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(短編集)
アメリカひじき・火垂るの墓アメリカひじき・火垂るの墓アメリカひじき・火垂るの墓アメリカひじき・火垂るの墓アメリカひじき・火垂るの墓アメリカひじき・火垂るの墓アメリカひじき・火垂るの墓アメリカひじき・火垂るの墓アメリカひじき・火垂るの墓
アメリカひじき・火垂るの墓
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アメリカひじき・火垂るの墓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 41~54 3/3ページ
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野坂の何ともに読みづらい文章を、やっと読みました。 悲しくて悲しくて、そして戦争のない60余年をもたらした 自民党の政治は、もしかすると、すっごい事だったのかなと (先の総選挙で民主党に投票しました)思っています。 | ||||
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息子が小学三年生の時、『火垂るの墓』を読みたいと言って、正直、困ったことがありました。学校でアニメ映画を見て、よく分からなかった部分があったらしいのです。しかし困ったことに、小説の『火垂るの墓』の文章は、小学三年生にはちょっと(かなり?(^_^;;)難しいものでした。 「親が説明してやれば良い。」と思うかもしれませんが、ところがどっこい。野坂昭如の小説は、ただの小説ではありません。小説というよりは散文詩。むしろ浄瑠璃に近い。でも浄瑠璃の詞章(コトバ)を分かりやすく言い換えて説明するなんて、こんな下らないことはないでしょう? 親としては是非、このような作品は、子供が小説や詩を“読む力”を十分に身につけた後で、じっくり読んでもらいたいと思います。冒頭から、主人公の少年がぼろ屑のようになって糞まみれで死に、妹の骨の入ったドロップの空き缶が投げ捨てられた草叢から沢山の蛍が湧き上がる場面までの詞章の、凄まじいまでの美しさは、どうやっても他に言い換えることは出来ません。 本作はつい、戦争の悲惨や、作者自身の生い立ちに関連づけられてしまうのですが、それだけで語るのはむしろ、本作への冒涜でしょう。闇の中から立ち現れてはたちまちに消えゆく蛍の灯りに浮かび上がるものは、戦災も作者の境遇も超越しており、命というものの根源的な儚さとやるせなさ。厳しさと孤独。そして愛おしさ。決して戦争の悲惨を伝えるだけの作品ではありません。 アニメのヒットで「あのアニメの原作」と言われることが口惜しい。いわゆる「語り物」の伝統から切り離れた現代人にはいささかの“難曲”ではありますが、その分、他に稀な芸術的な高みまで達した、日本文学史上の最高傑作の一つであると思います。 | ||||
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アニメを見る度胸がないので本を読みました。 私は戦争を知らない世代ですが、どうもTVの戦争ものは事実を美化しているような気がして原作を読んでみる気になりました。 浮浪児たちが死んでゆく現場、親戚から厄介者扱いされる様子、身内が死んだら死体の処理をどうするのか、といった現実的なことが事細かに書いてあり、そちらの方が印象に残りました。 ドロップの缶に入った妹の骨。それと蛍が飛び交う様子が目に浮かぶようで、筆者の筆力に圧倒されました。 わずか数十年で日本はよくここまで豊かになったものです。先人達の努力に思いを馳せました。 | ||||
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句読点が少なく、一文が異様に長い独特の文体で初めは読みづらかった。 小説の清太は映画と違って、単に「幼い妹を守りぬこうとしている健気な兄」ではなく、妹を時々性的対象として意識している場面が出てきました。野坂の作品によく見られる傾向だけど、やはりこの作品にも近親相姦の匂いがします。個人的には収録作品の義母と息子の純愛を描いた「プア・ボーイ」が好き。純愛とエロスは紙一重のギリギリの関係なんですね。 | ||||
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NHK TV Jブンガクの2009年6月に紹介がありました。 火垂るの墓ではなく、アメリカひじきの紹介でした。 「一時しのぎ」 は、 Anything is better than nothing. とのこと。 ちなみに、「アメリカひじき」とは、アメリカの紅茶とのこと。 | ||||
