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狭小邸宅



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【この小説が収録されている参考書籍】
狭小邸宅
狭小邸宅 (集英社文庫)

狭小邸宅の評価: 3.70/5点 レビュー 147件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.70pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全147件 81~100 5/8ページ
No.67:
(5pt)

名作

前半はブラック会社でのかわいそう話。後半は成功したセールスマンの人生どうしようかと悩む話。楽しいよ。
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No.66:
(5pt)

社会にダイレクトに問題提起する良作

くだらない経済雑誌よりよっぽどリアルな社会の教科書。
不動産販売営業の生々しさがダイレクトに伝わってくる。
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No.65:
(4pt)

城南地区で家を検討した事がある人なら、余りのリアリティに驚愕するかと。一夜にして読める、秀逸な不動産業界の暗部を暴いた本

当方は、モデルは、明治大学卒で、これと行った目標もなく、中堅不動産会社に就職した人物だと感じました。
言葉には出しませんが、ちょっとエリート意識、選民主義、間違って、不動産屋に就職して、実際に営業成績は、0で、退職するように何度も上司から言われているのに、同僚をどこか小馬鹿にしている感じです。

会社は、以前は、センチュ○ー21系列だった、オープンハ○ス辺りでしょうか?

当方も城南地区で物件を探した事がありますが、正直、裏道を知らない営業者には不安を覚えました。
又、本命の為に、まわしをわざわざ見せられていたのだと今だから気が付きました。

所詮、城南地区で、本の中に書いてある予算では、ホント、ペンシルハウスしか建てられませんが、最近、遺産や町工場が営業出来なくなり、帯に短したすきに長しな土地は、マンションにもならなければ、余りにも広すぎるので、買い手が中々つかないので、益々、ペンシルハウスが増えていますね。

課長の「まずは、覚える事から覚えろ」は中々の金言だと思います。

道路、物件、鍵、その3つだけです。

逆に、売れなかった時は、基本中の基本すら出来なかったのです。

残念なのは、良い伴侶になり得た、山口真智子さんと別れた事です。
彼女も「間違って」キャバ嬢になった点等お互い一致していたのに、主人公は、有る意味、王道を突き進んでしまったので、必然と言えば、必然だったかも知れませんね。
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No.64:
(3pt)

スランプの時には・・・

不動産会社に勤める若者のお話です。

入社した不動産会社でノルマに追われ
頑張って働いているものの
なかなか結果が出せず
苦労するお話。

あるきっかけより
コツをつかみ
一躍トップセールスに・・・

お話の経緯で出てくるのですが
お客さんに勧める時点で
売れないようになるような思考になっていたようです。

私の仕事で扱っている商品もそうですが
どれだけ素晴らしい商品であっても
買うか買わないかを決めるのは
あくまでもお客様
お客様の価値観に合致しない限り
どのような商品も販売することは
難しくなります。

ましてや扱っている商品が高額であればあるほど・・・

この作品は
最後の終わり方が
いまひとつキレがなかったよう感じますが
問いかけたいことはよくわかる内容です。

スランプに陥っている営業職の方は
一度読んでみたらとお勧めします。
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No.63:
(4pt)

サラッと読める。

短いので一気に読みきれます。不動産営業の厳しさがこの小説の面白さにつながっているのはもちろんですが、東京で言えを買うのがどういうことかわかります。
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No.62:
(4pt)

考えさせられる。

スッキリとした読後感はないが読んで損はない。不動産業界の厳しさが伝わる。自分の仕事と照らし合わせ考えさせられる部分がある。
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No.61:
(5pt)

働くとは何か

読み始めたら止まらない素晴らしい小説である。
ベッドに入って少しだけ読書する予定が、最後まで読破してしまった。

本書では、不動産販売のさまざまな技術・裏事情とともに、そのブラック社会で懸命に闘う主人公の心境が非常に緻密に描かれている。
一瞬、フィクションではなく、実体験に基づくノンフィクションではないかと思わせるほどである。

