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ビブリア古書堂の事件手帖II 扉子と空白の時



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ビブリア古書堂の事件手帖II 扉子と空白の時の評価: 4.39/5点 レビュー 49件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.39pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全49件 1~20 1/3ページ
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No.49:
(5pt)

やってしまった…

人物像、物語のテンポ、意外性、どれも良いと思います。
とくに、読んだことのない本の紹介だけで、読んでみたいと匂わす感じも素晴らしいと思います。
私は、特に古書とか稀覯本など興味はなかったはずなのですが…スティーブン・キング好きの私は読んでしまった…スティーブン・キングの非売本「コロラド・キッド」の題名を…気づいたら購入しちゃってました。

1万円以上の本って…職業柄専門書では購入したことありますが、文庫本は初めてです。
ふー、やられた感はありますが、こういう縁も、このシリーズの魅力なのでしょう。
興味のなかった書籍に興味を持ったり、本自体を読まない人が、このシリーズをきっかけに読書するようになったり、本屋さんが推薦するのも分かります。

あっ、気づいたらストーリの感想ではなくなってました。
一言で言えば、「引き込まれる面白さ」です。
不思議なのは、情景描写などは殆どないのにサラッと書かれて1、2行で状況が浮かんできます。
言葉選びが絶妙なのでしょう。

このシリーズが続きますように。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
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No.48:
(5pt)

グッド

このシリーズのファンで、文庫本も持ってますが、今回再度読んで、やはりとても面白かった。電子書籍で読めるのは、暗がりでも読めて便利。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
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No.47:
(5pt)

ワクワク

どのシリーズを読んでも楽しいです
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No.46:
(4pt)

続きは気になる

昔から読んでる作品。
続きが気になる
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No.45:
(5pt)

時間が無いときにはご注意を

『ビブリア古書堂~』の新シリーズが始まりました。
本作は横溝正史の未確認作品を主題とした三部構成、
第一章で残された謎が第三章で最終的に解決される、
横溝正史の作品をなぞった形になっていて、
つまり第一章でやきもきしてしまったら
全部読まずにはいられなくなる、
悪魔のような構成になっています。
時間を奪われることこの上ないので、どうぞご注意を。

結末はやや残念でした。
確執が『風の又三郎』の章のようには終えられなかったのは、
新味を出すためだったのでしょうか?

智恵子さんとの確執は第7巻で決着がついたはずなので、
再びラスボス扱いするのには違和感を覚えますが、
今後を楽しみにすることにしましょう。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
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No.44:
(2pt)

よかったです。

よかったです。
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No.43:
(5pt)

これからも更に楽しみです

扉子も母栞子に引けを取らない洞察力を垣間見せた本作。
次回作が待ち遠しく、楽しみです。
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No.42:
(5pt)

時間経過はあってますか?

このシリーズ好きなので、再び読めることは嬉しい限りです。でも、扉子の成長早く感じます。思い違いかな、あってます?
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No.41:
(4pt)

待っていました

シリーズの大ファンで待っていました。
毎回、栞子さんの話にひきこまれ、登場した本をその後読みます
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No.40:
(5pt)

美人古書店主の栞子さんの生写しのような扉子が絡み始め、広がりを見せてゆく

文字が読めない書店員と、母との確執を抱える古本屋店主、そして店主に
生き写しのような3人を中心にめぐる物語

レビューを読んでいるとそれぞれの方の期待が大きくて少し辛めの評価に
なっている気がしますが、よくこれだけのものを詰め込み放題詰め込んで
しかもこれまでのビブリア古書堂を読んでいた人にも納得させようとする
努力はすごいと思います。

まさに本の虫、栞子さんの瓜二つの娘、扉子さんも交えての作品になってきました。
今回は、扉子さんが絡み始め、という点、横溝正史を扱っている点、そして
「出版されていない本を探す」とまさに横溝正史ばりのミステリーな要素と
欲張りな作品になっています。
構成は3遍からなっています。
 第一話 横溝正史『雪割草』I
    話は、栞子さんの娘、扉子さんが栞子さんの母つまり扉子さんの祖母、智恵子さんと
    ブックカフェで会う約束をするシーンから始まります。祖母 智恵子さんからの
    お願いは、扉子さんに父が書いているビブリア古書堂の事件について触れてある
    日記本を持ってきて欲しい。具体的には2012年と2021年の2冊、とのリクエストでした
    目の前に本があると、栞子さん同様読んでしまう扉子さん2012年の本を読む形で
    話は進みます。2012年の本には 横溝正史『雪割草』を探してほしい。でも
    そんな本は出版されていない、というまさにミステリーな内容になっています。
    そして事件は終盤を迎えた時、栞子さんは扉子さんを授かるという構成です。
 第二話 横溝正史『獄門島』
    話は扉子さんと智恵子さんが会う少し前、扉子さんがブックカフェの1Fにある
    古書店である「獄門島」の書籍に出会い、取置きをして買おうとしたところ
    なくなっていた。1話と2話は繋がっていそうもない感じがするが3話にて
    謎解きがされます。
 第3話 横溝正史『雪割草』Ⅱ
    そして話は、再び扉子さんと智恵子さんが会おうとしているシーンに戻り
    今度は、2021年の本には再び雪割草の物語が再度展開されます。そして
    ミステリー同様、全ての謎が繋がってゆき、さらにその謎は扉子によって
    智恵子さんまで繋がってゆくとの話の展開です。

