ニューカルマ

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

ニューカルマの評価:

3.94/5点 レビュー 35件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.94pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全70件 1〜20 1/4ページ
No.70
(3pt)

お客様の購入心理がわかります

読み応えあり
ニューカルマ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ニューカルマ (集英社文庫)より
4087458318
No.69
(3pt)

お客様の購入心理がわかります

読み応えあり
ニューカルマ Amazon書評・レビュー: ニューカルマより
4087716422
No.68
(4pt)

勉強になります

とても勉強になりました。
そして考えさせられました。
ニューカルマ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ニューカルマ (集英社文庫)より
4087458318
No.67
(4pt)

勉強になります

とても勉強になりました。
そして考えさせられました。
ニューカルマ Amazon書評・レビュー: ニューカルマより
4087716422
No.66
(5pt)

ネットワークビジネスにハマる人はそれぞれハマる理由があるのでしょう。

情景表現はとても秀逸で、ストーリー展開もよく練られていて、本としてはとても面白い。星5。

題材はネットワークビジネスのかなりえぐい闇を掘り出している。
これ読んだらネットワークビジネス(マルチレイヤーマーケティング)をする気失せると思います。
でもこの本を読んだとしても、ハマってしまう人はハマってしまう理由があって、落ちていってしまうのかもしれません。
ニューカルマ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ニューカルマ (集英社文庫)より
4087458318
No.65
(5pt)

ネットワークビジネスにハマる人はそれぞれハマる理由があるのでしょう。

情景表現はとても秀逸で、ストーリー展開もよく練られていて、本としてはとても面白い。星5。

題材はネットワークビジネスのかなりえぐい闇を掘り出している。
これ読んだらネットワークビジネス(マルチレイヤーマーケティング)をする気失せると思います。
でもこの本を読んだとしても、ハマってしまう人はハマってしまう理由があって、落ちていってしまうのかもしれません。
ニューカルマ Amazon書評・レビュー: ニューカルマより
4087716422
No.64
(2pt)

西尾潤の「マルチの子」の方が数段

ネットフリックスで地面師たちを見てから読みました

この手の知能犯的な裏社会ものがお得意なんでしょうね。
ただし、マルチに関しては西尾潤の「マルチの子」の方が数段上。西尾は自らマルチにハマっていた過去があるので、リアリティが全く違う。

奇しくも、「地面師たち」が受けたのは積水のリアリティがあったからですよね。
ニューカルマ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ニューカルマ (集英社文庫)より
4087458318
No.63
(2pt)

西尾潤の「マルチの子」の方が数段

ネットフリックスで地面師たちを見てから読みました

この手の知能犯的な裏社会ものがお得意なんでしょうね。
ただし、マルチに関しては西尾潤の「マルチの子」の方が数段上。西尾は自らマルチにハマっていた過去があるので、リアリティが全く違う。

奇しくも、「地面師たち」が受けたのは積水のリアリティがあったからですよね。
ニューカルマ Amazon書評・レビュー: ニューカルマより
4087716422
No.62
(3pt)

食わなければ食われる

ネットワークビジネスでも何でも親にならない限り総て組織の末端の雑魚は結局食い物にされる他無い。それに開眼する迄散々食い物にされる一部始終を修行時代として仄仄と描いた一篇。
そもそも年金逃げ切り問題を見れば分かる通り、そもそもこの社会自体が巨大な鼠講に過ぎず、大人が自分たちの年金のために、頑張れば成長できる、何でもできるという幻想を子供や若者に刷り込み、安値で労働活動させることで経済や社会は維持されている。そんな幻想をもとに、我々は己に鞭打ち、競争や労働をしてきた。もし、若くして幻想を持たなければ、誰も無理して働かない社会ができてしまうのでネズミ講スキームが維持できず、大人たちは自分たちの年金が危なくなってしまう。この仕組み自体が一つの類としてのカルマ構造として現前している。
主人公はその構造に取り込まれ、周りに踊らされ、何度も食い物にされてもされても立ち上がり、一発逆転を目指して会社辞めたりの奇行に走るがそれは総て只々カルマのなせる業と俯瞰され、平たく言えば食わなければ食われるという普遍的な淘汰の掟の中で生きる他なく、それは巨大な鼠講とは気付かせず他人をマニピュレーションできると信じて政治家になる友人も同罪であり、故に友人の説教など聞いてられない主人公の姿勢が正当なものとして活きている。
ニューカルマ Amazon書評・レビュー: ニューカルマより
4087716422
No.61
(3pt)

