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夢はトリノをかけめぐる



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【この小説が収録されている参考書籍】
夢はトリノをかけめぐる

夢はトリノをかけめぐるの評価: 3.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

モノ書きのプロだからこそ要求されること

オリンピック好きの東野氏のトリノ観戦記。
愛猫の夢吉君が人間の男の子(20才前後という設定)に変身してしまった!!
そこで夢吉君は冬季スポーツにチャレンジしたり、
おっさん(東野氏)と一緒にトリノを旅したりといったファンタジー的な設計になっています。
(でもこの設定が無理矢理というか、苦肉の策にしか見えないから悲しい・・・)

内容はみたことをそのまま書いているだけ。
完全に「いちファン」の視点でしかない。
競技に真剣に向き合ったルポとは言い難たく、
あくまで「オリンピックファンの観戦記」以外の何者でもないのには少々ガッカリしました。
一応、物書きのプロなんですから、
もうちょっと迫った内容を期待してたんだけど・・・。
競技の話よりは、移動や食事の話題の方がずっと面白かったかも。

でもまぁ、軽い旅行記としてはいいんじゃないでしょうか。
夢はトリノをかけめぐるAmazon書評・レビュー:夢はトリノをかけめぐるより
4334974996
No.1:
(3pt)

どのへんが「夢」なのか?

6度目の候補で直木賞受賞、おめでとうございます。

その発表翌日に泥酔したままトリノ入り。

トリノまでは飼い猫がなぜか朝起きたら人間になっていて

「おっさん」こと飼い主(著者)の命令で今からトリノに

出場するために冬季五輪の各種目について実際に調べて

歩く、できればやってみる、という筋立てです。

かつてはカーリングの体験練習で大怪我をしたほど

ウインタースポーツにのめりこむきっかけが昭和三十年代

の中年さんには懐かしい「札幌冬季五輪」。

でもこの本のどのあたりに「夢」があるのでしょう?

いみじくも著者自らが「おっさん」と猫に呼ばせている通り

小心で卑属で冷酷な中年男の惨状がそのまま盛り込まれています。

作家の立場を生かして各地で取材しているのに表層的な

「見たまんま」しか書かれていないし、ひとことでいって

「不愉快」な内容でした。

昨今では素人の書くもののほうが「熱い気持ち」「夢」

「応援」「やさしさ」に満ちていてもっともっと

私たちに夢を与えてくれるようです。

タイトルと内容に著しい齟齬があり、満足できませんでした。
夢はトリノをかけめぐるAmazon書評・レビュー:夢はトリノをかけめぐるより
4334974996

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