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プリズン・ドクター
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プリズン・ドクターの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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自身の何気なくしていることや、 感じているとに、意味を感じていなくても、それは、一つの選択であって、結果には責任も問われる。ゆえに次第に自身の本性がまざまざと露呈してゆくことに気付かされていく。 | ||||
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あえて星一つ減にした理由を挙げると、主人公が医療を通じて様々な問題を解決していくのだが、都合良く大学の同期たちに援助要請でき、また、研修医を終えたばかりの26歳の新米医師にも関わらず敏腕過ぎる(優秀過ぎる)点に少し違和感を感じた。 しかし、刑務所内の様子や病気の治療を扱うシーンは、著者の取材や勉強の賜物でありありとリアリティを持って描かれているし、全体としてミステリ小説としての縦糸と横糸が絶妙に織り成されていて非常に面白いストーリー展開だと思った。読んで損なし。 | ||||
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主人公の是永史郎は千歳刑務所に勤務するプリズンドクターの新米医師である。本当は神経内科医を目指しているが、奨学金の返済免除を受けるため不本意ではあるが、3年間刑務所で働くことを選ぶ。 当然ながら患者は囚人ばかりであるが、囚人にとっては痛み止めなどの薬をもらうために仮病を使う者が結構おり、不用意に薬を出すと他にも仮病を使う囚人が一斉に出てくるため、常に相手が仮病かどうかを疑いながら患者に接する必要があるなど、プリズンドクターならではの難しさが色々あり、まずこの点が興味深いと思った。 そんな主人公が、最初は嫌がっていたプリズンドクターの仕事に対し、次第に興味を惹かれ、やりがいも感じて成長する様が描かれるが、それだけでなく認知症の母やなかなか会えない恋人との関係、更には母が離婚して以来一度も会っていない父親が囚人として主人公が働く刑務所に入所して騒ぎを起こすなど、様々な材料が詰め込まれており、少し消化不良に感じる部分はあったものの、色々な角度で楽しむことができるよい作品であった。 | ||||
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矯正医官(プリズンドクター)としての受刑患者や刑務官たちとの関わり。 病を抱えた母との関わり。 真摯に寄り添ってくれてる恋人美波との関わり。 医学部同期の野久保・井口そして有島たちとの関わり。 ちょっとはみ出るほどに悪辣キャラの父親との関わり。 史郎を取り囲む人々とのこれからの顛末を描いていくだけで立派な「矯正医官(プリズンドクター)シリーズ」が描けるのではないだろうか。 国家公務員の彼がいつか転勤したらその赴任策での新たな話もまた語られるだろうし。 個人的に悪辣な父親だけははやく消えてほしいと思ったが。 このレビュー時点で最新作の「この夜が明ければ」まですべて読んでるが、岩井圭也はもっと多くの人に読まれてほしい作家だ。 そしたら彼はさらに伸びるかも。 | ||||
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発行年度もとても新しい本が届きました。値段もリーズナブルでとても満足しています。 感謝です。 | ||||
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後半から終盤にかけて、作家自身がこの矯正医官の物語の書き方を掴んできたような印象。取材力も凄まじく素晴らしい作品だった。 | ||||
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主人公の心模様が細やかで、出来事の核心に迫る流れがイメージできました。視点が変化するのも面白くテンポよく読みました。 | ||||
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新聞で紹介されていたので購入。 初めて読む作家の方でしたが、驚くほど面白くて、他の作品も読みたくなりました。 題材に対する勉強量も、半端ではない!と著者に対して大変好感を持ちました。 おすすめです。 | ||||
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この様に働く医者がいる事を改めて認識しました。医者でありながら収容者の罪を改めさせるのを使命とする。並大抵の事ではないです。心から敬服します。 | ||||
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刑務所内というたぶん一生無縁でありたい閉鎖空間で「矯正医官」が主人公。正義に燃える、とか受刑者の医療向上を目指す、といったわけではなく学生時代の奨学金付与の交換条件としてある意味仕方なく医師を続ける。 もちろん刑務所の中では塀の外以上のシビアな現実や独特のしきたりが存在しており、弱いながらも持っていたはずの理想は打ち砕かれる。そんななかで起こる事件は「究極の閉鎖ミステリー」なので犯人捜しにはあまり大きな意味がないかも。 父親、母親、刑務官、所長などおのおのの心情が交錯するところが読みどころ。ただし、ありがちな「都合よく登場して無理難題に付き合ってくれる友人たち」と「偶然の積み重ね」が多すぎるところで評価が分かれる気がする。 | ||||
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刑務所に勤務する矯正医官という医療ミステリーはニッチ。 それに、矯正医官を取り巻く内情がユニーク。 刑務所内の老齢化をはじめ、様々な課題が浮かび上がってくる。 公私ともに認知症の問題。 医者として使命を持ち、受刑者と向き合っていくことに目覚めていく。 そして、白い世界に立ち向かう。 | ||||
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奨学金免除の義務で勤めた刑務医の青年が、受刑者と向き合う中で徐々に「義務」という意識を変えていきます。 慢性的な刑務関係者の不足と、要介護の高齢受刑者の増加も重い課題として残る、社会派の作品です。 | ||||
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