西国の宝船: おれは一万石
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ダイナミック感に欠ける 他の小説では、千両単位の攻防、十両盗めば首が飛ぶ、なのに、ひとつの藩で100両や数十両を苦労するのに現実感が感じられない 当時の一万石の大名をそうと描くとしたら、もっと貧困感が必要では? 当時の大型船が川を上れたのか? 水深が浅く、だから船頭も行ったことがないのでは? 塩は奪い取るのでなく、水を掛ければ売れなくなるのでは? 確か以前の作品ではそういうのがあったのでは? 多勢に少勢で蹴散らす 禍根を全て絶たず、いかにも次巻に繋げます、と言ってる その裁定が当然、仕方ないと、読者が思ってると思ってるのかな? ただ筋の追い方は丁寧かな? | ||||
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高岡藩主の座に就いた正紀は藩内の改革に着手するが、不満の輩が蠢く。正紀は詫間塩を藩で直接の商いをすることにより、藩士から借り上げている二割の禄米を戻すこと出来るのではと、家臣共々奔走する。目途がつき、詫間塩が入津する段に邪魔をする者が現れる。邪魔者を排除し家臣を喜ばすことが出来る。高岡藩主にダメージを与えようとした実力者は口をつむぐ。面白いよ。3月が楽しみです | ||||
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藩主になってもやはり財政状況は悪い! 反正紀派と親正紀派に分裂していたことを問わず、派閥にこだわらずに人事を行っているのに、反正紀派が取り立てられると、他の藩士から「媚を売りやがって」。前回大怪我をした植村さんが無事復帰し近習になるも、「外様のくせに」。 あ~もしかしたら現代の会社の人事異動の度に、こういう会話が裏でかわされているのでしょうか…。 ここを乗り切ってこそ藩主だと思うけれど、なぜに、正紀さんは、最初に皆を集めて、「俺は皆からの2割借り上げをなくしたい!そのために、一同、力を合わせてくれ!」とアナウンスしないのだろうか…。 ちょっとそこがわかりませんでしたが、それもガッチリした身分制度の時代の為せるワザでしょうか。反正紀派で今回取り立てられた人が、新たな収入源を確保するための営業活動の中で、正紀さんがこれまでやってきたことを知って驚きます。(やっとわかったか!) う~ん、やっぱり、トップがどういう理念を持ち、藩の状況をどう変えたいか下の者にも伝えないとだめなのだろうかな?でも、武士の身分や習慣に染まった者には、藩の状況を変えるアイデアも生まれてきそうにもない?いや、やらせてみないとわからない? 現代の中小企業の生き残りのための経営を彷彿とさせ、時代小説でも、現代的な面が多くあるので、読者を惹きつけるのかもしれません。 ともあれ、今回も悪者は無事退治されめでたし、めでたしでした。次の巻は来年3月ということで、まだまだ正紀さんとその周囲の藩士の活躍が読めることにホッとしました。 | ||||
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本作も23巻となり主人公が襲封。これまで比較的自由な世子の立場で非公式の活動も比較的自由だったが、流石に当主となるとそうはいかない。その分、物語も大名家そのものが動くような展開となった。その前提として本書40ページで「高岡藩士は士分が六十八戸、足軽が十六戸」と家中の全体像が示される。 本シリーズでは近世の河川交通が舞台装置として駆使されてきたが、上述のように主人公が当主となり家中をあげて物流・商社のような活動に邁進すると、「水上交通」が単に船の行き来ではなく、より大きく取引・輸送の全体像が描かれて「近世のロジスティック」という風情で面白くかつ新鮮味も増した感じ。作品の性質上、史実からそれほどかけ離れることはできないのだろうが、そういう制約の中でこれからどう展開するのかも楽しみ。 | ||||
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