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機忍兵零牙
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機忍兵零牙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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超不作続きの今月でようやく初名作! 著者への期待とタイトルだけで選んだけど、著者と同じく僕も山田風太郎の忍法帖大好きなので、 忍法帖スタイルに味付けとしてスタイリッシュハード要素が上手く盛り込まれていて、隠し味のちょいSF要素も素晴らしく、物凄く面白かったです(^-^*)/ 忍法帖フォロワー作品はたくさんありますが、きちんと忍法帖スタイルを真正面からアップデートして乗り越えた作品は個人的に今作が初でした! 月村さんに益々期待したくなる名作振りでした。 | ||||
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旧版にレヴューしたけど、活劇を楽しむだけなら面白いと思えるのかも。 ただこれ一冊で終わってしまうのなら、なにも解決しないし、先が見えるわけでもなく、長い物語の一場面を切り取っただけのストレス満載な物語だ。 機龍警察であれほど面白い物語を書く作者だから、そして機!という字が重なっているというだけで面白そうだと思って旧版を買った自分のがっかりさをまた思い出してしまった。 | ||||
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「忍者もの」「戦隊もの」のパロディ小説なのでしょうか? 山田風太郎や池波正太郎の忍者ものには遠く及ばず、怪奇風味はストーリーの味付けにもなっていない。 キャラクターは独りよがりだし、SF風の忍者技の解説は何の意味があったのでしょうか?疑問だけが残りました。 | ||||
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私は山田風太郎先生も月村先生も好きなんですが、月村先生の初期作ということで、不明にも読み逃していました。 今回、新装版ということで手に取ったのですが、むちゃくちゃハマりました! なんだこれ! 熱い! かっこよすぎて死ぬ! ストーリーは、国落ちした若君と姉君を伝説の忍びが護衛して逃す、という王道のものなんですが、月村先生の美文でこれをやると、名場面と名台詞の連続で、夢幻の決め技が飛び交うアクションシーンも、忍びたちが抱える奥深い謎も、忍びどうし、姫君と女忍びの深い絆とその繊細で複雑な情動が、ただただひたすら凄い! カッコイイところを、ちょっと触りだけ抜き出します。 凡そこの世に非ず、別の世界より来たる者を忍びと云う 高貴な若君たおやかな美姫 炎上する城 無慈悲 一切の慈悲はない 悪鬼の如き忍び骸魔衆 戦う運命の光牙 その疾きは光の如く、その鋭きは牙の如く、森羅万象を操る無敵の術を身に付けて、何人も覗き得ぬ次元の深淵に潜む忍びの一派。そして絶対の支配者たる無限王朝に抗い続ける永遠の反逆者。その実在さえも疑わしい、伝説であるとも、また幻想であるとも云う。 この世のものとも思えぬ忍び同士の戦い 私の中では山田風太郎賞です! 光牙に栄えあれ!! | ||||
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私は山田風太郎先生も月村先生も好きなんですが、月村先生の初期作ということで、不明にも読み逃していました。 今回、新装版ということで手に取ったのですが、むちゃくちゃハマりました! なんだこれ! 熱い! かっこよすぎて死ぬ! ストーリーは、国落ちした若君と姉君を伝説の忍びが護衛して逃す、という王道のものなんですが、月村先生の美文でこれをやると、名場面と名台詞の連続で、夢幻の決め技が飛び交うアクションシーンも、忍びたちが抱える奥深い謎も、忍びどうし、姫君と女忍びの深い絆とその繊細で複雑な情動が、ただただひたすら凄い! カッコイイところを、ちょっと触りだけ抜き出します。 凡そこの世に非ず、別の世界より来たる者を忍びと云う 高貴な若君たおやかな美姫 炎上する城 無慈悲 一切の慈悲はない 悪鬼の如き忍び骸魔衆 戦う運命の光牙 その疾きは光の如く、その鋭きは牙の如く、森羅万象を操る無敵の術を身に付けて、何人も覗き得ぬ次元の深淵に潜む忍びの一派。そして絶対の支配者たる無限王朝に抗い続ける永遠の反逆者。その実在さえも疑わしい、伝説であるとも、また幻想であるとも云う。 この世のものとも思えぬ忍び同士の戦い 私の中では山田風太郎賞です! 光牙に栄えあれ!! | ||||
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この本は誰が書いたんでしょう? キャサリーンさん?月村さん? 雑な仕事ですね。 | ||||
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日本の中世風の異世界での忍者同士の戦いを描いていますので、山田風太郎氏の忍者物が好きな人なら、それなりに楽しめると思います。 一方で表面的な描写をはがすと、特殊能力をもった忍者たちが敵味方に分かれて対決して段々数が減っていくという、山田氏の作品で多く使われたストーリーの亜流でしかないので、深みにかけると思います。 本作品が気に入った方は、もし未読なら山田風太郎氏の「魔界転生」や「伊賀忍法帳」などを読んでみることをお勧めします。 | ||||
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全く解らない状態で、機忍兵は送られてきます。 しかし、その場所で粛々と自分の仕事を果たす事を彼等は受け容れ、成し遂げる為に最大限の努力をします。 何故に斯様な程に過酷を強いるのか、誰も解りません。 そんな中でも機忍兵は只、粛々と任務の遂行を目指します。 彼等、機忍兵はどこから来るのか、何のために来るのか? | ||||
