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椿山課長の七日間



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椿山課長の七日間の評価: 4.31/5点 レビュー 245件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全245件 221~240 12/13ページ
No.25:
(5pt)

泣きじゃくっちゃいます!

初手でジンワリ、終いには魂揺さぶりまくり、アイラインもパンダ目、ティッシュ使い切りの泣かせ様。「親子の情」とか「愛する者の死」とかに弱い人は、電車の中で読まないように注意。
 陽ちゃんのおじいちゃん、カッコ良過ぎです。最後の審判がこれなのだったら、あの世も末です。
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No.24:
(5pt)

涙と笑いが交錯

流石は直木賞作家と言える作品である。
死んでしまったデパート課長と極道、幼児がそれぞれ生きている時に、現世でやり残した様々な悩みを胸にあの世から現世に7日間だけ舞い戻る話である。話の展開がとても巧みで、読み進めるうちに笑いと涙が交互にやってくる。
途中の挫折はあり得ない作品である。
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No.23:
(4pt)

生き方をさりげなく問われるファンタジー

現世と死後の世界を行ったり来たりしながらも、物語はコンパクトで終止悲壮感はなく、実に心温まる浅田ワールドです。よみがえった姿が透明であるとか誰かだけに見えるとかではなく、”関係者”であり、残された人達の告白を聞く立場にある、という設定が出色です。このファンタジーの主役は知子、陽ちゃん、子分達です。知子のお鍋の場面は今まで読んだ浅田作品の中でも秀逸だと思います。実にさりげなく、「あなたは一日一日を大切に生きていますか?」と問われているようです。
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No.22:
(5pt)

みんな満足読後感

文庫本の帯に「46歳で突然死し(中略)七日間だけ"現世"に舞い戻った」とある。
そんなむちゃくちゃな設定の中で展開する涙ものの物語である。
読んでいて、どのような結末になるのか心配になったが、ちやんと「あぁ、よかった」と読了させてくれる。
この満足感はこた得られないもの。絶対お薦め。
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No.21:
(5pt)

邪淫の罪か。。。

たいへんおもしろかった。 
笑い転げた挙げ句に最後は泣いてしまい、含み笑いを浮かべた浅田次郎のしたり顔を想像してなんだかくやしかった。
簡単に言ってしまえば「黄泉がえり小説」なのであるが、スカイハイともカラフルともちがい、「今会いにゆきます」ともちがいます。
死者は閻魔大王のお裁きにあたる中陰役所で、極楽行きか地獄落ちかが決まるという仕組みになっている。
ほとんどの人はなんらかの「罪」を指摘されるのだけれどすぐに地獄送りになるわけではない。
中陰役所の教室で講習会を受け、最後に「反省ボタン」を押しさえすれば極楽へ行くことができるのだ。
この講習会で椿山課長は反省ボタンを押さずに、7日間の期限付きで現世に戻る選択をする。
「なぜ、このわたしが邪淫の罪なんですか! 納得できません」
確かにね、この禿頭の冴えない椿山さんが邪淫の罪とは、読者のわたしでさえ納得しがたい。。。
ここから先はネタばれになってしまうので、そう詳しくは書けないのだけれど、39歳の絶世の美女の肉体に生まれ変わった椿山課長は、ただただ驚くばかりの真実を見ることになる。
椿山課長と一緒に、よみがえりキットを持たされて現世に舞い戻った「他の親分と間違えられて殺されたやくざ」と「田園調布のお坊ちゃま・7歳」も、それぞれすぐには成仏できない事情があった。
この三人が微妙に絡み合いながら、スピーディにストーリーが展開する。
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No.20:
(5pt)

邪淫の罪

死んだからこそ解る真実もあることが、時に感動的に、時に面白く記してある。そして、痛快に生きた大人と賢い子供達の
物語でもある。浅田氏の作品では、「蒼穹の昴」のような本格的なものもよいが、このような軽妙でかつ泣かせる話も
天下一品であると思う。邪淫の罪は重く、せつない。
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No.19:
(5pt)

軽い気持ちで読み始めた本ですが....

