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大名倒産
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大名倒産の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全138件 61~80 4/7ページ
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次兄新次郎と初が、いわゆる馬鹿夫婦だが、庭作りの名人であると言う設定が浅田文学の真骨頂だと思う。登場人物の全員に愛情が注がれている。 | ||||
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到着も早かったですし、綺麗な本でした。 | ||||
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下巻は語り口が、一層砕けて最早、講談若しくは落語調を超えていて、読むのも阿保らしく、こうなれば末は如何に、それしかありませんでした。して我慢のネタは、著者浅田次郎氏の、この本を書き進めている時の尊顔で、「クッ、クッ、クッ」の「しのび笑いをくり返す」様を思い浮かべては、 | ||||
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氏の描く小説、と云えばそれ迄なのでしょう。本の語り口は、講談若しくは落語調、こうなれば如何なるストーリーでも、人情さえ基調とすれば、許されてしまいます。流石に浅田次郎氏、唸る外ありません。して氏は、人情に乗せてこの本で、何を云わんとしたのでしょうか、唯面白ければとの思いのみだったのでしょうか。 今この国のみならず世界は大きく揺れています。それはこの小説が世に出た時も、同じでした。尤も因は随分と違いますが、揺れていたことに変わりはないでしょう。それにしては数々の受賞を成した作家が、こうした小説を描く、これで揺れが収まる、そんなことは願ってもあり得ない、誰にとっても自明であります。徳川260年には及ばずとも、戦後76年平和を貪った日本人に対する警句でも含まれていれば未だしも、唯暫しの間、厳しい現実から眼を逸らす、それだけの役の立ち方しか込められていないとすれば、如何にも寂しい限りです。 序でながら「倒産」は、明治になって訳語として考えられた言葉の由、そうなるとこの本で描く江戸末期に言葉はなく、概念自体もないことになる、表題は一体何なのか、奇妙なことが出来します。 | ||||
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この本はかつてのプリズンホテルのキレはない・・・けれど、読まされました。 出来たら、七福神や貧乏神や死神が登場するオヤジギャク的なストーリーはもっと締めて欲しかった。他にも沢山の漫画的オヤジキャラがいるので十分です。本作品は、真面目な時代劇との絡み方がスムーズでなく、上巻で読むのを止めようかと思いましたが、落としどころを期待してしまい下巻も読みました。読まされた、やられた~という感じでした。 いったい主人公はほんとうは誰なのか分からないような主要キャラが入り乱れる中で、浅田作品にいぶし銀のように登場する馴染みのかっこいいキャラである、上人様と間垣作兵衛はカッコよく、けれど男男男ばかりの物語でした。 | ||||
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泣きと笑いの時代劇最高です。 | ||||
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面白かったです | ||||
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良かったです。興味深く読みました。 | ||||
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良かったです。興味深く読みました。 | ||||
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体裁が良かったです。 | ||||
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七福神とか、木樵とか、鮭気狂いとか、著者には面白かったのだろうから星二つ。読者としては星一つ。 | ||||
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大変よい品物でした。期待通りでした。 | ||||
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とても良い状態でした。 新品みたい! | ||||
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さすが浅田次郎さん。 面白く、また泣ける。テンポが良くて、ドンドン読んでしまいます。 | ||||
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小説の背景から、大名、旗本をとりまく上下関係や、環境がよく理解できました。 | ||||
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小説の背景から、大名、旗本をとりまく上下関係や、環境がよく理解できました。 | ||||
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浅田次郎の小説では「一路」や「プリズンホテル」が好きなのだが、「大名倒産」、これも面白かった! 私にとっての浅田小説オススメベスト3 | ||||
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期待通り | ||||
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面白く楽しく読みました | ||||
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上巻読了後、下巻を読了した時点での感想。和泉守の反攻が直ぐに始まるかと思いきや、搦め手から描き始めている。領地を代表する豪農の紹介、前藩主の手下である勘定方の義に関する懊悩、貧乏神に加えて七福神、死神の登場(笑いを取っている)、目立たなかった2人の国家老の妻女が代々貯めて来た合計五千両の献上(キッカケは和泉守が家臣の禄高を半知にした際に頭を下げたせい、即ち、和泉守の人徳という事だが)。藩に金を貸し付けている商人達の談合と前藩主との怪しい関係。特に、商家の1つの苦労人の番頭の紹介。 即ち、「和泉守vs前藩主」という構図こそ変わらないものの、多くの関係者を登場させ、群像小説の様な形式で物語を進めている。上巻の様な迫力・意外性こそないものの、人情譚の趣きがある。特に、和泉守の(病弱だが賢明な)兄の喜三郎が死の直前に上述した番頭に塩鮭の江戸への回漕を依頼する一方、「父上は正しい」と言い放つ姿が鮮烈である。即ち、瓦解した幕藩体制と藩の困窮とは不可分であって、前藩主の"計画倒産"には理があるという苦渋の言である。この他、越中守(塩鮭への執念もある)は勿論、豪農が和泉守への協力を表明する等、和泉守(出番は少ない)の清貧・磊落な人徳という事か。塩鮭は千石船で無事江戸へと届き大繁盛、実は大坂の米相場を左右すると言われる程の豪農は自ら大坂に出向き検分する。家臣は勿論、豪農、商人(の一部)という領民全てが和泉守のために命を駆けるが、入出金が整理される程、借金返済は無理という結論に辿り着く。 ところが、最後に、七福神を登場させた由縁が明らかとなる。何と、上杉謙信の隠し金山を発見してしまうのである。更に、毘沙門天が死神を前藩主に取り憑かせるというお遊び。貧乏神の言葉、「限りがあるからこそ生は美しい」、が本当のテーマと思わせる秀作だと思った。 | ||||
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