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ニューカルマ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ニューカルマ
ニューカルマ (集英社文庫)

ニューカルマの評価: 3.94/5点 レビュー 32件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.94pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 21~23 2/2ページ
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No.3:
(5pt)

作者の成長が楽しみ

前作の「狭小住宅」もよくできた作品だったが、今作は作者の筆力に飛躍が見られた。
自己の存在に不安を覚えるほどに巧妙なマルチ商法の洗脳テクニックが
行間から執拗に襲ってきてトラウマになりそうである。過去にマルチ被害に遭った方々は
精神衛生上読まないほうが賢明だろう。
相当取材もされたのだろうがそれらの情報も羅列されるのではなく実によく消化されており、
作品へ自然に織り込まれている。
ニューカルマ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ニューカルマ (集英社文庫)より
4087458318
No.2:
(5pt)

「仕事」への立ち位置を考える。

デビュー作『狭小邸宅』が面白かったので、読んでみました。不動産の次は、マルチ商法。…胡散臭さ生々しさも、前作同様に好みでした (つい先日、私自身が友人からマルチの勧誘を受けたからかも)。
なん となくマルチ商法=悪だと決めつけていましたが、主人公くんの葛藤や悩む姿に、簡単にそうも言えなくなった気がします。 例えば自分が、職場で不遇だったり、会社の先行きが不透明だったり、将来への不安全開だったら、もしかしたらこの業界が自分を救ってくれる「ひとつの可能
性」かも、とは思ってしまうかもしれない。仕事以外で収入がウン十万あったらな…というのは甘い考えだと思うけど。身近だけど普段は気づかない、仕事にまつわるリアルダークな事象・感情を、また次回作でも書いて欲しい。
ニューカルマ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ニューカルマ (集英社文庫)より
4087458318
No.1:
(5pt)

ロスジェネ世代以前以降で、感じ方がちがいそう

マルチ商法にはまってしまう主人公の生き方があまりにも痛々しくて、途中、息苦しくなってしまったほど。でも、誰しもが、彼のようになりえるのだな、と思った。スリリングで、一気読み。おばちゃんとのアレコレで、あーついにそこまでやっちゃったか!と。

最近は、リア充な若者が自己実現のためにマルチに手を出しているとネットの記事で読んだけれど、それもわかる気がする。職場の不穏な感じとか、肩たたきにあって左遷される同僚とか、ロスジェネ以前、以降で読み方がわかれそう。ラストは賛否両論あるかもしれないけど、わたしはすごく好きだった。
ニューカルマ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ニューカルマ (集英社文庫)より
4087458318

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