若殿の名: おれは一万石
- おれは一万石 (18)
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毎回悪意を持った相手とのやり取りがほぼ筋書きとしてワンパターン化しており、数巻読むともう飽きが来る。この点は入り婿侍でも同じで、この作者の構想力の限界を感じる。 | ||||
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今回もたった1万石の大名である正紀の奮闘ぶり。 将軍家綱の法事に多数の大名や旗本が繰り出し、慌ただしい寺先で、一人の7歳の子供が二人の侍に斬りかかられた。 警護のため出張っていた北町奉行所、山野辺蔵之助が助ける。しかし本人が名乗りをせず、どこの誰かがわからなかった。 しかし服装や物腰が貴人の子供に見える。 道場仲間の、正紀に預けることに。 そこから、幕府政権内部を揺るがす事件がはじまる。 読み応えがあるこのシリーズ!次回も期待! | ||||
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まず最初にAmazonの表紙写真はいいが、説明のタイトルが「籠の蝶(仮)」となってる 籠の蝶の方が内容を表してるかもしれないが… 筋立てはそこそこちゃんとしてる でも、所々満足できないところも… これほどの大事件なのに、奉行所の一与力が町奉行に相談せずに動く あり得ない 剣劇シーンでは、切り結んだあと必ず小手に斬り込む これではTさんの、川端での辻斬り、一足一刀、あしゅびを多用する作品くらいマンネリ 若殿を追うふたつの勢力も、随所に公に出来ないと妙に勝手にたがをはめる 読み終わって感じるのは、大筋はOKだが、随所に作者に都合のよい制約と展開 | ||||
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事の発端は不忍池畔で踊るように見える蝶を押さえようとしている身なりの良い武家の子どもに、顔を布で顔を包んだ侍二人が現れ、抜刀して切りかかったのだ。その子どもを北町奉行所高積見回り同心山野辺蔵之助が助ける。はて、何処に預けたらと思案してたどり着いたのは、道場の親友井上正紀・下総高岡藩当主の上屋敷なば!!!??安心。その子どもを中心に正信派と反正信派が争う。高貴な子どもは両親の肌に触れる愛情無く育ったように見受ける。殻に籠った心を正紀の妻・京と娘孝姫はほぐしていく。正紀の伯父徳川宗睦と一橋徳川治済と何か話し合い、亀之助(高貴な子ども)を名もなき普通の子どもとして一橋徳川家にも出される。ここにも子供を奪おうとする輩が現れる。撃退する。面白いよ。 | ||||
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今回は、正紀さんが父親らしい振る舞いを見せながらも、襲われていた男児に接しています。 こういう時には、京様との温かい関係がものすごく支えになります。 結婚当初の京様のきつさがもうタイムマシンで遡るほど大昔の事になってしまったくらい、温かい家庭です。 一方、男児の身元がわかったのに、それを政争の具にしようとする尾張徳川の宗家と、その附家老の正紀さんのお兄さん睦群。 正紀さんが「そろそろ屋敷に帰らせてもよいのでは」という提案に対して 睦群さん、「何をたわけたことを」と鼻先で笑います。 尾張徳川家の今後を考えて男児の父親を利用しようとする兄ちゃん…こんなに腹黒男だったのか…(失望)。いや、大元は、その兄睦群の使える尾張徳川のトップの思惑ではあるのですが…。 実際にそのくらいのことがあったとしても驚きませんが。 1万石の大名だから、非情に徹しなくてもいいのだなと 現代も、庶民の結婚は自由だけど、財閥の子の結婚はさほど自由でないのと同じだなあと改めて思いました。 読んでいる時は、匿っていることが男児の父親と対立する松平定信の取り巻きに探り当てられて、高岡藩藩主が城内で針のむしろになりはしないか、藩が冤罪に陥らないかと不安でしたが、それはなくてホッとしました。 婚姻関係など歴史的事実をもとに、うまくこういう物語を作れたなあと感心しています。 | ||||
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