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徳川埋蔵金はここにある: 歴史はバーで作られる2
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徳川埋蔵金はここにある: 歴史はバーで作られる2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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バーでの謎解きシリーズもずいぶん登場人物が変わったなあ。ミサキさん自身の謎はこの後もつづくのかな。 | ||||
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著者の鯨氏は、心底この状況設定が好きなのか、若しくは一発当てたデビュー作の “味” が忘れられずにこの設定を使い続けているのか? 副題にバーで作られると書かれている様に、デビュー作や別の著書と同じく、歴史に関する本流で有る大学教授が、バーで知り合った単なる民間人と “歴史バトル” を繰り広げると言うもの。 切り口が全く異なるのならわかるが、パターンは誰かが歴史に関する話しを振り、それを受けて専門家では無い人が異説を唱え、歴史学の本流で有る大学教授の推する教科書レベルの通説に異を唱えると言うもの。 だから、読み始めてすぐにシチュエーションがデビュー作と全く同じという事で幻滅し、会話の進め方も全く同じで興醒め。それだったらデビュー作と同じ設定の方が、まだしも読者が付くのでは無いだろうか? さて、肝心の “歴史バトル” に関して、本書では四つを取り上げている。 ・竜とドラゴンは別の生物 ・サルでも判る応仁の乱 ・遠い国から来た天草四郎 ・徳川埋蔵金はここにある 歴史に疎い自分は、応仁の乱がそもそもどんな乱だったのかが知らないので、応仁の乱は評価が出来ないが、鯨氏が今まで出してきた “歴史バトル” 本の中で、その史実を知らなくても楽しめたのに比べると、やはり劣化したと言わざるを得ない。 他三つも、パンチが弱い。 竜とドラゴンに関しては、そもそもタイトル通りで、仮に中国で生まれた竜が伝播の過程でドラゴンになったとしても、伝播の過程でモチーフとなった生物が変化するのは普通の事。本書に書かれている、東洋では竜は神の化身で有るのに対し、西洋のドラゴンは悪魔の化身と言う差異に焦点をあてた方が楽しかったかも? 天草四郎に関しては、本書でのバトル中に登場人物の大学教授が言っている様に、目撃証言と言う決定打への対抗が弱すぎる。 埋蔵金に関しては、本書でも挙げているTV番組(糸井重里のヤツ)でも、大方の視聴者は無いと言う前提で見てたんじゃないかな?だから “歴史バトル” のきっかけとしては弱いし、導き出した “新説(真説?)” は著者お得意の「あ」が全く感じられなかった。著者は駄洒落が得意なんだから、埋蔵金の埋まっている場所も、邪馬台国=八幡平程度の駄洒落は思いつかなかったのかな? 最後は自分への備忘録だが、本書で小ネタ的に紹介している「先(さき)を越された(元々はせんを越された)」、「一段落(いまはひとだんらくと言う人が多いが、正しくはいちだんらく)」、「だらしないは、元々しだらないの言い間違え」を、本書四つの歴史バトル全てに散りばめてくれたら、もっと面白かった。 | ||||
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