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狙撃手のゲーム



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狙撃手のゲームの評価: 3.75/5点 レビュー 24件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(3pt)

話の冒頭を乗り越えられれば読み続けられる

ボブ・リー・スワガーのシリーズです。ボブももう72歳です。アクション冒険小説の主人公が老いてしまうと悲しいですよね。フィクションなんだから年を取らなくてもいいと思いますが、現実感を大切にしたのでしょうかね。作者の無駄なこだわりだと思いますが。
それだけでもこの小説を手に取ろうと思うハードルが高いのですが、さらに読み進め難くしているのが、ボブが隠居生活から現場に復帰するきっかけとなった理由です。ある母親がボブのもとを訪れ助力を頼みます。自分の息子が中東でスナイパーに殺されたのでその仇を取ってほしい、と。いや、お母さん、それが戦争ですから、残念!しかし母親は諦められずに独力で犯人を探し当てます。そのために借金をしてまで大金をつぎ込み、暴力を受け、レイプされてもくじけません。居場所が分かったからそこに行って犯人を殺して欲しいとボブに頼みます。
アメリカ人はこういう話が好きですよね。一定の割合の人々がこのような話を好むので、このような設定でも受け入れられるのでしょうね。たった一人の戦争、母親の愛は無限大、みたいな。けど、冷静に考えるとエゴの塊です。息子も戦争で相手を殺しに行っているわけですから、そこで殺されても文句は言えないでしょう。
ここで読むのを止めようかと思ったのですが、我慢して読み進めました。ここを乗り越えられれば読み進めるのは難しくはありません。さすがスティーブンハンターといったところです。(これがレビュータイトルの理由)
上巻はスナイパーとボブ達の頭脳戦です。下巻も楽しみです。
狙撃手のゲーム(上) (海外文庫)Amazon書評・レビュー:狙撃手のゲーム(上) (海外文庫)より
4594082777
No.8:
(3pt)

正直微妙

「最も危険な場所」以降は微妙な出来
ばかりでしたがkindle版が半額な事もあり
ひさびさ購入

しかし出来はここ10年くらいの他の作品と
同じで「極大射程」「真夜中の…」程の
面白さはありません
1番がっかりしたのは加齢からくる
主人公ボブの凡人化でしょうか…

狙撃の腕は衰えてないんでしょうが
頭脳の冴えを見せる場面とかが弱いです

敵の策謀を先読みし罠をかけ待ち構えている
敵を一網打尽にするような痛快な描写が
見たいんだけどな
狙撃手のゲーム(上) (海外文庫)Amazon書評・レビュー:狙撃手のゲーム(上) (海外文庫)より
4594082777
No.7:
(3pt)

敵のキャラがちょっと薄いかな。

ハンターの作品の面白さは、魅力的(凶悪かつ冷静)な悪役と緻密なプロット。悪役が強いほど、主人公がイキイキと活躍し、二転三転する状況に読者はハラハラする。だが、ハンターが素晴らしかったのは、『極大射程』から『最も危険な場所』まで。その後の作品はもうひとつだった。
 今回の敵はシリア人の天才的スナイパー。老いたボブ・リー・スワガーが執念をもって追いかける面白さはあるけど、肝心のスナイパーのキャラが薄いので、ボブもイキイキと活躍しているとはいえない。
狙撃手のゲーム(下) (海外文庫)Amazon書評・レビュー:狙撃手のゲーム(下) (海外文庫)より
4594082785
No.6:
(3pt)

懐かしき冒険小説の味わい

冒険小説が書店の正面の平積みスペースを飾っていた時代には、スナイパーものも決して珍しくなかった気がするが、今では、映画こそスナイパーをヒーローに据えた作品が途切れなく続いているものの、小説作品として花形になることは、本格ミステリーが復活している昨今ほとんどなくなってしまったようである。

