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ひょうたん



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ひょうたんの評価: 4.48/5点 レビュー 54件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.48pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全47件 21~40 2/3ページ
No.27:
(4pt)

仕事の後ちょいと腹ごしらえ

読んだ後に清々しい気持ちになりました。個人的に自分の実家がある為、浅草・本所・深川辺りを舞台にした、特に食べ物絡みの時代小説は私の好みです。特にこのお話は殺しや大きな事件などが起きるわけではないので、まるで江戸の人の日常を覗き見ているような気分を味わえて、嫌な現代社会のしがらみを読書中のひと時だけでも忘れることができます。

読み終わって1つだけ後悔したことは、本作が『ひょうたん』の続編だったということ。『ひょうたん』は長らくAmazonの欲しいものリストに入れたっきり、すっかり読んだ気でいたのだけれども、実際には読んでいなかったことを後になって気づきました。

とは言っても、親世代の話と息子世代の話、と世代が違う話なのでネタばれなどもなく後からでも十分、『ひょうたん』を楽しむことができそうです。これから読もうとしている方はご注意を!!

それにしてもやっぱり気心の知れた店で仕事の後ちょいと腹ごしらえしながら馴染みに相談したり意見したり、って言う公式には憧れます。お裾分けしあったり・・・。家族同士も知り合いでなんでもお見通し・・・。自分にもそんな場所、あったらいいなぁ。江戸時代の人間関係ってなんとも暖かなぁ、とつくづく感じました。
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.26:
(5pt)

ふっくらとした読後感に浸っています

宇江佐真理さんの本のすべてを読んだわけではありませんが、これまで読んだ作品は
ほとんどの作品を好ましく思っています。
しばらく宇江佐さんから遠ざかっていたのですけど、書店で立ち読みしていると、ずんずん
引き込まれそうになりましたので、買いました。
宇江佐さんの描く人情味が、私は好きです。
登場人物それぞれが、懸命に生きて、幸せを見出していってほしいです。
おしのさんは悲しい結末が待っていましたが、ひっそりとしたおしのさんの存在は、ほかの
人たちには大きかったのではないかと思います。
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.25:
(4pt)

この人の作品は良いです

いつもと同じでありながら、つい読んでしまう。安定感があり、読むのに楽。何か読みたいなと思うときに、抵抗なく読むことができる。
ひょうたん (光文社時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:ひょうたん (光文社時代小説文庫)より
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No.24:
(4pt)

いつもと同じでも、良い

同じようなパターンであるが、安定感があり、期待を裏切らない作品と思う。
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.23:
(5pt)

心に沁みます

本屋さんで書店員さんの手書きのポップを添えて並べてあったのが目について購入しました。

作者の本は初めてで、当然のことながら本作の前作にあたる「ひょうたん」も読んでいませんが、面白く一気に読みました。

古道具屋を営んでいた父親が亡くなり、独り遺された母親を心配して奉公を止めて戻ってきた主人公長五郎ですが、古道具屋の経営は上手くいかず、料理上手な母親の助けを得ながらめし屋を開業、母親から料理を教わって何とか独り立ちができるくらいになった頃に母親が亡くなって独りでめし屋の親父をやることになった、というのが大まかな背景事情です。親父と言っても長五郎はまだ30前。憎からず想っていたものの事情が許さず離ればなれになって他の男性に嫁いだ女性が、嫁いだ男性が亡くなって、息子共々家を追い出されて今は芸者をしているとのこと、また長五郎はその女性とは10年前にたった一度きり契りを交わしただけなのですが、息子というのはそのときにできた子供かもしれないとのことで、長五郎は大いに悩みます。長五郎と女性、息子、そしてめし屋に現れる様々なお客が織りなす心温まる人情話が展開されていきます。長五郎と女性・息子との結末は如何に・・・?

