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散り椿



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【この小説が収録されている参考書籍】
散り椿 (角川文庫)

散り椿の評価: 4.42/5点 レビュー 50件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.42pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全50件 1~20 1/3ページ
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No.50:
(4pt)

ヒロインが世を去ったところから始まるサムライラブストーリー

旬なお話に「魔王を倒した勇者一行、その冒険の終わりから始まる物語」がありますが、本書は「ヒロインが世を去ったところから始まる一大ラブストーリー」、といっても例によってそのラブストーリーにしても二重、三重の仕立てになっているし、かつて同じ道場で研鑽した4人の侍たちのとても不器用な友情も多重構造で、さらに作者お得意の「藪の中」なミステリー部分もという、ある意味で豪華な物語。

小藩で藩主は病を得、お世継ぎがお国入りを果たそうかというタイミング。これも例によって藩主一族の中で藩政中央から外れた者、商人と結びついて金の流れをあやつる家老、某マーベリックのように腕はたつが藩から追い出された主人公、彼に反感を抱きつつ巻き込まれていく若侍等々、作者作品にはお馴染みの構成ではあるのですが。

作者には小藩サムライ物の皮をかぶったかなり濃いミステリーがありますが、本書は同じく小藩サムライ物の皮をかぶった深いラブストーリーにも思えて。「引き出し」が多かった葉室先生に敬意と感謝を。あ、散り椿の苗を庭に植えました。

追伸:映画化されていますが、見るのであれば映画を先に、この原作を後にがお勧め。映画は時間の都合もあるでしょうがあれこれ省略されている上に、折角のキャストなのに芝居が滑ってる所も。ないわ~というセリフのミスもあるし馬が可哀相だし護衛が殿ほったらかしだし(以下略
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No.49:
(2pt)

作り込み、過ぎて!

・確かに物語りの筋は、涙を誘う。
 しかし作りに無理がある。
 一例を挙げれば、篠が破談となった采女からの手紙を死ぬまで手元に残したこと、新兵衛に嫁ぐ頃の心境からすれば、如何にも不自然、手紙を遺したことが彼女の死とともに、心を推し量る鍵となって、物語りが進んで行くだけに、見過ごせない。
 正に魂は細部に宿るで、その細部が疎かにされると、物語りそのものが、嘘っぽくなる。
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No.48:
(5pt)

私の第一冊目

妻が葉室麟氏の本をよく読んでいて、私は、この本が、葉室麟氏の本の第1冊目です。今から次々と読んでいきたいと思います。
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No.47:
(5pt)

久し振りに出会えた珠玉の作品

登場人物それぞれの心の奥に秘めていた思いを知った時、涙してしまいました。
人が人を想う時 相手を思いやるからこそ伝えられない思いがなんと尊いことか!! その言えぬ思いが悲しく美しい。読後、しばらく余韻に浸ることができました。
素晴らしい作品に出会えたことに感謝です。Kindleで読みましたが本棚に是非お迎えしたいので文庫本購入します。
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No.46:
(4pt)

扇野藩シリーズ第1作

著者による青嵐の坂」を読みそれが扇野藩シリーズの第4作であると知り、他の3作が気になってとりあえず本作を購読。話が基本的に殿様の代替わりに伴う家中の権力闘争であることに変わりがない。話を強引に現代に押し込めば市役所の派閥争いに業者も加わるというところだが、侍が世襲でやっているところに悲壮感が伴う。そういう大枠で見ればワンパターンだが、とても面白く読み進めた。第4作が御都合主義的に感じたのと比べると第一作は著者の時代小説のセオリー=娯楽小説のツボを外さずプラスアルファを感じさせる を外さない。
 前近代=幕藩体制=資本主義以前ってそういうことだよなあ、と勝手に納得。
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No.45:
(5pt)

2回読みました。

映画化もされましたが、葉室麟の作品はすごく良い。
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No.44:
(3pt)

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No.43:
(4pt)

理不尽な死。

蜩ノ記でも理不尽な死を命ぜられる武士。それは切腹が決められた中で進む家族と監視役の心の交わりを描いているが、結果がほぼ予測できるので、余韻の残る読後感というが欠けていた。散り椿もまた理不尽な死を描いているが、こちらは理不尽にも国を追われた男が、妻の遺言で国元へ舞い戻り、幼い頃からの友の為に行動を起こすが・・
理不尽の連鎖を断ち切る事は・・った。で終わるが、これは予測できない筋書きもあって、椿の香りが余韻として残りました。しかし、現代に於いても理不尽な政は断ち切る事は出来ないのだ!!
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No.42:
(5pt)

