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若殿の名: おれは一万石



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【この小説が収録されている参考書籍】
おれは一万石(24)-若殿の名 (双葉文庫 ち 01-57)

若殿の名: おれは一万石の評価: 3.50/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

合格点ではあるが…

まず最初にAmazonの表紙写真はいいが、説明のタイトルが「籠の蝶(仮)」となってる
籠の蝶の方が内容を表してるかもしれないが…

筋立てはそこそこちゃんとしてる
でも、所々満足できないところも…
これほどの大事件なのに、奉行所の一与力が町奉行に相談せずに動く
あり得ない
剣劇シーンでは、切り結んだあと必ず小手に斬り込む
これではTさんの、川端での辻斬り、一足一刀、あしゅびを多用する作品くらいマンネリ
若殿を追うふたつの勢力も、随所に公に出来ないと妙に勝手にたがをはめる

読み終わって感じるのは、大筋はOKだが、随所に作者に都合のよい制約と展開
おれは一万石(24)-若殿の名 (双葉文庫 ち 01-57)Amazon書評・レビュー:おれは一万石(24)-若殿の名 (双葉文庫 ち 01-57)より
4575671509
No.1:
(3pt)

近代的にあたたかな主人公一家

寛政年間の小藩=中小企業奮戦記というような本シリーズも24作となった。このようにシリーズを重ねたのは重商主義・田沼意次を追い落として農本主義・松平定信が老中をやっっているという葛藤が新自由主義に呻吟する現代にも通じたということか。そういう点ではこれまでの巻に増して本巻では主人公一家の昭和の中流階級的なほのぼのアットホーム感が際立つ。
 それはそれで面白いのだが、これまでの巻に比べて緊張感に欠ける展開であって、その分最後の後日談が気になった。しかし次は7,8月と連続刊行予定とのことで2巻にまたがる長編エピソードになるのだろう。しかし藩主になった主人公が船に乗って遠出したりできるのか?その辺が気になってすでに著者の術中におちている。
 些末なことながら棚倉藩は菊多郡じゃなくて白河郡だったよなと思いつつ、調べてみると確かに城と城下のある棚倉は白河郡(水郡線沿線)だが、領域に菊多郡も含んでいる。井上本家も関連してくるのかと。
おれは一万石(24)-若殿の名 (双葉文庫 ち 01-57)Amazon書評・レビュー:おれは一万石(24)-若殿の名 (双葉文庫 ち 01-57)より
4575671509

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