とても暖かい気持ちになることのできる一冊で、間違いなくお勧めできると想います。
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.22:
(5pt)

とっても感動的でした。

この小説には人のぬくもりと情愛を感じます。私たちが失いかけている思いやりの心が全編を通じて語られており、いつもながら感動しました。
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.21:
(5pt)

文句なく、面白いです

前作「ひょうたん」を未読でも、十分楽しめます。
誰にでも、自信を持って薦められる一冊だと思います。

難を挙げるなら、巻末の解説。
作中に登場する武家の相川と浦田を完全に混同して書いていて、なんとも間の抜けた解説となってしまっています。
こういうのは、解説者がしっかり読み込んでから書くのは当然として、編集者もちゃんとチェックすべきではと思います。
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.20:
(4pt)

性根の良い人々の、心遣いの集まり

出てくる人みんなが「気ぃ遣い」で、それ故のすれ違いにもどかしく思いながらも、大団円で閉じる「定番時代人情モノ」の要素がみっちり入っている感じです。時代物はこうでなきゃ、を外しません。
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.19:
(4pt)

男の遠慮と女の意地の物語かな?

夕方から朝方まで開いている夜鳴きめし屋。
そのめし屋の主と主が若い頃好きだった芸者との関わり合いを中心にして、
めし屋を訪れる様々な稼業の客達に纏わる話とを静かに絡めながら物語は坦々と流れて行きます。
男の遠慮と女の意地が二人の間の溝を深め子供の心を傷つけてしまいます。
二人が素直になったとき幸せがおとずれます。子は鎹ですね。
宇江佐真理は揺れ動く男女の愛情の機微を描くのが上手いと思います。
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.18:
(5pt)

酒と酒の肴が欲しくなる

あー、物語はこう続くのね。。。。と
感心しながら あっという間に読み終えてしまいました
酒の匂いや食事の湯気が伝わるようでした
江戸の人々と 上手い酒や上手い酒の肴を一緒に食べたような
気分になりました
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.17:
(4pt)

「ひようたん」の続編ですね。

「ひょうたん」はかなり好きでした。
食事の支度と食事のところがとても美味しそうで、つい大根を煮てしまいました。
その時子供だった息子の長五郎のお話です。
利発でしっかり者の男の子だったのに、何だかくたびれた青年になってびっくり。
でも若くて苦労した分、人の気持ちの分かるめし屋の大将となってます。
しみじみしますよ。。。
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.16:
(5pt)

「ふっ」と鼻が鳴りそうな笑いもあれば、せつなさにたまらなくなる場面もありました

よく思うのですが、本を読むのも食事と似ていて、「もう少し読んでいたい」という所で筆が置かれている
のが、じつは魅力的なのではないでしょうか。
満腹感ばかり、あるいは食べきれずに皿に残っているといった状態では、味を振り返る余裕が無くなりそう。
どのくらいのところで満腹感を感じるかは人によって異なると思いますが、私には宇江佐さんの作品が
腹八分目か七分目くらいでスッと終わっていて余韻とともに「もう少し読んでいたい」心地よさが残るので
大好きです。

『ひょうたん』の一つひとつの話…あたたかく読み終えました。
事件というほどの事件ではなく、「出来事」なのかもしれませんけど、いろいろあるその後ろでお鈴は、こまめに
食事の支度をしています。
江戸のお話をあれこれ読んでいると、食事の支度が今よりもどんなに大変だったかが素早く想像できるように
なりました。
手抜きしたいときにはお豆腐を買ってきたり、煮売りを呼び止めたりしたこともあったのでしょう。
また、好きで一緒になった亭主だけど、朝になると仕事に出て日暮れに戻ってくるよその亭主と違って音松は
たいてい店にいるわけで、昼も食べさせないといけない…四六時中一緒というのは、お鈴にはちょいと厄介
だっただろうなと、この件を書いているところではくすっと笑ってしまいました。
ひょうたん (光文社時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:ひょうたん (光文社時代小説文庫)より
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No.15:
(4pt)

江戸の夫婦を感じる

がらくたやを商いとしている夫婦にまつわる話し。

喜怒哀楽が心地よく感じることができ、後味が
良い小説。

この本を読んだのちに、夜鳴き飯やを読みたい。
ただし、どちらを先に読んでも楽しめることは
間違いないです。
ひょうたん (光文社時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:ひょうたん (光文社時代小説文庫)より
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No.14:
(5pt)