当初は、ブラックな業界を描いた娯楽小説かと思っていたが、読み進めるうちに、これは「働くとは人生において何か」という問いに踏み込んだ作品であるように思えてくる。

「いや、お前は思っている。自分を特別な存在だと思っている。自分には大きな可能性が残されていて、いつかは自分は何者かになるとどこかで思っている。俺はお前のことが嫌いでも憎いわけでもない、事実を事実として言う。お前は特別でも何でも無い。何かを成し遂げることはないし、何者にもならない。」

主人公が上司に責められる場面におけるセリフは、魂に突き刺さり、自らの人生にも思いをはせさせる。
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No.60:
(5pt)

当然の理屈。勝てば官軍、負ければ・・・

当然の理屈。販売営業の世界は、売れた者が勝者で、売れない者、売るために自ら考え行動しない者は淘汰されて当然。売れている者は、上司に罵声を浴びせられ暴力を振るわれたりはしない。嫌ならさっさと辞めればいい世界。結果を出せない野手はスタメンに入れないのと同じ。

主人公のいる販売会社の販売手法、あおり、回し、カラ電が宅建業法に抵触するのは言わずもがな。最近の販売会社はどうかわからないが、TVCMを大量に流す大手仲介業者が専任媒介の物件について、他社の問い合わせに「売れました・商談中」等と不実を言い、ネットを見て問い合わせたお客には「ありますよ。見に行きましょう。ご都合は?」とやっていた事実が最近ようやく経済紙で暴かれたのは記憶に新しい。

顧みると、自身も何の目的も挟持もなく、ただ金を掴みたい、いい車に乗りたい、それだけでこの世界に入ったその昔と、何ら変わらない世界があるのかと思わされ、少し驚いた。ある販社で、子連れ出勤、時短勤務、2~3人のチーム編成、など、女性の販売営業が主体で働きやすい環境を手作りし、作中出てくる支店の売上規模と大差ないなと思わせる事例がある。作中のような販社の存在を否定はしないが、販社が作中のようなものばかり、あるいは最近悪事が明らかになった前述の大手仲介業者のようなところばかりではないし、もはや少数勢力になっていると思うものである。
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No.59:
(5pt)

自分の存在価値について考えているときに読みたい本。

【こんな人、こんな気分のときにおすすめ】
存在価値について夜遅くまで考えてしまい、あるはずもない答えを求めようとしている。
高学歴かつ今までろくな努力もせずに小手先だけで生きてきた。
B2Cの営業マン。
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4087452832
No.58:
(4pt)

不動産営業に心を壊される人間を描いた作品

不動産営業を題材にした作品。

客をおだて、煽り、時に騙して家を買わせる営業マンの仕事が描かれる。

悪徳の限りを尽くす仕事で、新卒採用の主人公・松尾は物件を一つも売れずにいる。生硬とも言えるし、人間感情のまともな部分が残っているとも言える。

そんな営業成績を出せない松尾は、あることがきっかけで直属の上司に可愛がられるようになり、"優秀な"営業マンに変身していく。

実績を上げれば上げるほど松尾から人間らしさが失われ、プライベートは破綻し、可愛がってもらった上司から『(お前の人格は)大丈夫か?』と心配されるまでになる。

以上が小説のあらまし。

不動産営業というネタは面白い。外から見ただけでは窺い知ることのできない業界事情は、読んでいるだけで興味をそそられる。

しかしストリーティングにはいくつか瑕疵があるように思えた。

1. 主人公のプライベートの描写が駆け足

 仕事に壊される社会人を説得的に描くためには、仕事以前にどれだけまともだったかを丹念に書く必要がある。それができていない。

 金稼ぎサイボーグになる前の松尾は、ただの出来ない営業マン。人間味豊かな人柄や、若者らしい倫理観などは強調されない。判断材料が少なすぎて、読者は松尾の人間像をうまく結べない。

