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大名倒産



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【この小説が収録されている参考書籍】
大名倒産 上
大名倒産 下

大名倒産の評価: 4.08/5点 レビュー 138件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全138件 121~138 7/7ページ
No.18:
(5pt)

上までよんで

面白い。浅田次郎本はけっこう読んだけれど、この大名倒産もいっきに読んでしまった。今下を読み始めました。
大名倒産 上Amazon書評・レビュー:大名倒産 上より
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No.17:
(3pt)

面白いが少し行き過ぎ

内容はコメディタッチで面白いですが道の駅などの言葉が出てきて若干白けた。
大名倒産 下Amazon書評・レビュー:大名倒産 下より
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No.16:
(5pt)

兎に角ほっこりした

これを手練れの妙というのだろう。
笑いあり涙ありの文字どおり、浅田氏真骨頂の人情噺、大名編。
長年の借金が積もり積もって、にっちもさっちもいかなくなった大名家の若き当主と妖怪じみた辣腕の先代様。
七福神や貧乏神、疫病神、死神、さまざまな神様を巻き込んでの荒唐無稽なおとぎばなしは、それでも絶妙な越後の風景描写、さすがの「天切り松」由来の時代考証的しゃべくりでほっこり足湯でもしている気分で物語がすすんでゆく。
どこにも悪人がいない。誰も傷つけない。はたまた神頼みの大円団をバカバカしいととるか、こんな不穏な時代にせめてもの一服ととるか意見の分かれるところではありますが、読み終えるのが惜しくて細切れに読んだ久しぶりの一冊です。
大名倒産 上Amazon書評・レビュー:大名倒産 上より
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No.15:
(5pt)

縦横無尽に描かれる浅田世界、面白かった。ところで、小説の舞台は村上藩のことか?

文藝春秋に連載されていた時代小説である。日本にいる時に面白く読んでいたが、南スーダンに赴任してからは読む機会もなかったところ、kindleで販売されていたので、さてこそ、と思って読んだ。面白かった。

 話は、越後の丹生山松平家十三代当主が二十五万両の負債を抱えて、御家再興のために奮闘努力する物語である。一方で、先代・十二代目は、借金を負ったまま松平家を存続させるよりも、自らの失態で家を取り潰そうと画策しているのだった。当主も先代も家臣のためかしと思ってやっていることなのだが、その思惑の食い違いの妙がこの話の核となっている。

 人情物の作家として定評のある浅田次郎の作品である、先代が成した知能の足りない次男や病弱な三男、更には当主の父親違いの弟を配し、更には「地下鉄に乗って」や「鉄道員」でいかんなく発揮した幻想的な描写をここでは貧乏神や七福神を登場させるなど、縦横無尽の浅田世界を描き出している。

 ところで、この話の舞台となった越後の丹生山松平藩とは、村上藩のことではないか、と思うのだった。この小説では鮭が舞台回しとして登場するが、村上の三面川(みおもて川)の鮭は、私の故郷新潟では一般的に食されており、宮内省御用達の絶品である。
大名倒産 下Amazon書評・レビュー:大名倒産 下より
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No.14:
(5pt)

活字の大きさ

浅田さん時代小説ですから「おもしろい」のは当然として、文庫本だと字が小さいので読みにくいですが、字が大きくて読みやすいですね。団塊世代の高齢化で、これから、このタイプのものが増えるのではないですか?
大名倒産 上Amazon書評・レビュー:大名倒産 上より
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No.13:
(3pt)

読むのが苦しい

内容ともに面白いのですが、読むのが重いというか苦しいですね。
上を読み終わってヘトヘトで、下を読むのに休憩してます。
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No.12:
(5pt)

越後、県北の大名

気に入ってます。
当地区の城下町をモデルにした書き下ろし、期待通り面白い。日本海から遡上する鮭、、、まずは読んでみてください。
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No.11:
(5pt)

浅田ワールド満喫

正月用に上下巻を買いましたが、予想以上に浅田次郎氏の歴史エンターテインメントの世界を楽しむことが出来ました。
日本語の美しさに感動して、漢字のノートまで作ってしまいました。映像化が楽しみです。
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No.10:
(5pt)

