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戦国秘譚 神々に告ぐ
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戦国秘譚 神々に告ぐの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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真面目な感想は皆様が述べて下さっておられるので私からは 一言「面白く読みました」 織田信長~豊臣秀吉~関ケ原への時代を駆け抜ける近衛前嗣(前久)の まだまだ若い瑞々しい年ごろの出来事です 2020年大河ドラマ「麒麟がくる」を視聴済みですので脳内ビジュアルが 近衛前嗣=本郷奏多 松永久秀=吉田鋼太郎 で読み進めることが出来て綺羅綺羅しく美しく渋く楽しく読みました | ||||
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主人公は関白近衛前嗣だが、脇役がずっと気になっている松永久秀。前嗣と久秀の対立と駆け引きが面白い。 | ||||
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時代背景が面白い | ||||
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時代背景が面白い | ||||
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近衛前嗣、足利義輝を中心に正親町天皇の即位の礼に至らしめるまでの活動が描かれていました。当時の、三好、松永、毛利、石山本願寺、織田信長の力学及びその後の盛衰の背景が読み取れる物語でした。 | ||||
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室町幕府 第一三代足利義輝将軍が三好長慶、松永弾正一派に都を追い出されてからの朝廷、幕府、彷徨しつつある諸大名のそれぞれの思惑を義輝の従兄弟でもある近衛前嗣を中心に描かれていました。 | ||||
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戦国史も公家側から見ると違って見えるのを再認識させてくれる一冊。 | ||||
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空想が好きか嫌いかによります。歴史小説を期待するとガッカリします。 | ||||
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三好長慶や松永久秀を調べている中、こちらの本を発見。著名な作家の筆にかかるとどのような人物に映えるのか期待して読み進める。ファンタジーは夢枕獏さんを好み、歴史小説なら宮城谷昌光さんを好む私としては、筋も表現も諸々弱いとしか言えず上下巻共に物足りず、登場人物に愛情をもっているのだろうかと疑ってしまう。 | ||||
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本書は、後奈良天皇の崩御から本能寺の変を経て、天下分け目の合戦までを、 武家と朝廷との相克を通して戦国史を捕らえた戦国三部作の第一部となる作品です。 三友社の配信で山口新聞、岩手新聞、日本海新聞などに「戦国守礼録」のタイトルで連載された後、 1999年7月に角川書店から上下巻本にて刊行された単行本を2002年10月に文庫化したものです。 主人公は、関白・近衛前久です。 下巻は、将軍・義輝が三好討伐の兵を挙げた話から始まります。 前半は前久と義輝が権力闘争で翻弄される話が中心で、後半は怨霊の話が中心となり怪奇小説色が濃くなります。 本書を読む前に宮本昌孝著「剣豪将軍」を読み、剣豪としての義輝の姿に触れましたが、 将軍としての立場は本作の方が近い気がしました。 後半の怪奇的な話に辟易する方がいらっしゃるかと思いますが、面白い作品でした。 | ||||
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本書は、後奈良天皇の崩御から本能寺の変を経て、天下分け目の合戦までを、 武家と朝廷との相克を通して戦国史を捕らえた戦国三部作の第一部となる作品です。 三友社の配信で山口新聞、岩手新聞、日本海新聞などに「戦国守礼録」のタイトルで連載された後、 1999年7月に角川書店から上下巻本にて刊行された単行本を2002年10月に文庫化したものです。 主人公は、関白・近衛前久です。 13代将軍・義輝が三好氏によって都を追われ朽木谷に逃れて4年後、後奈良天皇の崩御から話が始まります。 時は、管領家が凋落して三好氏が京を支配し、朝廷では賄う費用を欠いて朝議を出来ない状況で、 前久は大喪の礼の費用工面に追われます。 義輝を退位させ義維を担ぎ上げたい三好氏、大きな野望を抱く三好家家宰・松永久秀など、 それぞれの思惑の中で前久は三好氏追い落としのために奔走し、義輝が挙兵したところで上巻は終わります。 公家の視点で描かれているため安部氏の天皇観が垣間見られ、面白い作品です。 | ||||
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これまで他の作品に登場する近衛前久とは全く異なる青年期の人物像が、同じく別人のような松永弾正とともに書き込まれており、あっという間に読み終えてしまった。が、待てよ、何故ここで終わるのか。足利義輝の即位、信長登場、本願寺との葛藤、弾正の下剋上、そして祥子とのその後等々、お話の本線・伏線ともに何一つ完結していないではないか。戦国時代序章として読み応えのあるテーマであり、続編の出稿を熱望する。 | ||||
