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出世花
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出世花の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.51pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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高田さんの書かれる主人公は、凛として真っ直ぐで品があります。 読んでいて、気持ちが爽やかになるのが心地良いです。 四話目の「見送り坂暮色」は、母子の情愛に思わずジンと来ました。 心が洗われます。 | ||||
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高田郁さんのものにしては、ちょっと物足りなかったです。今までのものがよかっただけに余計にそう思いました。 | ||||
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何よりもまず、『みをつくし料理帖シリーズ』から入ってきてようやくここにたどり着いたと思いきや、既に続編が決まっているという嬉しすぎる誤算! 『みをつくし』のゴールが見えてきたことで一抹の寂しさを感じていたものが、一気に吹っ飛びました。 『みをつくし』が終わり次第取りかかってくださるということで、これはもう楽しみに待つしかありません。 内容は、身寄りをなくした下級武士の娘・艶(後に“縁”-->“正縁”)が、拾われた墓寺・青泉寺で死者の弔いを目の当たりにしたことで己も湯灌場で働くことを決意し、ちまたでも評判の『三昧聖』として成長していく様が丁寧に描かれています。 大変感動しました。 縁の感情の機微が繊細に描かれていて、激動の人生の中にありながらも、泣き言を言わず歯を食い縛りながら己の道をひた進もうとする姿には、思わず圧倒され涙してしまいます。 『みをつくし』の主人公・澪にも言えることですが、ひた向きな主人公の姿は純粋でいじましくて、素直に応援せずにはいられません。 澪は「今生きている人の体を作り、明日を生きる糧となる料理」をつくり、片や縁は「死者と向き合い弔う」ことを生業とします。 まさに両極端かと思いきや、とてもそうとは思えません。 死者を慈しみ弔うことは、残された人間の無念や執着を解き放つ為に、むしろ「生きている人達に」必要なことだからです。 「あの時もっとああしてれば」「なぜこうしてあげなかったんだろう」…その後悔は残された人間を死ぬまでさいなみ続けます。 これは今も昔も変わらないのではないでしょうか。 もしそれを少しでも解き放つことが縁の手で叶うなら…素敵ですよね。 相変わらず読後感が清々しく、心が澄んだ気がします。デトックス効果抜群です。 『みをつくし』が良いとか、『出世花』が暗いとか、何でも構いません。 ただどちらも素晴らしく感動できます。 それだけです。 余談ですが、最終章での一文につい涙腺が決壊しました。 『遠くにいらっしゃればいらっしゃるほど、守られる幸せを感じます』。 そんな愛情もあるということですね。 先生続編!期待しています! | ||||
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このシリーズにはまり一気読みです。 お安く入手できてありがたいです。 | ||||
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高田 郁さんのシリーズ本を読んで、他の作品にもふれてみたくなり注文しました。 「おくりびと」の時代劇番という印象を受けました。 送料はかかりましたが、本体価格はタダ同然。 本屋を何件か廻り、どこにも置いていなかった本が手に入り満足しています。 | ||||
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始まりから何か様子が変だと思ったら、こんな仕事をするのか?こんな小さな子が、と吃驚してしまいました。湯潅という仕事は現代にはあまりないと思いますが、今で言えばエンバーメントなのでしょうか?人を送るということは大切な仕事ですが、死人洗いと侮蔑される仕事にもなる。「澪つくし」の澪さんも心のきれいな主人公ですが、社会的立場からみたら、まだ良い方でしょう。胸の痛くなる話しにやさしさがいっぱいの人たちがいます。とても素敵なお話です。 | ||||
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高田郁さんの作品を初めて読みました。 これまでも他の作家さんの時代小説は読んでいたのですが、「出世花」を読んで、このような仕事をこのような気持ちで行っていた人たちがいたんだなぁ、とつくづく…。今までは武士モンや奉行モンや岡っ引きモンや町人モンを読んでいたので、違った人たちの人生を垣間見れた気分です。 暗い気分になったという感想の方もいるでしょうけど、私は感動と涙なくしては読めませんでした。 図書館で借りて読んだのですが、早速購入したいと思います。 | ||||
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とても心に沁みる良い作品でした。この時代の文化や制度の勉強になった。 | ||||
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人はみな最後があり、その時にどうする川生きているときに考えているものだと思います。大切の本でしょう。 | ||||
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ふと書店で手にした本が高田さんの本でした。 高田さんが創作する文章に一気に引き込まれて、残りをアマゾンで購入しました。 | ||||
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朝日放送の三代澤さんの番組で知り みおつくし料理帳のファンになりました | ||||