 スナイパーものの書き手としては自身銃器に造詣の深いハンターは第一人者であると思うが、そのハンターも、シリーズ・ヒーローであるボブ・リー・スワガーも共に高齢化してしまった。もう一作登場があるかどうか、危ぶまれるほどに。

 寂しいことではあるが、時代は移ろい、時は流れる。ヴェトナム世代のスナイパーに今できることは何だろう。いまここにある危機、すなわちイスラムからアメリカに潜入したスナイパーを見つけ出し、その目的を探り、最後にはその狙撃を阻止することだ。

 かくもシンプルなストーリー。相手は聖戦の戦士ジューバ・ザ・スナイパー。かつてのボブ・リー同様に天分の才能を持つ狙撃手。その意図はアラーの神への深い信仰。ストレートで曲がらない弾丸のような揺るぎなさ。

 米国に潜入したジューバと彼をアシストする元メキシコ特殊部隊チーム、対するはボブ・リーやイスラエルの分析官までをも急遽交えて完璧を期した極秘捜索チーム。駆け引きとその行動と分析が面白い。かつて時代を謳歌した冒険小説の断面がここそこに見受けられる。

 ターゲットは誰であるのかも最後の最後までわからない。仕掛けられた伏線、知略の攻防、久々にスケールの大きな狙撃スパイゲームを読んでいる感触。誰にでも奨められる小説とは言えないが、銃器や弾薬やスコープに関する専門的かつ科学的な分析、それによって狙撃場所を特定してゆく、スワガー・サーガならではの推理と、追撃の様子が手に汗握る展開で眼を放せない。男の子の小説はこうだと言わんばかりの展開だが、最近では女子でもこういう作品に餓えている方がいるのではないだろうか?
狙撃手のゲーム(上) (海外文庫)Amazon書評・レビュー:狙撃手のゲーム(上) (海外文庫)より
4594082777
No.5:
(3pt)

懐かしき冒険小説の味わい

冒険小説が書店の正面の平積みスペースを飾っていた時代には、スナイパーものも決して珍しくなかった気がするが、今では、映画こそスナイパーをヒーローに据えた作品が途切れなく続いているものの、小説作品として花形になることは、本格ミステリーが復活している昨今ほとんどなくなってしまったようである。

 スナイパーものの書き手としては自身銃器に造詣の深いハンターは第一人者であると思うが、そのハンターも、シリーズ・ヒーローであるボブ・リー・スワガーも共に高齢化してしまった。もう一作登場があるかどうか、危ぶまれるほどに。

 寂しいことではあるが、時代は移ろい、時は流れる。ヴェトナム世代のスナイパーに今できることは何だろう。いまここにある危機、すなわちイスラムからアメリカに潜入したスナイパーを見つけ出し、その目的を探り、最後にはその狙撃を阻止することだ。

 かくもシンプルなストーリー。相手は聖戦の戦士ジューバ・ザ・スナイパー。かつてのボブ・リー同様に天分の才能を持つ狙撃手。その意図はアラーの神への深い信仰。ストレートで曲がらない弾丸のような揺るぎなさ。

 米国に潜入したジューバと彼をアシストする元メキシコ特殊部隊チーム、対するはボブ・リーやイスラエルの分析官までをも急遽交えて完璧を期した極秘捜索チーム。駆け引きとその行動と分析が面白い。かつて時代を謳歌した冒険小説の断面がここそこに見受けられる。

 ターゲットは誰であるのかも最後の最後までわからない。仕掛けられた伏線、知略の攻防、久々にスケールの大きな狙撃スパイゲームを読んでいる感触。誰にでも奨められる小説とは言えないが、銃器や弾薬やスコープに関する専門的かつ科学的な分析、それによって狙撃場所を特定してゆく、スワガー・サーガならではの推理と、追撃の様子が手に汗握る展開で眼を放せない。男の子の小説はこうだと言わんばかりの展開だが、最近では女子でもこういう作品に餓えている方がいるのではないだろうか?
狙撃手のゲーム(下) (海外文庫)Amazon書評・レビュー:狙撃手のゲーム(下) (海外文庫)より
4594082785
No.4:
(3pt)

