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椿山課長の七日間
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椿山課長の七日間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全245件 161~180 9/13ページ
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普段はあまり「死人がこの世に戻ってくる」と云った類の小説は読まないのですが、浅田次郎と云うこともあって読んでみたら、もう、面白くて、あっという間に読み終えました。やくざの生態やデパートの裏事情等も分かります。お勧めの一冊。 | ||||
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泣かせのテクニシャン浅田次郎の本領発揮! ひと言で言えば、い〜い話です。 「美女に生まれ変わってもう一度生きる」という体験 やってみたいと思う人も多いのでは? | ||||
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タイトルとおじさんの挿絵に似合わず、 軽快なタッチのなかで、家族愛、恋愛、師弟愛等が描かれています。 忙しい日々ではなかなか意識する機会もないですが、 自分が気づかないところで多くの愛情に支えられていることを 気づかせてくれる素敵な作品だと思います。 | ||||
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浅田さんの本は、読み終えた後に「なんとなく、いい気分」になれるものが多い。本書もその一冊です。高度成長期のモーレツ社員を絵にかいたような椿山課長が仕事の接待中に突然死をした。死後の椿山課長が7日間の間に現世で見たものは何だったのか?現世では幸せだと思っていたことが、実は不幸せなことだったり、現世では当たり前に思えていたことが、実は陰でいろいろな人たちの協力によって築きあげられたものだったり、死んで初めて知ることが多くあります。それらを浅田さんの独特の書き方で非常に上手くまとめており、読み終えた後にホロっときます。しかしこの手の死後の世界に関しては人によって感じ方も色々あることも事実です。本書で設定された「あの世」はあまりにも現世的でなんだかガッカリしてしまいました。その点で星4個となりました。 | ||||
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一気に読めました。 笑って泣けて、心がほんわかあったかくなりました。 | ||||
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素敵な物語をありがとうです。 浅田先生の作品、大好きなんですが、たまに(私の中で)ハズレもあるので、こちらも恐らくそっちではないかと手付かずでしたが… 何故もっと早く読まなかったのかしらっ!! 小説で泣いた事も笑い転げた事はいくらもありましたが、こんなに心に響き、人生(特に自分ではなく、自分に関わり合う人々)の事を考えた作品は初めてでした。 今読み終えたばかりなので、なんと言葉にしたらいいのか考えがまとまらないのですが、とにかく一人でも多くの人に読んで頂きたいと思い、こちらに書き込ませて頂きました。 もう少し、余韻に浸ろう… | ||||
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あったかい。本当にあったかい。 実は浅田作品は、あまりに著名過ぎて読んだことがなかった。 先に映像で見てしまう後追いがあまり、好きでないから。 たまたま手にして、心の中で少しだけ、よくある設定だよなぁなんて半分小馬鹿にしていたあたしのばかばかばか。 今の日本人が忘れている(ような気がする)、黙って耐える、古いオヤジの姿がそこにある。 自分を殺し、他人の幸せのために自分の全てを犠牲にする、そんな古臭くもいとおしい、そんな姿が。 出来れば、そこには地獄がないことを。 ルールを破ることは罪かもしれないけれど、そのルールだって誰かが決めたものだろう。 誰しもが納得できないルールは、その遵守を潔しとしない道につながらざるをえず、ゆえに存在意義を失いはしまいか。 ・・・なんて難しく書いたけどさ、ぶっちゃけ、 ちょっとは目こぼししようよカミサマ。 そのほうがきっと、ウケルと思うよ。 | ||||
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人から薦められて何気なく読み始めたけれど本当に面白かった。 父が亡くなってすぐだったので、こういう世界に 本当に行っちゃったのかなぁなんて思いながら読み進めた。 涙がぼろぼろこぼれるような話ではないけれど、心にジーンと くる内容で、でもコミカルに描かれている部分もあり、本当に楽しめた。 またぜひほかの作品も読みたい。 | ||||