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一度 読んでください! たちまちファンになってしまいます^^ 全巻揃えて1から読み出したのですが 次が届かなかった時の時間の長さw | ||||
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この作家さんが大好きで、出版されてるものは全部 読んで、そのつど引き込まれて泣けたり、微笑んだり 不憫に思ったり、登場人物に入れ込んで腹が立ったり してますが、こんなに考えさせられるのは他にないかも。 「死」というある意味タブーの部分に全身全霊で打ち込む 主人公をついつい見守りたくなります。 あの世に旅立つ時自分の場合は…なんて考えてみたり しちゃいます。 続編が出ることを信じて待ちたいです。 | ||||
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この人のお話は、じわっと出てくる涙なしでは読めません。 毒気は全くなく、読んだ後はとても清らかな気持ちになれます。 映画の「おくりびと」の江戸時代バージョン女性版、というのが私にとってぴったりくる形容です。 「おくりびと」が良い映画だと思った人は、この話も好きなんじゃないかと思います。 この続きを作者は近々書こうと思っているそうで、このあとどんなふうになるのか楽しみです…。 平成20年に祥伝社から発売されたものの新装版。 続編を書くにあたり色々あって角川に統一することにされたのだそうです。 | ||||
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「みをつくし料理帖」シリーズを読んでこの作者のファンになり、シリーズの次の本が出るつなぎで読んだのですが、心地よく泣けました。薄幸の少女という一昔、いえ二昔前くらいの少女漫画チックな描写が多いけれど、この人の文章は読みやすく、時間を忘れ、つい一気読みしたくなります。惜しむらくはそのタイトル。「出世花」は読めばその意味が分かりますが、それだけではなんだかピンと来ません。副題をつけるとかもうちょっと手を伸ばしたくなるようなものがいいと思います。 | ||||
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連作短編4本を収録 「出世花」 本作で第二回小説NON短編時代小説賞奨励賞を受賞 タイトルから、下級武士が出世する話かなと思っていたが、全然違いました 行き倒れのところを、江戸の近郊の寺で助けられた少女・お艶 この寺は特定の檀家を持たず、葬儀のみを執り行う「墓寺」であった この寺で、お艶は安らかに浄土へ旅立てるよう骸を清める役を務めるようになる また、名もお縁と改名する 傍からみれば、蔑まされ、しかも(精神的に)過酷な作業 お縁は、その様な作業を慈しみの心を持って勤めあげる その他にも、親子の情も絡まりあい、感涙の傑作でした 「落合蛍」 前話は、特殊な業界と少女の成長を描いた話だった 本話は、「髪切り」という事件を軸に話が展開する 正縁は請われ、某藩主の下屋敷に湯灌に訪れる 舞台が墓寺だけに留まらず、広がりが出た感じだ また、新宿小町と評される娘を巡る「髪切り」事件は、解決(?)をみせます しかし、その他の「髪切り」については明確には語られ無いままで、少々残念かも 「偽り時雨」 本話では、正縁は岡場所へ女郎を看取りに訪れます 町中へ出て行くことで、正縁の視野が広がりを見せていきます また、毒殺事件がひとつの軸となっています サスペンス色が少し濃くなってます そこが少々残念な気もします 「見返り坂暮色」 実はとある藩主の子であった正念 そんな正念の生母が最期の時をむかえようとしていた しかし、正念は出家し、縁を切ったと会おうとしない 主人公・正縁は武士の父の面子の為、放浪の旅にで、その末に三昧聖なった そして、正念も武士故の事情から、母を想い出家したのであった 上手い、ラストであった | ||||
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帯のタイトルにあるように「涙しながら、一気によみました。」高田 郁さんの大ファンになり、みおつくし料理帳3冊も一気読みしましたが、涙を流しながら読んだ本はこのデビュー作の「出世花」でした。短編4つの筆致と構成があまりに見事でここ最近の最高時代小説でした。この作家の次の作品を心待ちにしています。それにしてもすばらしい才能が楽しみです。「おくりびと」よりも泣けました。 | ||||
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レビューで『銀二貫』の方がいいと有りましたが、私は『出世花』の方が好きです。 みおつくし→出世花→銀二貫 の順番で読みましたが、 銀二貫は主人公の性別が男性だからか、イマイチ感情移入出来なくて・・・プロジェクトXっぽいです。男性は好きかもしれませんが。時代物の風情やちょっとクセの有るキャラなどは出てきません。 出世花は女性にとてもおすすめです。 | ||||
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「出世花」の冒頭から、長男を喪(なく)して湯灌した日の記憶が蘇り、通勤の電車の中で人目もはばからず泣いてしまいました。お縁のやさしい手の動きは、若かった頃の妻をなぜ好きになったのか、何十年も経った今、この小説が教えてくれたような気がします。もっともっと成長したお縁の姿をみてみたい。 | ||||
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まだ、3冊しか本を出していない、新進女流作家の時代小説。 葬儀に当たって、遺体の湯灌を行う娘を主人公とした人情話。 映画『おくりびと』は観ていないけど、どのように亡くなった人を送り出すということが、どれほど残された人の心を癒すのか、心に沁みわたるような小説だ。 主人公の娘も魅力的だが、それを取り巻く人々も素敵だ。この人の本は、これから注目して読んでいきたい。 | ||||
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