食わなければ食われる

ネットワークビジネスでも何でも親にならない限り総て組織の末端の雑魚は結局食い物にされる他無い。それに開眼する迄散々食い物にされる一部始終を修行時代として仄仄と描いた一篇。
そもそも年金逃げ切り問題を見れば分かる通り、そもそもこの社会自体が巨大な鼠講に過ぎず、大人が自分たちの年金のために、頑張れば成長できる、何でもできるという幻想を子供や若者に刷り込み、安値で労働活動させることで経済や社会は維持されている。そんな幻想をもとに、我々は己に鞭打ち、競争や労働をしてきた。もし、若くして幻想を持たなければ、誰も無理して働かない社会ができてしまうのでネズミ講スキームが維持できず、大人たちは自分たちの年金が危なくなってしまう。この仕組み自体が一つの類としてのカルマ構造として現前している。
主人公はその構造に取り込まれ、周りに踊らされ、何度も食い物にされてもされても立ち上がり、一発逆転を目指して会社辞めたりの奇行に走るがそれは総て只々カルマのなせる業と俯瞰され、平たく言えば食わなければ食われるという普遍的な淘汰の掟の中で生きる他なく、それは巨大な鼠講とは気付かせず他人をマニピュレーションできると信じて政治家になる友人も同罪であり、故に友人の説教など聞いてられない主人公の姿勢が正当なものとして活きている。
ニューカルマ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ニューカルマ (集英社文庫)より
4087458318
No.60
(5pt)

めちゃくちゃわかる

綺麗事だけじゃないオチ。
楽して稼げる方法は向こうから転がっては来ません。
誰も教えたがらないところを知った人は、黙ってそれを踏襲します。
皆さんも旨味の果実を見つけましょうね。
ニューカルマ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ニューカルマ (集英社文庫)より
4087458318
No.59
(5pt)

めちゃくちゃわかる

綺麗事だけじゃないオチ。
楽して稼げる方法は向こうから転がっては来ません。
誰も教えたがらないところを知った人は、黙ってそれを踏襲します。
皆さんも旨味の果実を見つけましょうね。
ニューカルマ Amazon書評・レビュー: ニューカルマより
4087716422
No.58
(4pt)

本質

竹田自身の成功(したかのように見える)へのプロセスがほとんど描かれていないことが、このビジネス、そして取り込まれる人たちの空虚さをその本質として強調しているように感じた
ニューカルマ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ニューカルマ (集英社文庫)より
4087458318
No.57
(4pt)

本質

竹田自身の成功(したかのように見える)へのプロセスがほとんど描かれていないことが、このビジネス、そして取り込まれる人たちの空虚さをその本質として強調しているように感じた
ニューカルマ Amazon書評・レビュー: ニューカルマより
4087716422
No.56
(4pt)

誘われて考えた人も多いはず。。。

主人公が勤めている会社の業績悪化によるリストラに端を発した不安から、
誘われていたネットワークビジネスに手を染め始め、失敗と成功を繰り返し、
最終的には自らが首謀してネットワークビジネスを始める話。

正直、仕事環境に不安がある時に、他の収入の道として考えた事もあるので、
人生というか、生活状況が順調じゃない方は、身につまされるかもしれません。

狭小邸宅、ニューカルマと読んでみて、新庄耕作品に惹き付けられました。
ニューカルマ Amazon書評・レビュー: ニューカルマより
4087716422
No.55
(4pt)

誘われて考えた人も多いはず。。。

主人公が勤めている会社の業績悪化によるリストラに端を発した不安から、
誘われていたネットワークビジネスに手を染め始め、失敗と成功を繰り返し、
最終的には自らが首謀してネットワークビジネスを始める話。

