陥穽の束: おれは一万石
- おれは一万石 (18)
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定番の安定感がある物語。 | ||||
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一気に読んでしまい早く32号を読みたい! | ||||
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今回は冒頭から、冬寒い中でも手焙り一つ使わない藩邸の様子が綴られています。正月の餅を買うお金もない!おまけに清三郎ちゃんはひ弱で医師がほぼつきっきり…。 こんな暗い状況の中をがんばろうとできるのは、やはり正紀さんが未だお若いから? 京サマも今回は助言どころではない様子…。 ある儲け話を他藩から婿養子に入った者が進言してきます。状況を調べ上げ、うまくいけば20両ほどのお金になるかも!やらないよりやったほうが!とプロジェクトにGoサインが出ます。 ですが、アンチ正紀さん側の計略や、裏切り、藩士同士の嫉妬などからあっという間に窮地へ! まあ、なんとか最後には損を出さず収支差し引きプラス銀三十匁。 ネットで調べると相場によるが、「金1両=銀60匁(もんめ)=銭(銅)4000文」 銀30匁は、銭2000文。かけそば1杯が16文と小説中にあるので、かけそば125杯分の利益です。え~20両ほどの狸算用がかけそば125杯分になってしまうとは!はぁ~…。 ただし、他藩から婿養子に入った者と、元からいた藩士の部屋住みとのあまり良くない関係が、互いを認め合いそうになれたので良しとするべきでしょうか。 それにしても、藩士全員に、「浜松藩の浦川のジジイに油断するな!余計なことは喋るんじゃない!」とか周知できないのか?残念です。それに、佐名木家老、青山、井尻、植村、佐名木源之助、橋本、杉尾らの活躍は面白いのですが、他の藩士や、特に部屋住みの者の活躍というか、活用がないので、やはりそれは身分制度のあった江戸時代のことで仕方がないのかもしれません。しかし、部屋住みがふてくされるのもわかるような気もします…。人材を活かして頑張ってくれ、正紀さん! 物語の最後に寛政3年が終わろうとしていたとあリます。松平定信の寛政の改革は寛政5(1793)年の7月までなので、あと1年半ほどの我慢か!と思ったのですが、あとを引き継いだ松平信明ら寛政の遺老は、同じような政治をしていたようす。ウィキでは「寛政の改革を継承する政策は、文化14年(1817年)に信明が病没し、水野忠成が新たな老中首座となるまで維持された」とあります。え~あと24年もアレ? それとも、松平信明はちょっとだけましなんだろうか…? 高岡藩、いつになったら、老中に目をつけられいびられる苦労が終わるのか、ちょっとため息が出てきました…。ま、作者は物語書きがいはあると思いますが…。 | ||||
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