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魂手形 三島屋変調百物語七之続
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魂手形 三島屋変調百物語七之続の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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安定の面白さでした。 | ||||
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待望のシリーズ あっという間に夢中で読みました。幽霊、妖怪の形式を取ってますが、一連のどの巻も弱者に対する思い遣りや人の情けが脈々と流れていると感じます。涙腺の弱い私にはティシュが手離せませんでした。巻の終話が次回作の期待を否が応でもかき立てます。早く読みてぇ〜な 先の短い爺さんより | ||||
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3つの短編から成る。小野不由美もそうだが、宮部みゆきも読者を怖がらせるテクニックは抜群だ。西洋的なアクションやスプラッターを駆使した怖さも面白いけれども、日本的なじわじわ来る怖さも面白い。私は『高校事変』も好きだし『ゴーストハント』や『三島屋変調百物語』も好きなのだ。 『火焔太鼓』は、人間の業の深さに翻弄される夫婦を描く。火事に悩まされることのない小藩に隠された秘密。何の対価もなしに、平穏な生活を送ることはできないことを示唆する。その対価があまりにも大きい。それでも藩の人々(主に藩主)は藩内の平穏を願って対価を支払う。悲しみに沈む人々がいても。 『一途の念』は、不幸な生い立ちのお夏の一念が、自分の子どもたちを夫の子どもであるように、夫の伊佐治そっくりに3人兄弟の顔を似せていた、という不思議な話。4番目の、女の子であるおみよだけが似ていない。それがおみよにとって悲しかったのだが…三島屋の小旦那こと、富次郎が、団子の屋台売りを生業とするおみよの話を聞くことになる。 『魂手形』は、木賃宿の息子だった吉富の不思議な話。魂の里の水夫(かこ)であった七之助の連れてきた水面という女の幽霊が、成仏出来なかったのは悲惨な死に方をしたためだった。吉富は、体の弱ってしまった七之助に代わって水面の仇を討つ。 嫁いでいった、最初の百物語の聞き手であるおちかのめでたい話に、水を差す商人風の男。おちかの祝言のときも富次郎に会っている。その男が、富次郎に百物語の聞き手としての覚悟を問う。これが一番怖い。すでに次の巻の構想はできているらしいから、今から期待しておきたいと思う。こうした怖さが日本人らしくていいねえ。 | ||||
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他の皆さんが書かれている通り、いつもよりボリュームが控えめですが、これには理由があります。 今巻は2020年2月より野性時代にて連載されていましたが、同年7月より高知新聞にて続編となる『よって件のごとし』も始まりました。挿し絵も三好愛さんが担当してらっしゃいます。 二重連載の形となった三島屋は、元々同じ巻にまとまる筈でした。しかし、厚みが凄いことになることと、読者を待たせることがしのびなかった作者の思いで2つの巻に分けることとなったのです。 と、何処かのネット記事で読んだのですが、もととなる記事が探しても見当たらないのです。 大変心もとない情報で申し訳ないですが、 今巻は言わば前後編の前編とも捉えられるのではないでしょうか。 内容としては、1話目の火焔太鼓の原料に隠された様々な事情と語り手の心情に思い馳せれば、言葉にあらわすことは難しいです。 しかしそれを代弁するかのような最初の1ページに大きく描かれた挿絵の真意に気付いたとき、ただただ優しい絵でありながらその事実に涙が滲むこと間違いありません。 2話目となる一途の念は、ひたすら痛ましく、望まぬ形で魔法が解けた瞬間と、それによって何とか保たれていた幸福が崩れ去った寂しさを感じます。 3話は今巻の題名ともなった魂手形ですが、吉報から始まります。 黒白の間で語られる話は、怪異から爽快代行復習劇へと転じて楽しくはあるのですが、最後の最後にシリーズを通して現れる商人が暗い影を落としていきます。 大変続きが気になることと、次巻がいつもより早くでるのではないかという勝手な期待から☆5を付けさせていただきました。 | ||||
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一気に読みました。他の方が書いているようにボリュームが少ないかなと思ったけど別の方が書いているようにカドブンのインタビューに6話一冊の予定だったが分厚くなりすぎるし前作と間が開きすぎるから6話を3話ずつで2冊にすることになったという記事を読み納得しました。(装画やイラストも2冊とも三好愛さんだとも記載) ということで、次回の三島屋シリーズの8を楽しみにしてます。 | ||||
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宮部さんの描く江戸人情話は自分も江戸の街にタイムスリップしたような臨場感があり、登場人物も生き生きと描かれていて大好きです。特にこの三島屋シリーズは客人をもてなす季節の和菓子も美味しそうで毎回楽しみに読んでいます。聞き手がおちかから富次郎に代わったのは残念でしたが(おちかの着物の描写がなくなったことも含め)前作より今作は富次郎の人となりや心の葛藤などが描かれてきたように思います。ただ、他の方も書かれているようにページ数が少ない!と思うのはそれだけ好きなわけなのですが、なので星を一つ減らしました。 ただまだ一話目しか読んでいませんが、人の心が持つ情や哀しさにもう泣けてきました。後の話も大事にゆっくり読んでいきたいと思っています。 コロナで殺伐としている中、人間が持っている情の深さや優しさがこの本から見いだせることが救い、、かも。 | ||||
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おちかちゃんの慶事に良かったねと思う。 しかし例の商人が登場し、何事かを呟いているのが気がかり。 コロナ渦、次巻が出るのを楽しみに出来る幸せを大切にしたい。 | ||||
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