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先に映画を見た。 夜中にBSでやっていたもので、まったく期待せずに見始めたのに、これが非常におもしろかった。 原作があったことを知って、読んでみた。 私の中で椿山が西田俊之に変換されてしまったが、それが原作のイメージを壊すことはなく、むしろ面白さを増幅させたように思う。 朝方まで読み止らず一気に読んでしまった。 何度も何度も涙した。 「地下鉄にのって」とテーマは同じものを感じるが、この作品には笑えるところも多く、個人的にはだんぜんこっちがおもしろかった。 ただ、エピローグは映画のほうが後味よかったかな。 あんないいお父さんや、親分があの最期は辛い。 黄泉の国なんとかしてよ!!って本気で思ってしまった。 | ||||
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私は、文庫本が出る前に、読み終えましたが、会計の考え方を非常にとっつきやすく、分かりやすく説明されていると思いました。ちょっと勉強の合間に・・・往復の通勤電車に・・・、または本屋で一気にたち読みを!という時に、飛ばし読みできる楽しいストーリー仕立ての入門書でした。 | ||||
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何より設定がユニークで面白かった。 物語としても、オッサンが美人としてのりうつって、愛人として疑われたり・・・あまり詳しく書くのはやめますが・・・そういう突拍子もない設定で、肝心の会計基礎を説明していますので、読みやすく、理解しやすい物語です。 | ||||
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浅田次郎氏の作品は本作が初体験です。突然過労で死んでしまった椿山課長が、美女の体を借りて現世に舞い戻り、それまで見えなかった様々なこと――家族のことや父親のこと、かつての親友の一途な想いなど――を知るという物語。 まず最初に断っておきたいのですが、私は冥界や黄泉の国を信じている人間ではありません。宗教が別なのです。 それでも、この作品には本当に感動させていただきました。ファンタジー的な物語と思って読んだのですが、人間ドラマとしても素晴らしいと思いました。 人と人のつながりとか、家族の絆とか、一途な心とか。そういうつい忘れがちだけど、とても大切なものが、これでもかと丁寧に描かれていて、読み終わる頃には、ただただ胸が震えました。良い作品でした。 ただひとつだけ気になったのが、何となく主人公の椿山課長より、それ以外の人物、例えばヤクザの武田や椿山の同僚の知子、父親の昭三などといった周りを固める人々のほうが、キャラとして立っていたというか、魅力的のように感じました。でもそのせいで作品の良さが損なわれると言うわけではもちろんありません。意外な人達が意外なところで繋がっていたりするのも、とても面白かった。 サブキャラクターの中でも特に、最後に肩を並べて下りのエスカレーターに消えた二人が非常に印象的でした。本当に格好良すぎです。いつかあの二人も救済されたのだと信じたい…。 長さ的にはそれほどでもなく、読むのが早い人ならさくさく読み進められるかと思いますが、できるなら自宅で、じっくりと読むことをお勧めします。じわじわ心に沁みます。読むときはハンカチの準備を忘れずに。 本作は映画化されているので、今度そちらも視聴してみようかと思います。 お勧めです。 | ||||
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おもしろかった。 最初は、雄太くんとヤクザの親分の話は余計だなぁと思っていたんだけど、 話が進むうちに登場人物がいい感じで絡まってきて、一気にラストに向かって走り出します。 ユーモアの中に、重い事実が隠れていて、考えだすと切なくなるけど、 登場人物がみんな納得しながら進んでいく姿がすがすがしかった。 こんなに複雑などろどろした話を愉快に楽しく描くのは、すごいなと思う。 とてもコミカルでユーモアがあって、ほろっとさせる。 こういうのもいいなぁと思いました。 最後、本人たちは納得してたけど、私としては二人も救済してくれと 思いました。 | ||||
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家族愛、師弟愛など愛を追求した作品でとても感動した。特に感動したのが、椿山と同期入社の智子の告白。椿山と仲良くなりすぎたがため恋愛感情を伝えられず、また椿山が別の女性と結婚するときには自分のためにとっておいたとっておきの指輪を紹介するという、心から椿山のことを想っている心情がとてもよく伝わった。また、借り物の姿で現世に戻り自分の正体を明かしてはいけない中で、どのようにして未練を果たしていくのか、その過程もとてもおもしろかった。 | ||||