NHK ラジオ文芸館

当方もラジオ文芸館の余韻のある朗読劇が
購入の動機です。(五間堀の雨、053頁)

深川江戸資料館でボランティアをしていますが
時代小説が好きでここへきてみたという
お客様のうち この宇江佐真理さんの作品を読んでます、
という方がすくなからずいらっしゃいます。
いつか読んでみたい、と当方も思っていたので
いいきっかけで購入することとなりました。
ハードカバーで、フォントなども読みやすい体裁です。
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.13:
(5pt)

まだ読んでませんが

2012年9月のNHKラジオを聞いてて話が面白く、つい本を買って読もうと思ったのですが、題名を覚えてなくラジオ番組の内容を調べて、本を購入することにしました。まだ本は届いていませんが、今から楽しみです。
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.12:
(5pt)

面白い

たまたま車でかかっていたNHKラジオドラマで面白かったので早速購入。
味のあるいい作品でした。時代小説が好きでしたが、最近はあんまり読んでなくて。
宇江佐真理さんの作品も初めてでしたが、はまりそう。オススメ!
「うえざ」が宇江佐とすぐに変換したので驚いた。
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.11:
(5pt)

居酒屋を舞台に描く、江戸の人情味豊かな心温まる時代小説。

古道具屋を営んでいた父が亡くなった後に実家へ戻り、そこで居酒屋を営むことになった息子の長五郎。店の名は「鳳来堂」。
朝方まで営業しているため、友人から近所に住む武士、芸者など、多くの人が足を運ぶ。本書では、その鳳来堂で、さまざまな客と主人が織りなす日常を描写されている。時折見せる主人公の人情味あふれる温かい言葉、様子に心があたたまる。
かつて恋仲であった女(ひと)は、いまや一児の母。その子はもしかしたら自分の子かもしれないと疑う長五郎とのやり取りも面白い。
居酒屋を舞台に描いた、江戸の人情味豊かな心温まる時代小説。
あぁ〜心ゆたか。
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.10:
(5pt)

人情味豊かな

人情味豊かな時代劇であり、ラブストーリーです。
みさ吉という芸者と、飯屋の亭主の長五郎、みさ吉の息子の惣吉、三人の関係がたて糸となっています。
長五郎の店にやってくるさまざまの客との人間関係が、そのたて糸にからみます。
まろやかで、熟成した雰囲気にひたることができます。

みさ吉は、今でいうツンデレですが、ちょっとツンの部分が勝りすぎかなあ、と少し気にかかりました。
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.9:
(5pt)

心に沁みる人情噺

前作とも言える「ひょうたん」は古道具屋「鳳来堂」を営む夫婦を主人公に、江戸庶民の暮らしや哀感が描かれた傑作でした。
今回は、「ひょうたん」の主人公夫婦が他界し、息子の長五郎が店を古道具屋から居酒屋に切り替えるという思い切った設定。居酒屋には、古い知り合いの酒屋の主人、とび職、駕籠屋、芸者や武士などの客が、それぞれの背景を背負って登場し、様々の話が展開します。
物語を貫くのは、主人公長五郎と幼馴染で芸者になったみさ吉との物語ですが、これが、すんなりと一筋縄でいかないあたりがいい。気風のいい芸者の駒奴、元売れっ子芸者で今は夜鷹のおしのなど、ストーリー展開に欠かせない人たちの役どころも絶妙で、人生の厳しさ、悲惨さも織り込まれ、話に深みがあります。
すっきりと柾目のとおった江戸落語の人情噺を聞くような世界に、しばし、酔わせてもらいました。
夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:夜鳴きめし屋 ひょうたん (光文社文庫)より
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No.8:
(5pt)

さすがに巧い!です

宇江佐真理さんは読者を裏切らない作家だと思います。
それほど期待したわけでなく、ちょっとつなぎのつもりで読みましたが、
一話、一話読み進むうち、やっぱり巧いなぁとにんまりしてしまいます。
地味ですが、江戸の人情味が手を抜かない細やかさで描かれています。
このジャンルがお好きな方にお薦めです。
ひょうたん (光文社時代小説文庫)Amazon書評・レビュー:ひょうたん (光文社時代小説文庫)より
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