■スポンサードリンク


ビブリア古書堂の事件手帖II 扉子と空白の時



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

ビブリア古書堂の事件手帖II 扉子と空白の時の評価: 4.39/5点 レビュー 49件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.39pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全49件 41~49 3/3ページ
<<123
No.9:
(4pt)

扉子おそるべし

横溝正史幻の『雪割草』をめぐる古書ミステリー+扉子の古書『獄門島』買い取り時の紛失トラブルが挟まっています。ですが、他の方もおっしゃっているように、今回のお話はほんのとっかかりです。智恵子さんが表舞台に出てこない巻でしたから。でも、最後に智恵子さんの影が見え隠れして、いつもながら、なかなか不気味です。設定とはいえ、横溝正史の『獄門島』を読む小学生はなかなかいないと思いますし、紛失の際の推理はお母様譲りです。(正しくは祖母譲りか?)扉子ちゃんの成長を楽しみつつ、智恵子さんが絡むと後味が悪くなるのをどうにか扉子さんで明るくできたら面白いかも・・・というわけで☆4つです。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
4049130831
No.8:
(5pt)

横溝氏の入門書

シリーズの中でこれまで何人もの著者が紹介されてきましたが、今回は横溝氏の著作を今まで読んだことがない、最初何を読めば良いのか分からないというブックレビューだと思います。
主人公が栞子さんと、大介さんと古書に関しては両極端の二人を登場させているのも、なかなか手の込んだ設定です。
横溝氏の著書を読んだことはありませんが、この辺りからなら・・という本を見つけることができました。
巻末の参考文献は本を読み始めるための貴重な資料です。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
4049130831
No.7:
(5pt)

ゾクリとした

”上島家の墓地は鎌倉市街を見下ろす丘の中腹にある”
自分は、この一文で一気に引き込まれました。

今まで、ミステリではあるものの、現代劇で本につながる人間関係と、栞子さんの明瞭な”謎解き”が面白い本シリーズですが、この一文は今までにない本格ミステリ臭というか、暗雲立ち込める難題が待ち受ける雰囲気というか、それこそ、よれよれの和装にチューリップ帽をかぶった書生崩れが目に浮かぶ冒頭に期待が高まることでしょう。

作中は、雪割草に獄門島を挟み再度、雪割草と、解き明かされていく謎と、引き継がれていく想いが、鎌倉のある旧家を中心に描かれています。

そして、本作の主人公はⅠに引き続き、大輔くんと栞子さんが務めます。

扉子も作中はプロローグとエピローグが高校生、作中前半は出てこず(読み手として読者と同じ視点)、後半は小学生として出てきます。
彼女が主人公になれるのか、あるいは、次回も同じような展開になるのかはわかりませんが、今回の流れは見知った人たちが活躍するので、彼女の活躍を期待した人には肩透かしのような印象かもしれません。
ただ、周りの自分物がそろっていないだけのような様子でもあるので、今回の展開は、今までの展開も楽しめる上に、彼女がどんな主人公になっていくのか期待もできるので、自分は肯定的に受けとめています。(事実面白かったですし)

個人的な話かもしれませんが、作中に出てくる獄門島のレーベルは自分も学生時代、ファンタジーやSFに傾倒していたころによく読ませてもらっていたレーベルなので、少し懐かしい思いもしました。

あとがきで、作者の方が、横溝正史は長い間考えていた作家と書いている通り、冒頭を含め、色々と趣向が凝らしてある様子(自分は雰囲気でしかわかりませんが)

あと、個人的にはエピローグとプロローグがつながっている構成は、見直して2度おいしいお得感がして大好きです。

ところで、エスパー魔美も古書なんですね。
自分が知るのはアニメ化によるコロコロコミックの再掲載版なんでしょうけども、この作品自体も、10年の月日が経って、掲載された内容を自分が読んでいたんだと知って、もしかして、作中との月日の流れとの関連で選ばれているのかとも…、考えすぎかなぁ。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
4049130831
No.6:
(4pt)

