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若殿の名: おれは一万石



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【この小説が収録されている参考書籍】
おれは一万石(24)-若殿の名 (双葉文庫 ち 01-57)

若殿の名: おれは一万石の評価: 3.50/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(2pt)

マンネリ

毎回悪意を持った相手とのやり取りがほぼ筋書きとしてワンパターン化しており、数巻読むともう飽きが来る。この点は入り婿侍でも同じで、この作者の構想力の限界を感じる。
おれは一万石(24)-若殿の名 (双葉文庫 ち 01-57)Amazon書評・レビュー:おれは一万石(24)-若殿の名 (双葉文庫 ち 01-57)より
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No.5:
(4pt)

小さな大名の奮闘シリーズ

今回もたった1万石の大名である正紀の奮闘ぶり。
将軍家綱の法事に多数の大名や旗本が繰り出し、慌ただしい寺先で、一人の7歳の子供が二人の侍に斬りかかられた。
警護のため出張っていた北町奉行所、山野辺蔵之助が助ける。しかし本人が名乗りをせず、どこの誰かがわからなかった。
しかし服装や物腰が貴人の子供に見える。
道場仲間の、正紀に預けることに。
そこから、幕府政権内部を揺るがす事件がはじまる。
読み応えがあるこのシリーズ!次回も期待!
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No.4:
(3pt)

合格点ではあるが…

まず最初にAmazonの表紙写真はいいが、説明のタイトルが「籠の蝶(仮)」となってる
籠の蝶の方が内容を表してるかもしれないが…

筋立てはそこそこちゃんとしてる
でも、所々満足できないところも…
これほどの大事件なのに、奉行所の一与力が町奉行に相談せずに動く
あり得ない
剣劇シーンでは、切り結んだあと必ず小手に斬り込む
これではTさんの、川端での辻斬り、一足一刀、あしゅびを多用する作品くらいマンネリ
若殿を追うふたつの勢力も、随所に公に出来ないと妙に勝手にたがをはめる

読み終わって感じるのは、大筋はOKだが、随所に作者に都合のよい制約と展開
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No.3:
(5pt)

井上正紀は優しい!!!

事の発端は不忍池畔で踊るように見える蝶を押さえようとしている身なりの良い武家の子どもに、顔を布で顔を包んだ侍二人が現れ、抜刀して切りかかったのだ。その子どもを北町奉行所高積見回り同心山野辺蔵之助が助ける。はて、何処に預けたらと思案してたどり着いたのは、道場の親友井上正紀・下総高岡藩当主の上屋敷なば!!!??安心。その子どもを中心に正信派と反正信派が争う。高貴な子どもは両親の肌に触れる愛情無く育ったように見受ける。殻に籠った心を正紀の妻・京と娘孝姫はほぐしていく。正紀の伯父徳川宗睦と一橋徳川治済と何か話し合い、亀之助(高貴な子ども)を名もなき普通の子どもとして一橋徳川家にも出される。ここにも子供を奪おうとする輩が現れる。撃退する。面白いよ。
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No.2:
(4pt)

政争の具にする恐ろしさ…睦群さんに幻滅…。

今回は、正紀さんが父親らしい振る舞いを見せながらも、襲われていた男児に接しています。
こういう時には、京様との温かい関係がものすごく支えになります。
結婚当初の京様のきつさがもうタイムマシンで遡るほど大昔の事になってしまったくらい、温かい家庭です。
一方、男児の身元がわかったのに、それを政争の具にしようとする尾張徳川の宗家と、その附家老の正紀さんのお兄さん睦群。
正紀さんが「そろそろ屋敷に帰らせてもよいのでは」という提案に対して
睦群さん、「何をたわけたことを」と鼻先で笑います。
尾張徳川家の今後を考えて男児の父親を利用しようとする兄ちゃん…こんなに腹黒男だったのか…(失望)。いや、大元は、その兄睦群の使える尾張徳川のトップの思惑ではあるのですが…。
実際にそのくらいのことがあったとしても驚きませんが。
1万石の大名だから、非情に徹しなくてもいいのだなと
現代も、庶民の結婚は自由だけど、財閥の子の結婚はさほど自由でないのと同じだなあと改めて思いました。
読んでいる時は、匿っていることが男児の父親と対立する松平定信の取り巻きに探り当てられて、高岡藩藩主が城内で針のむしろになりはしないか、藩が冤罪に陥らないかと不安でしたが、それはなくてホッとしました。
婚姻関係など歴史的事実をもとに、うまくこういう物語を作れたなあと感心しています。
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No.1:
(3pt)

近代的にあたたかな主人公一家

寛政年間の小藩=中小企業奮戦記というような本シリーズも24作となった。このようにシリーズを重ねたのは重商主義・田沼意次を追い落として農本主義・松平定信が老中をやっっているという葛藤が新自由主義に呻吟する現代にも通じたということか。そういう点ではこれまでの巻に増して本巻では主人公一家の昭和の中流階級的なほのぼのアットホーム感が際立つ。
 それはそれで面白いのだが、これまでの巻に比べて緊張感に欠ける展開であって、その分最後の後日談が気になった。しかし次は7,8月と連続刊行予定とのことで2巻にまたがる長編エピソードになるのだろう。しかし藩主になった主人公が船に乗って遠出したりできるのか?その辺が気になってすでに著者の術中におちている。
 些末なことながら棚倉藩は菊多郡じゃなくて白河郡だったよなと思いつつ、調べてみると確かに城と城下のある棚倉は白河郡(水郡線沿線)だが、領域に菊多郡も含んでいる。井上本家も関連してくるのかと。
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