『夜の道』『おさんが呼ぶ』3:『滴る汗』
オレは本作品集なら『夜の道』をタイトルにすべきだったと思う。

※追記 藤沢周平作品のレビューは全般的に盲目的になっているとオレは思う。駄作・凡作も多いぜ。
本作にしたって、★多目のレビューだけに絞っても好きな作品がバラけてる。
自分で読んで他人の評価など気にせずに感じたことをきちんと言葉に置き換えてレビューしてみるといい。
自分はどんな小説が読みたいのか?見えてくるものはきっと変わってくるはずだから。
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4101247099
No.18:
(4pt)

じわーっとくるなぁ・・・

じわーっ とくるなぁ・・・
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No.17:
(4pt)

良いです。

発送も商品も、特に不満はありませんでした。
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No.16:
(5pt)

やはり藤澤作品❗️

独特の作風に引き込まれました。細かい人情の襞の世界が堪りません。素晴らしい短編集でした。
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No.15:
(3pt)

時雨みち

とり返しのつかない回り道をしてしまった――若くして不幸な結婚を二度経験した野江。一度目は夫に死なれ、二度目の夫は、野江を出戻りの嫁と蔑んでいる。しかし二度も失敗することなどできず、耐え忍ぶ日々を送っていた。そんなある日、山桜をひと枝折ろうと、爪先立って手をのばす野江の頭上から、不意に男の声がした。「手折って進ぜよう」――薄紅いろの山桜の下、たった一度出会ったその男は……「山桜」をはじめ、全11作品を収録した時代小説集。
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No.14:
(5pt)

しみじみと味わいがあります。

江戸町中の市井の生き様が味わえます。これぞ藤沢周平!と唸ってしまう名作です。
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No.13:
(2pt)

小説に虚無や断念を求めてもしょうがない

評判が良いので購入して読んでみたが、大部分が救いのない悲劇の結末でプツンと終わる話。解説には虚無や断念を登場させることによって実存を示すとあるが、小説にそんな難しいことを求める人がどれほどいるだろうか。著者の自己満足であろう。レトリックはうまいが、小説を読む楽しさは全く感じなかった。読者の期待に肩すかしを食らわすことで余韻を残そうとする著者や小説によく出会うが、エンターテイメントこそお金を払って読む読者への最低限のサービスだと思う。著者の後年の著作にはそのような名作がたくさんあるが、この短編集はハズレだ。
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No.12:
(3pt)

後味の悪い話が多かった

明るい、心温たまるストーリーを期待している方にはお薦め出来ないです。後味の悪い話が多く編集をもう少し考えて欲しかった、残念です。
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No.11:
(5pt)

じっくり哀しみにひたれます

がちで哀しいです。文章表現の圧倒的な繊細さと美しさが際立ちます。
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No.10:
(5pt)

引き込まれます。

ラジオの朗読で「滴る汗」を聴き、文章力に魅せられたので、読んでみることにしました。
どの短編も、素晴らしい臨場感でもって、ぐいぐい引き込んでくれます。
藤沢周平、気に入りましたね〜!
もっと読んでみたくなる作家です。
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No.9:
(5pt)

朗読してもらいたい話の数々

紙数360ページの文庫版に11の短編を盛り込んだ藤沢周平の短編集だ。氏の短編はいつ
読んでも、「人生の機微」を感じさせると言うか、ほろ苦さを感じたり、ほろりとさせ
られたり、ああやっちまったと感じたりで、ハッピーエンドは無い。が次はどんな話だ
ろうと、期待にワクワクするところがある。舞台は江戸時代の城下町、市井の職人たち
の仕事や女とのしがらみ、裏長屋の住人のしたたかさ、下級武士と町人女の道ならぬ恋、
隠された商家の秘密といったストーリーが展開される。
 読書に熱中のあまり、油断をしていると電車を乗り過ごしそうになる一冊だ。
願わくばラジオの朗読番組に加えて欲しいものだ。
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No.8:
(5pt)

傑作揃いの短編集

生きることの苦悩や男女の愛憎のストーリーは心に沁みる。人間の残酷さ、心の動きなど江戸時代の人間模様を美しい文章でえがいている。
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No.7:
(5pt)

しびれます・・・

藤沢周平再読、これもいい、特にさいごの表題作は、心が震える出来栄え。
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No.6:
(4pt)

良かった

読みやすくて面白い、
山桜を読みたかったので買ったけど、
それ以外も面白かったです。
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No.5:
(4pt)

幅広い詰め合わせ短編集

武家もの、市井ものを取り合わせた11編の短編集ですが、
全体的に男女の心の機微を追いつつ様々な人間模様を描き出しています。

「山桜」は先に映画を観てそのあとこちらの原作を読みました。
原作が思いのほか短かったことに驚きましたが、
映画では「えっここで終わるの!?」と思ったよりも
もう少し手前で話が終わっているにも関わらず、
穏やかな読後感があったのは流石だと思いました。

「亭主の仲間」「飛べ、佐五郎」「滴る汗」はちょっとホラーな感じです。
読み終わって顔を上げたら崖っぷちに立たされているかのような、
そんな怖ろしさがありました。

一番好きなのは「おさんが呼ぶ」です。
おさんは極度な無口ながら働き者で良く気がつく娘で、紙問屋に奉公しています。
そこへやってきた行商客の兼七と些細で温かな触れ合いを重ねるうち、
言葉にしたいのに声にならないというおさんのジリジリとした心情に
こちらもまた、喉に何かが仕えたような思いで読み進めました。
最後はもう「おさん、やった!」と涙と共に快哉を叫びました。
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No.4:
(4pt)

時代を感じさせない短編集

20ページ前後の短編が11編。1つ1つがそれぞれ異なる面白さ。
冒頭の2編はいかにも藤沢周平らしい。武士社会の影を描いており、読み始めたと同時に事件の匂いがする。

映画になった「山桜」は一転「恋」の物語。心がほっとする。
他にも貧しい長屋住まいの中でも必至に生きている町人たちの人情を短い中にも男女を交え、深くそしてあっさり描いている。

驚いたのは「亭主の仲間」。時代劇のホラーだ。怖い。

タイトルの「時雨みち」は、そのまま現代に置き換えても通じる。
若い時に本気で好き合った男女。自分の出世のために女を捨てた男。捨てられた女。
別々の人生を歩み、何十年かぶりに再開。
その時、二人は過ぎ去った人生を改めて振り返る。。
時雨みち (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:時雨みち (新潮文庫)より
4101247099

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