面白い

一気に読み進めました。
笑い、泣き、感動が入り混じり息つく間もない展開。
時代ものは久々でしたが、全然気になりませんでした。
大名倒産 上Amazon書評・レビュー:大名倒産 上より
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No.9:
(4pt)

浅田次郎の本です

もしあなたが、きんぴか、プリズンホテル、王妃の館が好きな浅田次郎ファンなら、安心して手に取られてください。多分あなたが待っていた本だと思います。
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No.8:
(3pt)

イマイチでした。

下巻はさらに登場人物が増えて、もはや誰が神様で誰が人間なのかも分からなくなるカオス状態。
そして主人公であるのか?お殿様はほとんど出てこない始末。
時代劇なのかファンタジーなのか全体を通して作者が何を言いたいのか分かりませんでした。
でも、なんだかんだ言いながら全部読んだので、そこそこ面白かったんだろうけど、結論的にはうーん・・。ってカンジ。
大名倒産 下Amazon書評・レビュー:大名倒産 下より
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No.7:
(5pt)

新年早々明るい!

舞台は越後の小藩。そこの殿様に妾薔腹の四男が抜擢された。その裏には、先代殿様の陰謀がある。班の計画倒産。責任は四男の殿様に切腹させて、借金を踏み倒し藩席の返上を画策。
 しかし、四男の殿様はそれに立ち向かい藩の建て直しに奔走する。その人柄に感銘を受けた幕閣重臣や藩士だけではなく、七福神の神様までもが次第に賛同する。
 その行末はどうなるのかはわからないが、賛同する人たちが次第に増え、とにかく明るい未来があることを予感させる作品です。
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No.6:
(3pt)

まあまあ面白かったです。

「武士の家計簿」みたいなお話かなと思って読んだのですが、登場人物が多すぎて、全体的にまとまりのない印象。
物語の方向性が分かりにくいです。
下巻に期待します。
大名倒産 上Amazon書評・レビュー:大名倒産 上より
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No.5:
(5pt)

読んで楽しかったです

とくに贅沢をしたわけでもなく、実現不可能なプロジェクトを仕掛けて失敗したわけでもないのに、260年間にたまった借金25万両。毎年のお利息3万両、しかし歳入は年間1万両しかありませーん、、、な大名家。
家臣(社員?)たちを救うためには計画倒産やむなしと考え、それを実行するべく隠居した父・先代藩主(社長)。対するは、260年も続いた家(会社?)をつぶしてなるものかと思う、本来なら跡継ぎになるはずではなかった末息子の若社長。
神様達をも巻き込んで、たくさんの登場人物がいるんですが、混乱することもなくするすると読めます。
幕末の大名家はどこもかしこも借金まみれだったらしいですが。その理由が、元々銭勘定に疎い武士は戦って得た土地財産の収奪によって存続してきたのに、家康によって平和がもたらされたせいで、「無能な領主」ばかりが300あまりも誕生したからだとあったのには、妙に納得してしまいました。どこもかしこも経営の素人が頂点に立ってる状態だなんて、そりゃ、将来にそのツケを回すしかなかったんでしょうね。
できれば続編を読みたいなと思った本でした。
大名倒産 上Amazon書評・レビュー:大名倒産 上より
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No.4:
(4pt)

ファンタジー展開に仕込まれた時限式発火装置

上巻はそれでもまだシリアスだったが、下巻は「怪力乱神」が動き回り、ひねりのない「良い話」展開となった。主人公は御都合主義的なまでの幸運を招き寄せ、悪人っぽく登場した人物もことごとく善人になっていく。筆者は城下では本作品から「踊る狸御殿」を連想したが、下巻では「ゼンマイ侍」を連想してしまった。からくりお江戸。
 そして悪の首魁だった主人公の実父は実は善人だったことが明かされた上で、主人公と和解し都合よく病死してしまい「大名倒産」は無事回避された。
 ところで登場人物たちは「300諸侯の連鎖倒産による幕府瓦解」を防ぐために頑張るのだが、作品内でも参勤交代の緩和に触れられているとおり、1862年から翌年という本作品の時制では幕府の瓦解が露呈し始めたが、まだ多くの人は「太平」を信じていたところだったと、漫画「風雲児たち 幕末編」みなもと太郎の30巻あたり以降に描かれているところである。本作品のハッピーエンドは実は「泡沫の夢」であって、数年後には幕府は瓦解し諸大名もいなくなってしまう。このことは作品中繰り返し暗示されるが言明はされない。この点で何の衒いもない単純なおとぎ話が実は話が違う、となってくる。なんせ丹生山藩は佐幕側でもっとも激しく戦った庄内藩のお隣だし会津藩も近所だ。本作品の続編がとても気になるが、そのように続編への想像を掻き立てるところが本作品の最大の仕掛けなのかもしれない。
大名倒産 下Amazon書評・レビュー:大名倒産 下より
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No.3:
(4pt)