 彼をとりまく人物も曖昧模糊としている。

 学生時代の元カノ・友人、行きずりで同棲することになった女。この三者と松尾の関係が彼のプライベートに相当する。

 しかしどのコネクションもさして深そうに見えない。というか、単純に紙幅が割かれていない。

 3人との関係をより掘り下げて書くか、学生時代の元カノにフォーカスを絞るみたいな執筆方針を採るべきだっただろう。

2. 主人公の心情描写が冗長

 一人称の形式で書かれた小説とは言え、いちいち書き起こされる松尾の心情描写がくどい。興醒めもする。

 松尾と彼を取り巻く人間の言動を描くだけで、松尾の心境は十分に読者へ伝わるはずだ。

 男をカネでしか見ない女、水商売から足を洗った女、頭がおかしい社長、憔悴しきった同僚、狂った職場でなおも理性的である上役、カネの亡者となった松尾を声高に非難する顧客、大学同期からの冷たい視線。

 エッジの効いた素材はいくつも転がっているのに、一つひとつを十全に描写できておらず、その不足を主人公の語りで埋めてしまっている。無粋だ。

3. 結論にストーリーが引きずられてしまっている

 初心な新卒が俗悪な会社社会に心を壊されるという終末に向かい、強引に物語が進んでしまっている。

 松尾が上司に可愛がられ、企業戦士に変貌するきっかけが『戸建てが偶然売れたこと』というのは意味不明だ。

 社会人としての通過儀礼・成長、松尾の変容、人間関係の破綻。要所々々で読み手の腑に落ちるようなイベントが必要なのに、それらがない。

4. 結末が尻すぼみ

 松尾の人間性が仕事で破壊されるのは分かるのだが、物語終盤で特に大きな事件が起きるわけではない。

 壊れちゃった松尾が営業車を運転しているところで唐突に小説は終わる。風呂敷が畳めていないのだ。

 純文学なら許される最後だが、エンタメとしては失格。

 本作はエンタメ要素の強いすばる文学賞を受賞しているから、消化不良な読後感を覚えた読者もいるだろう。
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No.57:
(2pt)

面白くない

面白くない。
すぐ読み終わるからいいけど、これが三時間読むのにかかる小説だったら本当に公開していたと思う。
営業成績の悪い新卒不動産リーマンが、たまたま巡り合った出来事を契機に営業成績を伸ばしてやり手のリーマンになるが、不動産営業は他人からバカにされる職業で、金は入っても結局幸せになれない。ていう話で正直手垢がつきまくりかん半端ない話でした。もう少し独自性というかキャラに思い入れできるような話だったらちょっとは楽しいと感じられたかも。
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4087452832
No.56:
(4pt)

かなり

小説はほとんど読む機会がなかったのですが、
タイトルが気になって購入してみました。

テンポ良く一気に読んでしまった。
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4087452832
No.55:
(5pt)

グイグイ引き込まれます

続編は出ないんですかね。
豊川課長の正体
松尾のその後
気になる
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4087452832
No.54:
(3pt)

これから住宅を買おうと思っている人は読む価値あり。

住宅販売の営業がどんな仕事なのか良くわかる。しかしラストページのエンディングがあまりに唐突で消化不良なのが残念。
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4087452832
No.53:
(4pt)

ブラック企業と自己崩壊の世界

偶然本屋の平積みで見つけ、タイトルに惹かれて購入しました。

ブラック企業という言葉が認知されて久しくなりましたが、滅私奉公していく中で、人間はこのようになっていくのだろう・・・リアリティを持って読み進めていきました。
少しネタバレかも知れませんが、物語後半の主人公の立場の変化と周囲の人物と主人公との距離感は私小説好きにはたまらない世界だと思います。ラストは必読です。
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4087452832
No.52:
(5pt)

なかなか

不動産屋の悲哀と、営業方法が理解できてためになった。オススメです。
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4087452832
No.51:
(4pt)

営業なら道路を覚えろ(細かい路地まで)

狭小邸宅(きょうしょうていたく)
新庄耕氏の作品。
第36回すばる文学賞受賞作。
2013年2月集英社から刊行。

自分は城繁幸氏のブログで本書が紹介されていて読んでみようと思った。
不動産屋で明確な動機もないまま営業をしている主人公松尾。
不動産業の支店内での生々しい現実が多く書かれていて勉強になる。

