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ひょうたん
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ひょうたんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 41~47 3/3ページ
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宇江佐さんの著作は何作か拝読してます現時点、「ひょうたん」はすっかりハマりました。 小気味良いテンポと、人の息遣いが聞こえてくる感覚と、主人公(主人公達、と言うべきでしょうね:-))を取り巻くそして何よりも自分の住んでいる街が舞台だっていうのと。 「ホッコリ」と評されている方のご意見、大賛成です。 ほろ苦い涙を浮かべた目、くすっと微笑む口。「ひょうたん」を読んでいる自分を自分で見たら、きっとそんな感じなのかと。 あらためて、本作面白かったです! | ||||
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お鈴と音松夫婦の営む古道具屋を舞台に、 市井の人々の人生が交錯する連作時代小説。 面白かったです。 何よりも、 宇江佐作品としては、 乾いた価値観が背景に見られ、 ときに残酷な結末もある。 人間の嫌な部分も描き切っていて、 今までの作品にない新しさを感じた。 また料理の描写が充実。 毎回江戸前の素材が登場する。 個人的にははまぐり汁が美味そうだった。 こうして見ると、 本作、何だか池波正太郎へのオマージュなのかと想像させるのだ。 当然、ほのぼのした作風のコアは不変なのだが、 そこに今までにない、池波タッチとでも言うべき味付けがされている。 | ||||
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冒頭の一話に出てくる柚子味噌大根は「ほくほく」としていて、実に美味しそうだ。 それぞれのお話に出てくるお総菜は、どれもあったかくて懐かしい。 お話も、そうだ。 手作りの和食が「ほっこり」と暖かいように、江戸の人情が心に沁みる。 いい話です。どうぞお手に取ってご覧ください。 | ||||
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火曜日に買って帰りの電車から読み始め 木曜日の帰りで読み終えました。 通勤時しか本を読まないのですが 宇江佐真理さんの作品はスイスイと進んで行きます。 短編が6編。古道具屋の夫婦が軸になっています。 近所、親子、兄弟との係わり合いが現代では考えられないようだと思いつつ 日本人の根底にはこんな豊かな心情が隠れているんだろうなぁと 仕事や人付き合いで 付かれた心がホッとさせられるそんな思いで読みました。 各編にでてくる美味しそうなお菜。今度作ってみようかなんて思ったりもしました。 最終編で思わず目に薄涙がにじむ出来事が。 やっぱり人が好きでいられそうです。 | ||||
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父の遺した骨董店を賭け事で潰しかけた音松。 将来を誓い合った男に捨てられたお鈴。 そんな二人が寄り添って立て直した古道具屋に、ある日、浪人から一振りの刀が持ち込まれた。 調べてみると、最上大業物の名刀だった。音松は浪人に1両を融通した……。 底抜けにお人よしの夫婦が営む古道具屋を舞台にして、江戸に息づく熱い人情と心意気を、情緒豊かに描いた連作6編。 今の世の中、「人情」に触れてほっと一息つくほど救われた気持ちになる時はない。 是非、一読をお薦めする。 | ||||
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江戸・五間堀で小さな古道具屋を営むお鈴と音松夫婦を主人公に、持ちこまれる品物をめぐっての様々な人情劇。宇江佐ファンならその空気はもうわかるはず。毎晩集まる亭主の友達のために、料理上手なお鈴が酒の肴をつくる場面がたびたび描かれているのが印象的で食の興味をそそる。またそれぞれの実家との確執の場面も各人の背負う人生の哀しみを感じさせる。少ししか登場しない芸者の豊八や岡引の虎蔵も、その言葉遣いや細かい風貌の描写によりしっかりと命が吹きこまれている。一行一行大切に読みたい、心に暖かいものが残る珠玉の一冊。 | ||||
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剣豪ものばかり読んでいたので読み始めはなんのことはない???という感じでしたが、音松とお鈴が暮らす五軒堀の日々の暮らしが鮮やかに目の前に広がりはじめた時分にはすっかり自分もそこで暮らしている住人のような気持ちになりました。宇江佐さんの書く人情時代小説はいつも大好きで読み終わるのがもったいなく、読むのをためらいながら読み始めるというジレンマに陥っています。 | ||||
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