ささやかなサイドストーリーがいっぱい

収入をはるかに上回る借金を背負ったお殿様が、現金を隠匿して幕府から改易を命ぜられることを目論む、というストーリー。「一路」で馬が喋ったりすることに違和感を覚えない方にはオススメ。ノリはまさに「一路」。

登場人物がとにかく多い。家老、留守居役、豪農、豪商などなど。それぞれに生まれ、立場、主義主張があって、ささやかなサイドストーリーが全編散りばめられてます。江戸時代の因習といいましょうか、起源の分からないしきたりを作者はきっちりと描いていきます。

一体どんな結末になるのかとグイグイ読み進めていくと、サイドストーリーが入れ替わり立ち替わり表れます。それを味わうのが、本作品の楽しみ方ではないか、という気がします。号泣というよりは、クスっと笑える作品です。
大名倒産 上Amazon書評・レビュー:大名倒産 上より
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No.2:
(4pt)

虚実のバランス

娯楽小説としての時代小説の繁栄を筆者はようやく最近=ここ数年で実感するようになったのだが、やはり娯楽小説として面白いのは一歩間違えば荒唐無稽な物語を、現実感のある描写で流し込ませるという虚実のバランスが取れた作品である。その点で言えば著者はジャンルをまたぐ娯楽小説の巨匠であり、本作品においても虚実のバランスが興味深い。武士社会における様々な儀式やしきたりを詳細に描く一方で、3万石の大名家の江戸家老両名が2千石級というのがファンタジーだ。5万3千石の赤穂浅野家の家臣で最も禄高が高かった大石内蔵助ですら1500石だったわけで、次いで奥野将監1千石だ。三河田原三宅家1万2千石の家老だった渡辺崋山は100石ほどであある。だいたい門閥家老の石高は大名家の石高の1%からせいぜい5%までが相場だろう。そこで本作品はリアリズムに立脚しないことがわかる。読み進めていけば国家老両名はそれぞれ3千石とある。そのうち人の目に見えない「神様」まで出てくる。ここで予告編しか見たことがないが鈴木清順監督の「踊る狸御殿」を思い浮かべた。今度通して見てみよう。それでも本作品においては登場人物たちの仕草や生活の細部の描写は現実感が持続している。
 本作品のストーリーに言及すれば、生真面目で誠実な主人公が、その人徳によって周囲を感化し困難を乗り越える物語に一見見える。しかしそんな単純な話であるはずがない。なぜなら作品の舞台が文久2年=だいたい1862年だからだ。すでに蔓延元年の桜田門外の変で井伊直弼が暗殺され幕府の権威は失墜している。文久2年には坂下門外の変で老中安藤信正が襲撃され、8月には薩摩藩士が外国人を無礼討ちした生麦事件が起きている。本作品中の登場人物はまだ「徳川の平和」を疑っていないようだが、翌年には薩英戦争が起こり、その次の年は禁門の変だ。筆者が子供の頃に何か見た宴会で騒いでいる人々のずっと遠くに小さい竜巻が描かれていた西洋の絵のようだ。いつの時代の誰のなんという題の絵かは知らないが。
さすが大家の作である。
大名倒産 上Amazon書評・レビュー:大名倒産 上より
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No.1:
(5pt)

やっぱり浅田次郎さんがすきなのよね

まだ読んでる途中だけど
笑わせるなかに
やっぱりこみあげてくる愛しさ
ドタバタやってバカバカいわれまくりの登場人物に
とてつもない切なさと愛しさ
わくんだよなー。
それが浅田次郎さんなんだよなあ
大名倒産 上Amazon書評・レビュー:大名倒産 上より
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