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商武の絆: おれは一万石



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【この小説が収録されている参考書籍】
おれは一万石(14)-商武の絆 (双葉文庫)

商武の絆: おれは一万石の評価: 2.60/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(1pt)

適当経済感覚

井沢元彦などが書いたナンチャッテ歴史本じみた間違った認識。

安易に棄捐令などを批判するのは金は基本紙幣をすればいい現代の感覚でのインフレ政策デフレ政策と論じ、江戸時代当時には重要だった「貨幣の金属としての質による信用と、製造のための金属の量の確保」という問題を無視したネットで素人が書いた資料を軽く読んだだけで雰囲気で書いている証拠。

そもそも、棄捐令の貸し渋りは定信が早期解決を指示した結果、三ヵ月で大規模なものは終息している。そもそも札差の貸出資金は全体の七割強が他所から資金を調達しており、幕府は踏倒しを認めている。今後はより低利で幕府が札差に貸すことになっており札差はまったく損していない。公儀からの金をそのまま武家に仲介するだけで利息の半分を得られると札差は貸し渋りによる抗議は早々に引っ込めている。

なお、棄捐令は江戸の景気的にはむしろプラスの効果。
棄捐令は勘定奉行の久世が長年富豪の元に溜め込まれた金が世に流通することにより経済が活性化するなどと試算していた。天保の無利子年賦返済令の際の当時の勘定奉行の発言にも「延享3年から寛政9年までは52ヵ年、寛政9年から今年までは47ヵ年になります。およそ50年に一度、借金を破棄する措置を実施しないと、かえって世上の金銀が流通しない原因となってしまうと存じます」というのがある。

何故、このような行為が必要かと言うと、江戸時代は、現代の銀行のように貯金を別の誰かに融資することで市場に還流される仕組みが無く、商人が蔵の中に金を貯め込むとその分、流通する貨幣が減り、市場全体が冷え込むという経済原理があったため。
幕府側に定期的に金を吐き出させようとする政策は、一定間隔で行われる商人への一括の課税であり、同時に豪商に退蔵される貨幣を吐き出させ、貨幣供給量を増やすことで経済の停滞を防ぎ経済活性化する富の再分配の施策であったと歴史学者の山室恭子は述べている。
おれは一万石(14)-商武の絆 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:おれは一万石(14)-商武の絆 (双葉文庫)より
4575670146
No.1:
(1pt)

面白くない

同じパターンの話が繰り返されるだけに堕落している。シリーズ当初の主人公の勢いと経済的な視点からの家おこしの斬新さに興味を持ったが、毎度お馴染みの犯罪解決シリーズの繰り返し。佐伯氏や上田氏の作品に肩を並べましたね。
おれは一万石(14)-商武の絆 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:おれは一万石(14)-商武の絆 (双葉文庫)より
4575670146

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