松尾が転勤した駒沢支店で出会った豊川課長からの指摘は
道路、物件、鍵を覚えろということ。
人に気に入ってもらいやすいとか信頼される何かがある人、
つまり営業の才能がある人もいるだろう。そうでない場合でも
道をしっかり覚えると言った基本を覚えきれてない場合があるのではないか。
特に道路を覚えろというのは他の職種、他の営業でも大事だろう。
可能なら時間のある大学生の間にドライブしまくって道を覚える努力を
やった方が良いように思える。
才覚も重要だけど覚えるべきことを覚える。この事は重要。

他の方のレビュワーも紹介していた社長の台詞は自分もかなり印象的だったので
記載しておこう。
文庫本P87より
「いいか、不動産の営業はな、臨場感が全てだ。
一世一代の買い物が素面で買えるか、
臨場感を演出できない奴は絶対に売れない。
客の気分を盛り上げてぶっ殺せ。
いいな、臨場感だ、テンションだっ、臨場感を演出しろっ」

本書後半で蒲田での売買を成功させた後の主人公が見事な演出で
客に不動産を購入させる事になる。

「お前らは営業なんだ、売る以外に存在する意味なんかねぇんだっ。
売れ、売って数字で自己表現しろっ。
いいじゃねえかよっ、わかりやすいじゃねえかよっ、
こんなにわかりやすく自分を表現できるなんて幸せじゃねえかよ、
他の部署見てみろ、経理の奴らは自己表現できねぇんだ、
可哀想だろ、可哀想じゃねえかよ。
売るだけだ、売るだけでお前らは認められるんだっ、
こんなわけのわからねえ世の中でこんなにわかりやすいやり方で
認められるなんて幸せじゃねえかよ。最高に幸せじゃねえかよ」

ある程度金額の大きい営業で且つ最終消費者相手の営業なら
この社長の台詞、この考えはほぼ似たようなものだろう。

また主人公松尾が大学時代の同期会で世田谷に庭付きの家を買うには
どれくらいの金額がいるか答え、挑発され答えた台詞
「嘘なわけねえだろ、カス。本当だよ。世田谷で庭付きの家なんててめえなんかが
買えるわけねえだろ。そもそも大企業だろうと何だろうと、普通のサラリーマンじゃ
一億の家なんて絶対買えない、ここにいる奴は誰ひとり買えない。
どんなにあがいてもてめえらが買えるのはペンシルハウスって決まってんだよ」
狭小邸宅 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:狭小邸宅 (集英社文庫)より
4087452832
No.50:
(5pt)

3年後また読みます

不動産業界で頑張る主人公の機微がリアルでした。3年後また読みます。
狭小邸宅 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:狭小邸宅 (集英社文庫)より
4087452832
No.49:
(5pt)

駅前不動産屋の社長です

個人の不動産は、結構適当に、朝から新聞を読んで暇を持て余しておりますが、きっと都内の中堅以下の不動産屋はこんなものなんだろうと思いながら読みました。売ればいい まさに、それが 資本主義の論理なんですが、実際は 営業マンの嘘なんてお客様はご存じですね。同館したのが、蒲田の家を始めて売ったとき。売ろう売ろうとしてもまったく売れず、とごろが、お客様のほうから声をかけてきて、それからとんとん拍子に話がまとまる。
 不動産って、こんな感じで決まることが多いです。

 気楽な不動産屋は、朝からこういう楽な本を読んで、時間をつぶしてます。
狭小邸宅 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:狭小邸宅 (集英社文庫)より
4087452832
No.48:
(2pt)

ペンシルハウスの事です。

新人営業マン(不動産屋)が、成績を上げるも不動産業に対する周りの評価、仕事に対する葛藤などが内容ですね。
なんとなく就職した物の成約に至らない、他の支店に飛ばされ、奇跡的に成約を果たす。
課長の指導により、メキメキ成績を伸ばすものの、不動産業が自分に合ってるか、疑問に思う様になる。
終わり方が不自然でした。新庄さん、初読みでしたが・・どうなんでしょう??
狭小邸宅 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:狭小邸宅 (集英社文庫)より
4087452832

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