正直、仕事環境に不安がある時に、他の収入の道として考えた事もあるので、
人生というか、生活状況が順調じゃない方は、身につまされるかもしれません。

狭小邸宅、ニューカルマと読んでみて、新庄耕作品に惹き付けられました。
ニューカルマ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ニューカルマ (集英社文庫)より
4087458318
No.54
(5pt)

気が重くなったが読んで良かった

この作者さんの話は毎回後味が悪く、予想して読んでいましたが最後はやはり気が重くなりました。考えさせられる内容だと思います。
ニューカルマ Amazon書評・レビュー: ニューカルマより
4087716422
No.53
(5pt)

気が重くなったが読んで良かった

この作者さんの話は毎回後味が悪く、予想して読んでいましたが最後はやはり気が重くなりました。考えさせられる内容だと思います。
ニューカルマ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ニューカルマ (集英社文庫)より
4087458318
No.52
(4pt)

ネットワークビジネスとは人間関係を現金化する商売である

新庄耕氏による作品。
2016年1月10日第1刷発行。
初出は「小説すばる」2015年8月号~10月号。
カバー写真の被写体は、モデルの鶴田裕也さん。

1983年9月25日生まれ。京都府京都市出身。
2浪して慶應義塾大学環境情報学部卒業、
その後リクルートに2008年に入社するも1年で退社。
ITベンチャーや肉体労働など職を転々とし、
沖縄でヒモ生活を送りながら2012年、デビュー作「狭小邸宅」を書き上げた異色の経歴。
「狭小邸宅」で第36回すばる文学賞を受賞
本作ニューカルマが2冊目の単行本となる。

新庄耕 略歴
1983   京都市生まれ
世田谷、広島市を経て、川崎市へ
1994 少年サッカーの神奈川県代表として全国大会に出場
1999 渋谷・新宿のクラブに入り浸る
中華料理店、ガソリンスタンド、造園、居酒屋でアルバイト
2002 新宿ゴールデン街に通い始める
2004 慶應義塾大学環境情報学部入学
当時付き合っていた女性にネットワークビジネスに勧誘される
2008 リクルート入社 リクナビの法人営業に
2009 リクルート退社 ITベンチャー、集配センター、翻訳会社など、職を転々とする
2010 沖縄で「狭小邸宅」執筆
2012 「狭小邸宅」ですばる文学賞受賞

本書はいわゆるマルチ商法に関して取り上げた本だ。
ネットワークビジネスと称しているけれどもピラミッド型の組織を
つくり子会員を作る形はどれも似たようなものだ。
ねずみ講とは違い違法では無いと説明があるが本質的な所は
ほぼ同じではないだろうか。

主人公竹田優希は友人からの誘い、また地元仙台での同級生タケシへの
劣等感など様々な要因でネットワークビジネスに入る。
当初は全く相手にされず友人関係、会社の人間関係を失っていく様は
典型的な所ではある。
ただ前作狭小住宅でもそうだが、どん底からの成功というパターンは
新庄耕作品の特徴なのだろうか。
今回はそれが2度起こるのが特徴。
どの業界もそうだけどだいたい同じ業界って狭いもんやねと。
本当にそれほどいい商品なら普通に販売してみてはどうなのかと。
ドンキホーテやスーパー、百貨店でも販売すれば良い。
今ならネット通販もあるAmazonでも売れば良い。
それが無いというのはやはり違和感を覚えずにはいられない。
また豊かになる為には働く必要がある。
しかしリストラやパラーハラスメントに苦しみ続けながら
働くのとこのネットワークビジネスである種のフリーのように
働くのでは同じ時間でもストレスに雲泥の差があるのは事実だ。
難しい問題ではある。

印象に残った部分を紹介してみると
「すごいんだよっ、すごいの。俺の話なんか聞かなくていいから、
明日ちょっとだけ時間もらえない? ネットワークビジネスの話とか一切なし。
アメリカからすごい人が来てて、会えることになったんだよ。ね、すごいの本当に」

「今の会社の給料とは別に、百万円入ってきたらいいと思いませんか」

「前回のブームが四年前だったんですけど、そのブームにうまく乗っかった人は、
今では月に百万円ほどの収入を得ています。今がチャンスなんですよ。
今しかないんです、来年じゃもう遅いんです」