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後半もあっという間に読ませてくれます。教科書では一顧だにもされないこの時代の足利幕府ですが、朝廷と合作してその復権を目指す近衛家の関白の苦闘というか無駄骨?を描いた作品です。公家ならではの朝廷の権威を利用しての空気投げの手管を使って、新しい環境での「復古」を目指すのですが、どの登場人物も従来からの決まりにとらわれており、そこからのジャンプは起きず、先のない戦いを強いられていきます。そういう意味では現代の状況との類似性を感じさせる作品でもあります。とは言っても史実を無視するわけにはいかないので、どうしても関白側からみると失敗の連続ということになってしまいます。それに対して、松永久秀のほうが時代の流れを背負っているのでしょうか。 上巻で提示された謎はかなり早い段階で解き明かされてしまい、謎解きという色彩は薄れていきます。新帝の即位の礼を行うために、日本中から武将を京に集め、そこで信長と謙信が登場するというのは歴史のある一瞬の輝きでしょうか。何とも言えない不思議な展開で、ハッピーエンドという形で話は締めくくられますが、その幕の下ろし方は、この物語はまだ果てしなく続くことを示唆しています。 | ||||
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期待を持って読んだ「彷徨える帝」にはかなり失望しました。本書は選択された時代に魅かれて読むことにしました。時代は権力の中心が崩壊した戦国時代ですが、まだその後の最終的な帰趨がまだはっきりしない時代です。西暦でいうと1550年代です。そこで繰り広げられるのが朽木に逃げた将軍義輝を抱く公家と武家の対立です。もっとも朝廷を抱く公家自体も武家の側の分散状況に対応して同じように分裂しています。武家とはいっても、信長や謙信はまだ端役といったところで、中心となるのは近畿の中心を抑えた三好長慶です。本書の主人公ともいえる松永久秀は明確な個性をうかがわせますが、上巻ではそれほど前面には出てきません。 この種の作品の魅力は、歴史の持った可能性の広がりです。様々な可能性がその時点では存在したはずで、その後に生起した歴史がはたして必然だったのか、それとも偶発性のなせる業だったのか、その絡み合いについての著者による創造的な解釈の呈示が作家の腕の見せ所です。これがあまりユートピア的に描かれてしまうと。もはや歴史小説の枠を超えてしまうわけで、この枠組みの現実性とエンターテインメントのバランスをどう保つかが作品の生命です。前半はギリギリのところでそのバランスが保たれています。そして全編の鍵となる謎は提示されながらも、まだミステリーのままです。 | ||||
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“戦国三部作”と銘打ったシリーズの第一弾。 戦国時代を題材にしているため、歴史的な流れは史実通りですが シリーズとしての内容的なつながり等は無いのでお好きなところから読んで問題はありません。 僕自身も「風の如く 水の如く」と「関ケ原連判状」がすばらしかったので遡って購入。 確かに面白い。作中いたるところに著者ならではのエッセンスがちりばめられていて 安部 龍太郎好きにはお勧め出来ます。 が、他の2作と違いこれは戦国ものではなく、戦国を舞台にしたファンタジーとして分類される作品。 ひりひりするような心理戦や今まで謎とされてる歴史的事実のあらたな解釈に対するわくわく感等はあまりなく。 戦国ものによくある合戦の迫力や武将の魅力等ではなく呪いや穢れ等の神秘的な事柄にスポットを当てています。 「日本書紀」や「宇宙皇子」が好きな人には問題ありませんが所謂戦国ものを求めている人には向かないかと。 そのあたりが好みの別れる部分かなと思います。 近衛前久と松永久秀。歴史好きにもあまり好かれることのないであろう二人が物凄く魅力的に描かれているのが 自分の中ではかなり新鮮でした。 | ||||
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題材に惹かれて読みました。 自分の中にあった公家のイメージを一変させてくれた作品です。 信長ばかりが注目される時代ですが、これほど面白い謀略・戦いが行われていたことを知ることが出来ただけでも読む価値有りと思います。 脇役が生きる作品はやはり面白いですね。 | ||||
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安部龍太郎の代表作ですね。 等伯と同じくらい、引き込まれました。 | ||||
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三好長慶が京都を支配していた時代。 西では毛利元就が大内家を倒し、東では謙信と信玄がしのぎを削り、信長に至っては家督を相続したばかりの頃である。 この小説の主役は近衛前久である。 のちに本能寺の変の黒幕説や、関ヶ原にかけて朝廷で謀略の限りを尽くした策士となるが、 このころは老獪な公家に翻弄される、まだ20代の若き前久である。 そしてもう一人の主役は、松永久秀である。 久秀といえば「主家乗っ取り」、「将軍暗殺」、「東大寺焼き討ち」と悪名が先行してなんとなくイメージが良くない。 しかし、である。 この松永久秀、武略に優れただけでなく知略にも優れており、革新的な城作り、特に多門櫓はその後のスタンダードになった。 また多くの名物を所有する教養人でもあり、信長に九十九髪茄子を献上したのは有名である。 後に信長に3度目の反旗を翻し、その際に平蜘蛛茶釜を差し出せば許すと言われたのにもかかわらず、 その平蜘蛛茶釜とともに自爆死を遂げた破天荒漢でもあった、誠に魅力的な人物である。 その松永久秀が、この小説では前久の敵として暴れまわる。 と、ここで問題が一つある。 第三の主役でありこの小説のキーマンとなるものが、神と対立する御霊である。 そもそもこの本は後奈良天皇の崩御から正親町天皇の即位までの話で、「天皇」「神」が重要なファクターになっており、 とある事件が生み出した怨霊と神とのせめぎあいに展開していく。 時代小説に忠実な史実性を求める人は、やや浮世離れした展開に少しひいてしまうかもしれない。 とはいえ、安倍氏はこの神秘性をも違和感なく盛り込んで展開させ、これはこれで十分楽しめた。 古から続く「天皇」や「神」と日本人についての深い洞察が、また新たな興味を起こさせてくれる。 | ||||
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蔑ろにされた 朝廷と室町幕府を立て直すべく 近衛前嗣が奔走する。 その中で不動金縛りの術や呪詛の力が出てきてと隆慶一郎『花と火の帝』の様な展開に・・・・・ | ||||
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