敵のキャラがちょっと薄いかな。

ハンターの作品の面白さは、魅力的(凶悪かつ冷静)な悪役と緻密なプロット。悪役が強いほど、主人公がイキイキと活躍し、二転三転する状況に読者はハラハラする。だが、ハンターが素晴らしかったのは、『極大射程』から『最も危険な場所』まで。その後の作品はもうひとつだった。
 今回の敵はシリア人の天才的スナイパー。老いたボブ・リー・スワガーが執念をもって追いかける面白さはあるけど、肝心のスナイパーのキャラが薄いので、ボブもイキイキと活躍しているとはいえない。

 でも、初期のダイナミズムを老いたボブに期待するのは無理なんでしょうね。老いたボブが活躍するだけでも、ファンとしては満足ですし。
狙撃手のゲーム(上) (海外文庫)Amazon書評・レビュー:狙撃手のゲーム(上) (海外文庫)より
4594082777
No.3:
(3pt)

やや残念な内容だ

ハンターはここ数年は冴えがない。かつてのスピード感溢れる展開やドキドキさせる緊迫感がない。この作品でもただいたずらに狙撃の最新データを並べたてるだけでストーリーそのものや登場人物のキャラクターにアイデア、創意工夫が感じられない。本人もあと書きで述べているが、齢を重ね現地取材がおろそかになったと吐露している。もはやジャック・ヒギンズ同様遡れば遡るほど面白い作家になってしまったのか。次作に期待したい。
狙撃手のゲーム(上) (海外文庫)Amazon書評・レビュー:狙撃手のゲーム(上) (海外文庫)より
4594082777
No.2:
(3pt)

今回スワガーは、シリア人テロリスト・スナイパーと対決する

元米海兵隊軍曹で名狙撃者ボブ・リー・スワガーが登場する連作物の最新作で、今回は、イスラエルのモサドとの協力のもとで、シリアのテロリストスナイパーと対決する。シリーズ第一作「極大射程」からスワガーものを読んでいる読者なら、おなじみのスリルを味わうことができる。著者の銃器に関する該博な知識に驚かされる。
狙撃手のゲーム(上) (海外文庫)Amazon書評・レビュー:狙撃手のゲーム(上) (海外文庫)より
4594082777
No.1:
(3pt)

『ジャッカルの日』と並べるのは…

お馴染みスワガーの今回の相手はシリア生まれの凄腕スナイパー・ジューバ。彼が米国に潜入して企てるテロをスワガーとFBI、モサドの面々が如何にして阻止するかというお話である。帯にフォーサイスの『ジャッカルの日』に匹敵する傑作と云わんばかりの惹句があるが、そりゃ無理無理。
『ジャッカルの日』の舞台となった1960年代と違って現代のマンハントには電子的な手段が使い放題な上、追っかける側がなぜだか天才的なひらめきの持ち主ばかりで、ジューバを追いつめること度々。それをまた、偶然に助けられてまんまと逃れるジューバとの丁々発止が上下巻にわたって延々と続くのだ。スワガーの視点とジューバの視点が交互に描かれるのだが、実のところスワガー視点の章だけを読んでも何も問題がない。ジューバは高度な射撃技術と抜け目なさを併せ持った男ながら、プロフェッショナルというより射撃オタクに思えていまいち魅力に乏しいからだ。時の仏大統領を狙う謎の暗殺者・ジャッカルとパリ市警のルベル警視の攻防を緊張感あふれる筆致で描いたかの名作と並べようなんておこがましいな。
但し、面白いことは面白いし、十分楽しめますよ。
狙撃手のゲーム(上) (海外文庫)Amazon書評・レビュー:狙撃手のゲーム(上) (海外文庫)より
4594082777

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