あらすじにもなってなくてごめんなさい、面白いところをネタバレなく書こうとすると
自分の文才のなさにつくづく嫌になります。

レビューのポイントの減点部分は、多分ですが、それぞれの方の期待の高さから
来るものだと思います。また今回ミステリー作家を扱ったこともあり、作品が
ミステリー調になっているのも面白いところであり、登場人物が多いのもミステリー
同様混乱するところだと思います。

9歳の扉子さんがどう関わってくるのか、そして祖母となってしまったが
栞子さんの上の知識を行く智恵子さんの関わり等面白いところ満載です。

横溝正史作品を知らなくても読めるこの作品、これまでのビブリア古書堂の
シリーズ同様、引き込まれました。 遅れましたがとてもおすすめです。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
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No.39:
(5pt)

コスパが良い

このシリーズに初めて出会ったのは中学生の時。
インフルエンザで寝込んでいた私に父が差し入れをしてくれたのがビブリアだった。
あれから丸十年。シリーズは栞子さんたちの人生と共に第2章へ。

本作はワクワクするような特殊な設定や天地がひっくり返るようなどんでん返しがあるわけではないが、あの頃と同じ安心感と温かみがある。
たった600円程度であの頃と同じ、温かい世界と謎と少しの悪意、刺激に触れられる。
本を開けばビブリア古書堂という世界に帰ってこられる。そのことがとても嬉しい。

思い入れがありすぎて、正直冷静な評価でなくてごめんなさい。
彼らの行く先を最後まで見届けたい。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
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No.38:
(3pt)

第2中編:なにが問題の本なのかわからなかった、やられた

横溝正史にまつわる3つの出来事が記された三篇の中編集。

やられたのは第二編。扉子が、古書店でとりおきにしてもらっていた『獄門島』を大輔と引き取りに行くが、その取置本が消失していたという話。 だが、筆者は、消失トリックより、どの『獄門島』なのかということに鮮やかにだまされたという快感があった。

あとの2篇は複雑な割にそれに見合う快感が得られなかった。(むしろミステリにありがちな、登場人物の言動にいらいらさせられる感じが嬉しくなかったのかも。)
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No.37:
(4pt)

無事何事も無く届きました

無事何事も無く届きました。
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No.36:
(4pt)

中古品でも、新品同様でよかった。

綺麗で、よかった。
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No.35:
(3pt)

二匹目のドジョウはいなかった

誰にレクチャーを受けたのか、横溝正史が薄っぺらになってしまった。期待は越えられず残念でした。
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No.34:
(4pt)

内容は申し分ないです

タイトル通り内容は面白いです。
ただ誤字が結構少ない数目立ちます。
初版ゆえ仕方ないのかなとも思いますが

例えば
わたしはわたしは、と同じ言葉が繰り返されたり
出張が主張になっていたりとどうしても気になってしまいました。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
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No.33:
(4pt)

次世代に進んだ

次世代に移ったんだーと思いました。好きなシリーズが、どんなカタチであれ継続するのは良いと思います。本編ミステリーもさることながら、本や作者について知ることができるのが好きです。
ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)より
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No.32:
(4pt)

ストーリーが本の謎に絞られてきましたが、ワクワクして読めます。

安定した面白さです。
すでにシリーズの中で琹子さんに関する謎が解けてしまった分、骨太の謎解きがなくなってちょっと淋しい気もしますが、本に対する謎は尽きることなくワクワクします。
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No.31:
(3pt)

構成が、凝ったわりには、インパクトが弱い!

扉子を登場させたことによって、他の人物の書き込みが薄くなった感じがする。
一人ずつ長期欠席をとらせるなど工夫はされているが・・
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No.30:
(5pt)

(2020年―第77冊)扉子の成長が楽しみなシリーズ第9作。

あの人気の『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ最新刊(九作目)です。古書店主・栞子とアルバイト店員だった大輔との間に子供ができたと分かったのが2012年。その後生まれた一人娘の扉子が今や高校生というのですから、時代設定は2028年くらいでしょうか。前作は2018年に出版され、まさに2018年の出来事を描いていましたが、シリーズは今回ついに実社会の時代を超えました。

◇プロローグ
:母の栞子に似て読書家に育った扉子は、母方の祖母・智恵子とブックカフェで待ち合わせています。父の大輔が書き留めていたビブリア古書堂が遭遇した怪事件の記録のうち、2012年と2021年のノートを祖母に頼まれて携えてきています。
 祖母を待つ間に扉子がその記録の中に事件をたどっていくことになります。