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原作を読んだときは、「アメリカひじき」のほうが印象に残りました。映像化されて「ほたるの墓」だけが有名になりましたが…野坂さんの極端に句点の少ない文は時間の流れと一致している、とおもいました。淡々と時間が過ぎるうちにこどもたちが飢え死にし、●をひじきと思って煮てみたがまずくて食べられたものではないと困り…時局に振り回される人々を間近に見るように「時間」を感じました。 | ||||
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とても悲しい小説です。 もう二度と戦争をしてはいけないと感じました。 筆者の独特の書きぶりが、映画にはない現実味を醸し出してくれます。 | ||||
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私は火垂るの墓だけしか読んでません。火垂るの墓は、作者の野坂昭如氏が実体験をもとにして書いた作品です。実際、妹には清太のように優しく接しなかったそうです。 私は映画を先に見ていたので、映像を思い出しながら読みました。 戦争がもたらす悲劇とは?現在も世界のどこかでは人々が争い同じような悲劇が絶えません。国内では、戦争経験者がだんだんと減ってきています。二度と同じ過ちを繰り返さないために、本書を語り継いでいく必要があるのではないでしょうか。 短い小説なのですぐに読めます。 | ||||
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アニメを観て表題作を二度読んだd。これから何度も読むことだろう。ばかげた戦争がなければ死ぬこともなかった節ちゃん。一家そろって生きていればどんなに幸せを享受できたことだろう。読めば野坂氏独特の文体、私は京都弁で育ちましたが神戸弁との微妙な違いがよくわかる。ああ、しかし近代日本において何故4歳で栄養失調死しなければならないのか? 日本は第3世界だったか? もう二度と起こすまいばかげた戦争。大人が起こす戦争で犠牲になるのはいつの時代も若者子ども。虎は死して皮を残す。野坂氏はこの一作で小説家として後世にに残る。節ちゃん、天国で白いごはんをお腹いっぱい食べてください。 | ||||
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作品を手にするとき本から入ることが多いのですが、「火垂るの墓」にかんしては逆でした。以前何度かアニメーションで見たことがあるこの作品の文庫本をある人にすすめられ読み始めました。 映像から先に入ってしまうと、自分の(ある意味)無限にある想像の世界に蓋をされてしまう気がすることが多いのですが、この作品に関してはあまり違和感はありませんでした。映像としての作品にはその良さがあり、本にもそれ独自の良さがあったように感じます。文字を目で追うだけではなく思わず朗読してしまうような。そして、声に出して読んでみると更に引き込まれ、息苦しさ、重たい空気、ほっとする瞬間、笑顔から涙、それらを自然と感じられたように思います。 | ||||
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蛍の墓について。 あのあまりに悲しすぎて、かわいそうすぎて、繰り返し見られない くらいの重さは、あのアニメーション独特のものだと思っていまし た。ところが、文字だけで描かれたこの原作にも、アニメ映画に勝 るとも劣らない強烈な衝撃性をもっていたことには驚きました。 原作者の野坂さんは、テレビ番組に出演するなどで、違った印象を 持たれる一面もありますが、ペンを持った彼が、人に与える力がこれほどまでに強いものかと感じました。 | ||||
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終戦直前の兄妹の様子を坦々とでもこれ以上無い位に悲しく 読ませてくれます。 アニメとは違う雰囲気ですがそれも魅力的です。 | ||||
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私もアニメ映画の影響でこの本を手に取りました。生来本はあまり読まない人間ですが、ちょっと異なる点があるとはいえほぼアニメのような内容でした。実際に妹さんを栄養失調で亡くしたのも本当らしいです。胸が痛みました。当時の貧しい時代の固有名詞や地名も多く登場していて短編ながら当時の状況を知らずとも薄々は情景が浮かびました。映画のパンフで彼は「映画程実際妹に対して優しく接していなかった」という言葉が印象的でした。 | ||||
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数年前から毎年終戦記念日前後に独りでビデオを観ては泪して来ました。今年やっと原作を読みましたが、予想とは少し違った内容で、それにはまって野坂作品を読みあさるきっかけになった本です。 | ||||
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