読み終わった後、生きている事に感謝し、行動したくなる一冊です。毎日が平凡だと思われている方、是非読まれてみてはいかがでしょうか?
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No.18:
(4pt)

自分の知らない自分

想像しただけでもなんとなくイメージが湧いてくるタイトルです。椿山課長はデパートの婦人服売り場の責任者。高卒46歳。妻子一人。念願のマイホームを建てたばかり。ところが、デパート最大の大売出しの初日、突然死してしまった。無念の残る椿山課長は初七日だけという約束でこの世に舞い戻ってきた。その椿山課長を待っていた現実とは・・・。椿山課長は知らなかった自分自身を発見してゆくことになりました。自分の知らない姿、他人から自分がどう見えているのか。そう思うと身の回りの世界も新鮮に映ります。そんなことを感じさせてくれる物語でした。ユーモアとホロリとくる話が上手く溶け合った作品です。浅田ファンの方にはお勧めです。
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No.17:
(5pt)

おかしくて悲しい

良くある「よみがえりもの」かと思って手に取ったのですが、すぐに物語に引き込まれました。
主人公は、何てことない普通のサラリーマン。
仕事の途中で倒れてそのまま亡くなります。
主人公と同じ時期に亡くなったテキヤの親分、小学生の男の子、それぞれが現世にやり残した事のためにほんの少しの間生き返ります。
亡くなった人、残された人にそれぞれ事情(秘密)があり、それが複雑に絡み合ってきます。
生きっているって大変な事なんだと改めて感じました。
ユーモアを交えながら最後には悲しくて泣いてしまう。
お薦めの物語です。
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No.16:
(4pt)

よかったです

タイトルにひかれて買ってみました。この本は泣けると思います。
後半部分は電車で座っていて読んでいたのですが、おもわず涙が頬をつたっていました。死んでからの世界なんて誰にもわからないからこそ、
こんな冥土が待っていたら、今生きるのももっと楽しくなるなって思いました。ただこんなにいい人間ばっかり出てきて、根っからの悪人って人が出てこないので、もう少し登場人物達の悪の部分も見たかった気はしますが・・・(そうなるとすぐこわいことになってしまうのかな?→この意味は本を読んでみたらわかりますよ♪)死んでから考える人の温かい心と切ない心を味わう事ができると思います。
読んで損はないと思いますよ☆
他の人にもオススメしたし、読んで損はないと思います。
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No.15:
(5pt)

泣きます

ものすごく泣きました。
自分でもビックリするくらい・・・
蓮ちゃん、なんてステキな子なんだろ・・
蓮ちゃんにやられました。
もちろん、武田さんにも。
そして椿さん・・・

泣きの浅田次郎さんですが、これはダントツです。
泣きたい人にはお勧めです。
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No.14:
(5pt)

泣きました

プリズンホテルを読んで、すごくはまっている作家さんの本なので買いました。
椿山課長、ヤクザの武田、蓮ちゃんのエピソードがそれぞれ引き立っているし、特に課長のお父さんの行動や言葉には泣かされっぱなしでした。ありがちな「よみがえり」ものではなく、面白いあの世の世界の描き方にも笑わせてもらいました。
ぜひ、周りの人に薦めたいです。
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No.13:
(5pt)

人の生きる意味を教えてくれた

人は、愛する人を失った悲しみを乗り越えて生きていける強さを持っている。だから、死んでいった人間が心配することなど、何もないのかもしれない。椿山課長が本当にやりたかったことは、自分を愛してくれた者たちへ、「ありがとう」の言葉を伝えることではなかったのだろうか?心を込めたありがとうの言葉の中には、その人のすべての思いが凝縮されているような気がする。人の生きる意味を改めて考えされられた本だった。
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No.12:
(5pt)

Mind_Cleaning(心が表れる落語小説)

椿山課長の7日間
笑いでこころを高揚させ
そのあと涙で振るわせる
この高低差は富士急ハイランドFUJIYAMA以上だ
読む年代によって
心打つエピソードが違うかもしれません
朝日新聞に連載された
「鉄道員(ぽっぽや)」に対峙する
エンターテイメント落語小説!
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No.11:
(3pt)

職人技!!