◇第一話 横溝正史 『雪割草』Ⅰ
:2012年、上島家の長女・秋世が92歳で亡くなり、その蔵書が遺産相続の対象となります。しかし、生前確かに秋世が所蔵していたはずの横溝正史『雪割草』が見当たりません。その書を見つけてほしいと栞子に依頼が来ます。
 上島秋世の高齢の妹二人、春子と初子は双子でありながら、犬猿の仲。互いに相手が『雪割草』を盗んだのではないかと疑っています。旧家の親族間に怪しい関係が横たわっている様子はまさに横溝正史の金田一耕助ものにつきものです。そして事件の対象である小説は横溝が戦時中に地方紙に実際に連載していたとされる家庭小説とのこと。のちに2018年に本当に単行本化されていますが、その6年前の事件として描かれます。現実世界と虚構世界とが絶妙にからまりあった古書ミステリーに仕上がっています。

◇第二話 横溝正史 『獄門島』
:2021年10月、扉子が学校で感想文を書こうと思った対象は『獄門島』。その古書を見つけたというので大輔と共に買いに行くと、取り置きしておいたはずの本が店頭にありません。事件の謎を追うと見えてくるのは、古書店経営者の家族の思いや気遣い、そしてほほえましい勘違い。扉子がやがて少しずつ新しい人間関係を見つけていくお話になっているところが大変魅力的です。

◇第三話 横溝正史 『雪割草』Ⅱ
:2021年11月、第一話で縁のあった上島家から新たな依頼が訪れます。『雪割草』の直筆原稿があったはずだがそれがどうしても見つからないとのこと。横溝の原稿を盗んだのは誰なのか。謎解きが進められます。
 横溝への愛着が歪んだ形で膨らみ、人間関係をいびつなものにしてしまう悲しさが描かれているといってもよいかもしれません。

◇エピローグ
:祖母・智恵子は扉子にひとつの質問を投げかけます。そこは栞子の一粒種ですから、見事に解答してみせます。
 一癖も二癖もある智恵子と扉子との、祖母と孫娘を超えた不可思議な関係が今後も紡がれていくことを予感させる幕切れです。

 次回作も楽しみです。
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 以下の類書を紹介しておきます。

◆山本弘 BISビブリオバトル部シリーズ(東京創元社)
『翼を持つ少女 BISビブリオバトル部』
『幽霊なんて怖くない BISビブリオバトル部』
『世界が終わる前に BISビブリオバトル部』
『君の知らない方程式 BISビブリオバトル部』
:2014年から続く、美心国際学園(BIS)高等部のビブリオバトル部員たちの日々を描く青春ライトノベルです。
 この小説は、楽しい本の紹介に終始するのではなく、さらに二つの大きな魅力を秘めています。ひとつは、人と異なると生きにくさを感じざるを得ない今の世の中から私たちが脱却することを促す点。もうひとつは、世の中に渦巻く噂や流言蜚語、妄言や先入見から我々が身を守る上で頼みとなるのはやはり読書なのだ、と熱く語っているところです。

◆施川 ユウキ バーナード嬢曰く。シリーズ(一迅社)
『バーナード嬢曰く。』
『バーナード嬢曰く。 2』
『バーナード嬢曰く。 3』
『バーナード嬢曰く。 4』
『バーナード嬢曰く。 5』
:高校生の町田さわ子はいつも学校の図書室にいる。よほどの読書好き、かと思えばさにあらず。彼女はろくに本など読まず、読書家だと周囲に勘違いされたいとただただ思っている女の子だ。そんなさわ子と、同級生の遠藤君、真正読書家の神林しおり、図書館係の長谷川スミカの4人が繰り広げるギャグマンガです。
 おなかがよじれるほど何度も大笑いさせられますが、その一方で、読書を通じてさわ子がぐんぐん成長していくさまが清々しく感じられます。

◆宮木 あや子 校閲ガール シリーズ(角川書店)
『校閲ガール』
『校閲ガール ア・ラ・モード』
『校閲ガール トルネード』
:主人公の名は河野悦子(こうのえつこ)、通称「こうえつ」。ファッション雑誌の編集者になるのを夢見て出版社の景凡社に就職したものの、名前から連想されて校閲部に配属され早2年。今も憧れの部署を横目に、文芸書の誤字を正し、事実考証のチェックに忙しい毎日を送っている。そんな彼女が書籍出版にまつわるちょっとしたミステリーを解決しながら成長していく小説です。

◆ガブリエル・ゼヴィン『書店主フィクリーのものがたり』(早川書房)
:主人公は39歳のインド系アメリカ人A.J.フィクリー。結婚を機に、妻ニックの出身地であるアリス島にやってきて、この地でたった一軒の書店「アイランド・ブックス」を経営してきたが、妻がなくなって以来、偏屈な男になってしまっていた。出版社の営業担当アメリア・ローマンが定期的に島へやってくるときも、不愛想な応対しかできない。 ある日、店頭に飾ってあったポーの稀覯本が盗難されてしまう。これに続いて、2歳の黒人の女の子が店内に置き去りにされるという事件が起こる。
 本の盗難と幼児の置き去りの背景にあった<ワケ>にたどり着いたとき、読者は様々な思いを抱くでしょう。私は、人と人とがかかわるとき、節度をもってまずその行く末をきちんと見極めることが大切であることを考えました。

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