「本好き」のネガティブなイメージの克服を望む。

本好きな人間の心を揺さぶる古書ミステリのシリーズ、私も毎回楽しみに愛読してるのだけど、満点評価をした事はない。純粋なミステリとしては読んでいないからかも知れない。
 今巻は横溝正史ファンでもある私にはとても嬉しい内容だったけど、やはり満点評価はしない。ヒロインと確執のある母親、そしてその娘へと受け継がれる「本好き」な遺伝子が一つのテーマと思うが、それが決して良いことばかりではない、と言うネガティブな描き方が、私は苦手だ。40代になっても対人関係が苦手だが、純情さを保持して、夫をドキッとさせる魅力的なヒロインと、容姿も嗜好もソックリな娘には「代々受け継がれる負の遺伝子」を克服して欲しい。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
4049130831
No.5:
(3pt)

まずまず

ファーストシリーズよりこちらの方が緩い感じがして、個人的には好きですかね。
扉子がいいアクセントになっている気がします。
次が楽しみです。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
4049130831
No.4:
(5pt)

横溝ファンなら

若い時分、それこそ小学校高学年ぐらい
からの横溝正史ファンです。
全作品蒐集して読み込む程ではないので
ファンというには心苦しいのですが、
金田一耕助ものだけでなく
由利先生、少年ものから最近も
電子書籍の人形佐七を読み返したりしてます。
探偵小説でお気に入りは「本陣」「蝶々」
「黒猫亭」等です。
今回は横溝正史が主題ということで
本当に楽しく、かつ記憶が蘇ってきて
懐かしい感じで読めました。
ビブリア旧シリーズの江戸川乱歩の巻も
大好きなのですが、今回は個人的には
あれと並ぶ傑作でした。
ネタバレ回避で内容には触れませんが、
ライトな人もヘビーな人も
横溝正史好きならオススメです。
過去と現在にまたがる構成から、
たぐった糸を巻き取るように伏線が
回収されるのが爽快です。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
4049130831
No.3:
(4pt)

扉子は必要?

やはりビブリアは栞子と大輔の二人でいいと思う。前作では本ばかりに夢中で人間に関心が無いとはっきり言い、客の売りに来た本にまで手を出す扉子にイライラしてレビューを書いたけど、今回はそんな描写が無くて不快感がなかった。どうしても扉子を出すなら、シリーズ終わりに妊娠しました、でいいんじゃないかと思う。
内容的には相変わらず資料考査は見事で、現実にありそうな展開だった。横溝正史の推理もの以外も読みたいと思わせる内容で、引き込まれてしまう。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
4049130831
No.2:
(4pt)

家族はややこしい

もともと、この『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズは、物語の語り手である大輔と祖母の関係を描くことから始まった。そこへヒロインの篠川栞子が登場し大輔がビブリア古書堂で働くことになって、数々の本にまつわる事件へと発展する。もちろん、その過程で大輔が本を読めなくなった理由も明らかになっていく。
 やがて栞子と大輔は結婚し二人の間に扉子が誕生するところで前シリーズに一区切りがつく。新しいシリーズは成長した扉子と、親になってあたふたする栞子と大輔を中心に描かれるのだろう。本書が取り上げるのは横溝正史の作品のうち、『獄門島』と『雪割草』。残念ながら江戸川乱歩ファンだった私は、横溝の作品をほとんど読んでいない。だから、家族のどろどろした確執を描いた作品と言われても、さっぱりわからないのが情けない。
 そうした横溝作品を軸に、栞子・大輔と扉子、扉子と智恵子(栞子の母親)の関係を描く新シリーズは、ファンにとって待ちに待った新作といえるだろう。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
4049130831
No.1:
(4pt)

まだ始まらない

扉子編が本格的に始まるかと期待したけど、まだ昔のエピソードが全面に出てる。相変わらず面白い世界なので、そこだけ残念。次巻はもう少し早く読みたいですね。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
4049130831

スポンサードリンク

  



<<123
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!