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「浅田次郎の作品は電車の中では読まない方が良い。」と聞いたことがある。「思わず涙」でバツの悪いことになるから。 最初は大いに笑わせてくれた。特にカズヤマツバキが椿山家を弔問するところは絶品。互いに相手が不倫していると思い、妻と大喧嘩になる。 ところが、後半の「献杯」になると様変わりする。椿山の元の彼女(佐伯知子)の「独白」だが、その臨場感には圧倒される。椿山が婚約者と指輪を買いに宝石売り場に来る。「どんなにつらいことがあっても、売り場に立ったらニコニコ笑わなければならない」「一年中サンタクロースをやらなければならない」「あの人が幸せになる。それは私にとっても本望だと思った」「あの人のためなら命もいらない。私自身の恋する心すらいらない」 全ての言葉が、まるで自分に向けられたかのように、胸に突き刺さる。 しかし、これは序の口だ。本当にまいったのはお父さんのエピソード。エスカレーターをおりて、気を付けをして、(知子に)深々と頭を下げる。まわりの人が怪しむほど、ずっとそうしている。「有り難いね、親って。女心なんかわかるはずないのに、私の心の中だけは読み切ってらしたの。」「おとうさんの誠実さがつらくて、私は嘘をついたの。『実は近々結婚します』でも、泣いたら嘘はおしまい。精一杯の作り笑顔を、おとうさんは怪しまなかった」 このあたりで涙腺のダムが決壊した。 「やめてよ。他人のあなたに慰められたくない。変な人ね、どうしてあなたが泣くの。ごめんなさいって、あなたに言われる筋合いじゃないでしょうに」 もう、まともに活字が見えなかった。 表面上は「よみがえりもの」だが、書かれていることは「この世の真実」。「いかに生きるか」ということ、言い換えると、「人を愛することのすばらしさ」「人に感謝する事の大切さ」となろう。 | ||||
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この本を最後まで読んで、「あまりに理不尽な結末」に怒りを覚えたひと。 ご心配いりません。あなたは「本当によいひと」です。その気持ちをずっと持ってください。 ただし、「あなたが四十歳になるまでなら」という条件がつきます。 もしあなたが四十歳を超えているならもう一度考えてほしい。この本は「結末」だけで評価してよいものですか。 浅田作品らしく、登場人物が多く、それぞれ個性豊かです。 「そうはいっても、表題どおり、これって椿山課長のお話しなのでしょう?」 「そうですよ」。でも、それだけではないですよ。 妻に先立たれ、男手ひとつで息子を一人前にさせた。(あえて後妻は迎えなかった) 息子が長年つきあっていた彼女の代わりに別の若い女性と婚約しても、反対しなかった。そればかりか、「息子の代わりに」相手の女性に謝りに行った。 息子の妻が不貞をはたらいても、息子には知らせず、「惚け老人のふり」をして、自分は老人病院に入った。 冥土での「最後の審判」で「本当は何も悪いことをしていない少年」の罪を被り、代わりに自分は「下りエスカレーターにのる道」を選んだ。 どうしてこれほど「わりにあわない選択」をしたのでしょうか。 息子を本当に愛していたから。いや、自分より若い人全てを愛していたから。 もうおわかりですよね。 この物語の本当の主人公が。 そうして、作者が「本当に言いたかったこと」が。 | ||||
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それぞれの登場人物が現世に戻った後、さまざまな展開が用意されているのですが、 家族や恋人ってこれほどまでに互いに想い合うことができるんだなと、感動してしまいました。 無理のある展開もちらほらありましたが、特に親子の絆には泣かされます。 こういう家族や親子の絆についてグリグリとツボを押すように書き綴るのは著書ならではかと思います。 | ||||
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書いているうちに楽しくなって書き込みすぎて中だるみが出ちゃったところがある気がします。ので星ひとつ減。短編、では無理かもしれないけど、半分くらいのボリュームで書ききった方がよかったのではないかと。でも感動作です。 | ||||
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働きすぎてポックリと死んでしまった中年男が、仮の姿で7日間だけ現世に舞い戻り、やり残した事柄と向かい合うというありがちな設定だけど、意外性のあるキャラクタ設定と飽きさえない展開でぐいぐいと物語に引き込まれる。 出会い、再会のお涙頂戴ものでもなく、生死を正面から語るような重苦しさもない。 ただただ、ありふれた日常の中で人が人を思いあうささやかな瞬間の積み重ねが大きな感動となって目頭を熱くする。 | ||||
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出だしから中盤までは優しさや、悲しさ、自分自身に対する切なさがユーモアたっぷりに書かれていて、ホンワカした気分にさせてくれてほんとに楽しく読めたのに、後半はなんだか無理に終わりにするみたいな内容でとても残念でした。最後までちゃんと丁寧に書いて欲しかった。 | ||||
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