「いや、マルチって言っちゃうと胡散臭く聞こえるんだけど、
それはマスコミが勝手にレッテル貼りして印象操作してるだけで、
ウルトリアっていうちゃんとした世界的な大会社の会員だから、実際は」

「もう決めたんだよ、俺は。これで行くっていう覚悟を。
誰がどう思うかなんて、どうだっていい。気にしないし、問題じゃない。
そのせいで、俺から離れるような奴は離れてくれていい」

「結局、サラリーマン的な働き方って、労働力という形で
時間をお金に換えているだけなので、定年という縛りがある以上、
生涯賃金って増えっこないんですよ。給料あげたくても、そう簡単にあがらないですよね。
それどころか残業代減らされたり、ボーナスがなくなったりすることも場合によってはある」

「まあ、昔よりは商品もまともになってきてるのかもしれないし、
ネットワークビジネスなんて知らない世代も出てきてるから、
大きなグループ作れるのかもしれないけど。でも、俺はもういいな。
あれやって……かなり人間関係ぎくしゃくしたし、実際、何人か友達もなくしたしな」

「いい、コピービジネスなの、ネットワークビジネスって。
アップを真似て、自分の分身をどんどんつくる。難しいことしようとしちゃ駄目、
下の人が真似できないから。

サラリーマンの生涯賃金って、昔は三億とかって言われてたんですけど、
今は一部の大企業をのぞいて大体2億ぐらいしかありません。ところが、
老後の資金に必要なのは、仮に65歳で定年を迎えて80歳まで生きるとして
これだけかかると言われています。→4000万円。

「昔は、そこら辺のしょうもないマットとか布団とかべらぼうな値段で
売りつけるってのが当たり前のようにあったけど、今は、会員が無理なく
継続的にビジネスができるように、商品なんかも単価の高い耐久消費財じゃなくて、
健康食品とか化粧品とか、日用消費財でやるってのがセオリーになってきたりすんのよ。
現にここ十年ぐらい、生活センターの苦情件数も半減している」
→これは確かに実感する。
かつて青木雄二氏の漫画ナニワ金融道でタイヤを売るマルチ商法を
取り上げていた。(時代設定はバブル崩壊後)
そういったものから最近見るのは確かに健康食品、化粧品の類だ。
ただそれでも人間関係を現金化する商売という本質は変わっていないと感じる。
ニューカルマ Amazon書評・レビュー: ニューカルマより
4087716422
No.51
(4pt)

ネットワークビジネスとは人間関係を現金化する商売である

新庄耕氏による作品。
2016年1月10日第1刷発行。
初出は「小説すばる」2015年8月号~10月号。
カバー写真の被写体は、モデルの鶴田裕也さん。

1983年9月25日生まれ。京都府京都市出身。
2浪して慶應義塾大学環境情報学部卒業、
その後リクルートに2008年に入社するも1年で退社。
ITベンチャーや肉体労働など職を転々とし、
沖縄でヒモ生活を送りながら2012年、デビュー作「狭小邸宅」を書き上げた異色の経歴。
「狭小邸宅」で第36回すばる文学賞を受賞
本作ニューカルマが2冊目の単行本となる。

新庄耕 略歴
1983   京都市生まれ
世田谷、広島市を経て、川崎市へ
1994 少年サッカーの神奈川県代表として全国大会に出場
1999 渋谷・新宿のクラブに入り浸る
中華料理店、ガソリンスタンド、造園、居酒屋でアルバイト
2002 新宿ゴールデン街に通い始める
2004 慶應義塾大学環境情報学部入学
当時付き合っていた女性にネットワークビジネスに勧誘される
2008 リクルート入社 リクナビの法人営業に
2009 リクルート退社 ITベンチャー、集配センター、翻訳会社など、職を転々とする
2010 沖縄で「狭小邸宅」執筆
2012 「狭小邸宅」ですばる文学賞受賞

本書はいわゆるマルチ商法に関して取り上げた本だ。
ネットワークビジネスと称しているけれどもピラミッド型の組織を
つくり子会員を作る形はどれも似たようなものだ。
ねずみ講とは違い違法では無いと説明があるが本質的な所は
ほぼ同じではないだろうか。