120点。出来過ぎですが、秀作です。

最近、藤沢作品にハマり始め、でも前に買ってあったこの作品。とりあえず、
読まないと、と読み始め。

 物語は、扇野藩。始まりは京都、死にゆく妻の願い。散り椿が見たいなあ。
 動き出す瓜生新兵衛。受けるは榊原采女。かつて妻が愛した采女。妻の妹
里美が嫁いだ源之進の嫡男藤吾。藤吾の縁談は、かつて父と采女、新兵衛と
四天王と言われた三右衛門の娘美鈴。
 挑むは家老石田玄蕃と、その金の流れ。
 親政派と家老派の闘い。

 120点。
 読み始めたら止まらない。やっぱり葉室作品。面白かった。楽しかった。
 でも、いくらなんでもこの設定は出来過ぎかも。美女姉妹と四天王。
蜻蛉組と暗殺。途中で読めてしまって、うーむって。
 でも、やっぱり楽しかった。お勧めします。
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No.41:
(4pt)

一読の価値あります。

最近はまた宮部みゆきさんばかり読み直しているので、ちょっと違う時代ものが読みたくて手にしました。古き良き日本の風情、心の有様・持様が感じられる作品です。現代に生き、下手に西洋化されてしまった私なんぞには、いやいや無理、そんなにうまく伝わらんだろ、人の心読めんだろ、いやそれはないわ、と思えてしまう部分がありますが、それはそれ。こんなこともあるのかねぇ、、と自分の器の小ささを思い知らされつつ、昔に生きる他所様の心の機微として楽しめました。ただ、私的にそこまですっきりとした読後感は得られず。なんだか心を消耗した感。これもまた小説の醍醐味かもしれません。
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No.40:
(5pt)

満点小説

いい作品でした。初めて読む作家さんの作品だったので読めてラッキーでした。
早速、ほかの作品も読もうと思います。
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No.39:
(5pt)

忘れていた 葉室麟 (^.^)

多くの歴史物・時代物 読んでいましたが ここ最近何故か著者を手にしてませんでした (@_@)
『散り椿』を読む前にひょんな事から『螢草』を読み どっぷりハマり 『散り椿』に続きました
『螢草』の菜々も魅力的な主人公で 菜々を取り巻く登場人物も個性たっぷりでしたが
今回『散り椿』では 「篠」にゾッコンです!主役達を動かす「篠」の思いが最後まで心に沁みました!
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No.38:
(4pt)

特になし。

特になし。
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No.37:
(5pt)

葉室麟だからこそ

小説を読んで涙を流すというのは随分と久しぶりの事でした。それほどこの作品は読者に感動を与えるものと同時に、人としての生き方などを伝えてくれるものだと思います。
 葉室さんの作品はどれも文章がとても綺麗で、見ていて清々しくなるほどです。だからこそ、この作品の持つ悲哀だったりをこんなにも素晴らしいものに出来たのだと思います。
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No.36:
(4pt)

散り椿

一刀流道場四天王の一人と謳われた新兵衛が、18年ぶりに山間の小藩に帰郷した。居候として迎えることになった甥の藤吾は、迷惑なことと眉をひそめるが、やがて藩の不正をめぐる権力抗争が表面化する……。
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No.35:
(5pt)

ストーリーがたまらない。

ストーリーが、綺麗でとても好感がもてます。読み出したら止まらない本でした。
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No.34:
(5pt)

まるで新ぴん

私が想像していたものより、格段に良い状態の本が届き、とても嬉しく思いました。
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No.33:
(5pt)

散り椿の真相

普通椿は花ごと落ちるが散り椿は花弁を落としながら散って行くという。
見た事は無いが、この小説で初めて散り椿を探しに旅に出たいと思う。
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No.32:
(5pt)

心理描写に共感

友人に勧められ、葉室氏の小説を初めて読みました。
各自が背負うものの中でもつ感情をうまく表現できず生きている不器用さに共感できるところがあり、ストレスなく話の展開を楽しめました。
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No.31:
(4pt)

政治的駆け引きが多い。

時代劇ですが、陰謀など、政治的駆け引きの場面が多いです。チャンバラチックな場面は少ないので、退屈しそう。
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