この人は職人ですよね。
ちゃんと人を泣かせるつぼを知ってる。
登場人物も、誠実ゆえに不器用・かよわいけどけなげ・アウトローだけど真実一路・普段頼りないけどここ一番で豹変等々いつものキャラクターが出てくる浅田人情劇場です。
けっして面白くないわけじゃないんですけど、やっぱり今まで読んだ本の中で一番面白い浅田作品を求めてしまうのは、すきゆえのわがままとお許しください。
それでも、読んでいると熱いものがこみ上げてきます。
特に椿本課長の父親がいい。(個人的には、筒井康孝氏「私のグランパ」とかぶっちゃいましたが)
品質が安定していて、求めるものを供給する。やっぱ職人だよね、この人。
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No.10:
(4pt)

さらり&しみじみ

人の死を、しめっぽくなく「さらり」と浅田流のタッチで書きだしてくれるから、思わず、すーーっと、軽音楽でも聴くつもりで読み出した。
「家族を、子分を、そして生みの親を」それぞれ思う3人(最後には4人?)の死後が、少しずつ少しずつ寄り添ってきて、最後には1本の糸に編み込んでいく筆力はさすが。短いコントを繋ぐように書いてはいるが、お仕着せでない死生観がにじみ出ている。しみじみとさせる読後感。生きている時を大切に・・・・・と言っている。「さらり&しみじみ」・・・・・・。そのことを表徴しているような安西水丸の装画もイイ。もしかして、昨日お会いしたあの人は、あの世から「一時帰世」していた人では?と、ふと思ったりもする、不思議な、そして、死を扱いながら、なんと温かい本。
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No.9:
(4pt)

面白くて最後まで一気に読みたい本です。

7日間という限られた時間のなかで、デパートマン・やくざ・小学生の3人がそれぞれの人生を死後といった特別な立場から、過去をたどりながら、微妙にからみあっていくのがとてもハラハラしました。
目が離せません。
最後は辛らつな結末ですが、人が生きていく中で大切なものが暖かく心の中に残った気がしました。
とても面白かったです。
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No.8:
(5pt)

珍しく泣いた話

私は滅多なことでは泣かない性質なのだが、これには不覚にも胸をうたれ、目頭が熱くなり、ウルウルっときてしまった。この私がここまで来るのだから、よほどの感動作と思っても結構(笑)。
ヤクザらしくない親分さんや、杓子定規ではなく親身な元役人など、主人公以外の登場人物も全て、素敵に描かれている。学校の先生だけが先生なんじゃなく、そこに生きる人全てが人生の先生みたいでいいなって思う。それらの人々が織り成す各エピソードも上手く繋がっていて、しかもそれが変にご都合主義にはうつらずに納得の展開。
あのヒットマンでさえいとしいと思えるほどで、それがラストに繋がってまた涙目に・・・。あのラストで救われる想いに至る。この一節で、全てが許されるっていう感触、まるでお釈迦!様の手の上にいるような、観音様に見守られてるような、そんな感触にひたれる。
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No.7:
(5pt)

椿山課長のキモチ

死ぬのが怖いってことは考えたことがあるけれど、死んでからどうなるのかって、考えたこともありませんでした。
この小説は、それに対する1つの答えであると思います。
現世での行いが、あの世での行先を決めるっていうけれど、それだけではないような気もしてきました。
自分の人生に対する「それなりの納得」のために悪戦苦闘する、この小説の登場人物3人の行動は、とっても「生き生きしている」と思うし、わたしも同じような事をしてしまうかもしれないという思いがつのりました。
中盤は大笑い、最後は大泣きしてしまう、あっぱれな内容でした。
それにしても、浅田さんの書くヤッチャンは、みんないい人ですねぇ。
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No.6:
(5pt)

自分だったら。誰に何を伝える?

愛する妻、愛する息子、愛すべき同僚、戦友でもある頼れる部下、そして父。生前は何ひとつ疑いのなかった、平和で幸せな生活。
ところが椿山の死後、次々と“ほんとうのこと”が明らかになってゆく。
愛すべき人達が考えていた、思いもよらない真実。
同じく不慮の事故により死んでしまったヤクザの親分と優等生少年も、生前の未練を晴らすため一時の甦りを許される。
それぞれ立場の違う3人が、自分の思いを伝えようと走りまわる。
新聞がぐちゃぐちゃになるくらい泣けた。
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