主人公竹田優希は友人からの誘い、また地元仙台での同級生タケシへの
劣等感など様々な要因でネットワークビジネスに入る。
当初は全く相手にされず友人関係、会社の人間関係を失っていく様は
典型的な所ではある。
ただ前作狭小住宅でもそうだが、どん底からの成功というパターンは
新庄耕作品の特徴なのだろうか。
今回はそれが2度起こるのが特徴。
どの業界もそうだけどだいたい同じ業界って狭いもんやねと。
本当にそれほどいい商品なら普通に販売してみてはどうなのかと。
ドンキホーテやスーパー、百貨店でも販売すれば良い。
今ならネット通販もあるAmazonでも売れば良い。
それが無いというのはやはり違和感を覚えずにはいられない。
また豊かになる為には働く必要がある。
しかしリストラやパラーハラスメントに苦しみ続けながら
働くのとこのネットワークビジネスである種のフリーのように
働くのでは同じ時間でもストレスに雲泥の差があるのは事実だ。
難しい問題ではある。

印象に残った部分を紹介してみると
「すごいんだよっ、すごいの。俺の話なんか聞かなくていいから、
明日ちょっとだけ時間もらえない? ネットワークビジネスの話とか一切なし。
アメリカからすごい人が来てて、会えることになったんだよ。ね、すごいの本当に」

「今の会社の給料とは別に、百万円入ってきたらいいと思いませんか」

「前回のブームが四年前だったんですけど、そのブームにうまく乗っかった人は、
今では月に百万円ほどの収入を得ています。今がチャンスなんですよ。
今しかないんです、来年じゃもう遅いんです」

「いや、マルチって言っちゃうと胡散臭く聞こえるんだけど、
それはマスコミが勝手にレッテル貼りして印象操作してるだけで、
ウルトリアっていうちゃんとした世界的な大会社の会員だから、実際は」

「もう決めたんだよ、俺は。これで行くっていう覚悟を。
誰がどう思うかなんて、どうだっていい。気にしないし、問題じゃない。
そのせいで、俺から離れるような奴は離れてくれていい」

「結局、サラリーマン的な働き方って、労働力という形で
時間をお金に換えているだけなので、定年という縛りがある以上、
生涯賃金って増えっこないんですよ。給料あげたくても、そう簡単にあがらないですよね。
それどころか残業代減らされたり、ボーナスがなくなったりすることも場合によってはある」

「まあ、昔よりは商品もまともになってきてるのかもしれないし、
ネットワークビジネスなんて知らない世代も出てきてるから、
大きなグループ作れるのかもしれないけど。でも、俺はもういいな。
あれやって……かなり人間関係ぎくしゃくしたし、実際、何人か友達もなくしたしな」

「いい、コピービジネスなの、ネットワークビジネスって。
アップを真似て、自分の分身をどんどんつくる。難しいことしようとしちゃ駄目、
下の人が真似できないから。

サラリーマンの生涯賃金って、昔は三億とかって言われてたんですけど、
今は一部の大企業をのぞいて大体2億ぐらいしかありません。ところが、
老後の資金に必要なのは、仮に65歳で定年を迎えて80歳まで生きるとして
これだけかかると言われています。→4000万円。

「昔は、そこら辺のしょうもないマットとか布団とかべらぼうな値段で
売りつけるってのが当たり前のようにあったけど、今は、会員が無理なく
継続的にビジネスができるように、商品なんかも単価の高い耐久消費財じゃなくて、
健康食品とか化粧品とか、日用消費財でやるってのがセオリーになってきたりすんのよ。
現にここ十年ぐらい、生活センターの苦情件数も半減している」
→これは確かに実感する。
かつて青木雄二氏の漫画ナニワ金融道でタイヤを売るマルチ商法を
取り上げていた。(時代設定はバブル崩壊後)
そういったものから最近見るのは確かに健康食品、化粧品の類だ。
ただそれでも人間関係を現金化する商売という本質は変わっていないと感じる。
ニューカルマ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ニューカルマ (集英社文庫)より
4087458318