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架空の話ではあるものの、現代と過去がリンクした不思議な作品だった。 | ||||
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私個人は非常に面白く読ませて貰った。 光牙(甲賀?)衆の忍者である零牙が主人公であるが物語は日本はおろか地球ですらないと思える別世界。 登場する忍術はカムイ的リアル武芸やガッチャマン的科学忍法ではなく殆どファンタジーの領域。 荒木先生のスタンド(スタープラチナとか)を超強力にしたイメージと言えば遠くないかと。 「アホクサ」 と放り出す人もいるかもしれないがこういう"自由"な忍者小説もあって良い。 この初刊のみでは未完のラノベ忍者版(転生話ぽいし)と言われてしまいかねない面もあるけれど、世界設定を詳らかに示し読者を納得と感動の大団円まで導く事が出来れば日本娯楽史に燦然と輝く名作となるやもしれぬ。 | ||||
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かっこい~!わ~い! 天野喜孝さんが描いたらベストマッチする登場人物達。 完全無欠で圧倒的に強い!零牙! もう一回読もうっと! | ||||
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小説デビュー作「機龍警察」が良かったので、続けて購入してみたのだが・・・。 今回は和風ファンタジー要素が強く、上記の作品と比べて格段に読みやすい作品になっている。前作同様、本作にも挿絵がないが、世界観を考えればない方が良いのだろう。 ただ、惜しいと思うのは、確かにところどころに月村氏独特のテイストが感じられるのだが、本作ではそれがやや薄い、というか弱い感じがする。軽い、と言っては言いすぎだが。 忍びとはそういうものだ、と言われればそれまでだが、それぞれの存在感があまり強くない。そのため本作は読みやすいが、読後、あまり印象に残らない残念な作品だと思った。 重厚な作品をお求めなら「機龍警察」、そうでないならこちらをオススメする。 | ||||
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「機忍兵零牙」 このタイトルから、いかにも所謂「ヒーローもの」っぽいイメージを受けたが、 嬉しいことに、大よそその通りの内容であった。 良い意味で、あまり難しいことや深いことを考えずに、悪を打ち破る強くて カッコイイ正義の忍者の活躍を堪能することが出来る。 主人公達の素性や敵対組織の全容など不明な部分も多々あるが、逆にそういう 部分に対し、自分なりに思いを馳せながら読むのも楽しい。 個人的には、村枝賢一氏に漫画化、三池崇史監督で映画化されたらなぁ・・・。 などと妄想してしまう。 | ||||
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初めに言っておきます。 映像を思い浮かべながら、読めば面白い。 でも、ちょっと飛びすぎているという印象。 まるで霧の中、手探りで方向を探っているような感じです。 次元を支配する「無限王朝」に滅ぼされた国の跡継ぎを、同盟国へ送り届ける。 依頼されたのは「無限王朝」に敵対する忍者集団「光牙」の忍び、零牙とその仲間 行く先々で訪れる妨害者たちを打ち倒し、彼らは同盟国へたどり着けるか。 そういう話なんだろう。 忍者同士の戦いが主なのだが、一般の人たちと戦力の次元が違いすぎる。 こんなに強けりゃ、国なんて、簡単に制圧できるんじゃないかって思わされるし、無限王朝が、そうしない理由が見えない。 確かに次元の支配者という記述はあるけど。 また、同盟国が無限王朝と敵対していられる理由が見えない。 何か強力な対抗手段をもっているのか? 光牙の忍びは「人の世界」の記憶を持ち、それを取り戻すために「無限王朝」と戦っているわけだが、勝てば「人の世界」を取り戻せるのか?という疑問もある。 直接敵対する忍者達の姿は見えるが、その後ろにいるはずの「無限王朝」の姿が全く見えてこない。 だから、どうしても話が表面だけで展開している印象を受けてしまう。 忍者同士の戦いが、奇想天外で、想像もつかないっていう事もある。 だから忍者なのかもしれないが。 蛍牙と真名姫の泣けるエピソードもあるけど。 続編がないと、単独では少々苦しい作品だと思います。 前作、機龍警察(ハヤカワ文庫JA)が傑作だっただけに期待していたけど、少し残念だ。 | ||||
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城を落ち延びた少年とその姉を助ける四人の光牙と骸魔六機忍の対決!舞台となるのは日本の戦国時代に似たパラレルワールドらしい。光牙の忍者達はいずれも現代日本の出身らしいが、はっきりした記憶は無いらしい。対する骸魔達は、全く異なるパラレルワールドの出身らしい。そして何故かは判らないが、この世界へは他の様々なパラレルワールドから様々な者が大部分の記憶を失って来訪するらしい。もしかしたら、ナルニアやラヴクラフトのドリームランドみたいに夢で訪れる世界なのかも知れない。 帯に「山田風太郎の〜」とあったが、テイストとしては山田風太郎ではなく横山光輝。確かにこの種の奇想天外なバトルものの元祖は山田風太郎だが、そこでの山田風太郎のテイストは「1.歴史の隙間を埋める話で必ず歴史上の事件か人物とリンクしている。2.くだらない理由、又は仕掛けた者達以外にはまるで無価値な動機。3.忍者の能力の多くが生物学的なミュータント的なものでエログロに通じる。」だが、ここから奇想天外なバトルの要素を抜き出して忍者ものや超能力ものを描いたのが横山光輝で、更にその横山作品のテイストをより荒唐無稽にしたのが特撮テレビの「赤影」だった。骸魔六機忍が霞谷七人衆と被って見えてしまった。 そしてこの作品の筋立ては登場人物や舞台となる場面が極めて限定されていたり会話主体に話が進んだり、小説や映画のものと言うより演劇のものに近い。このまま舞台化すれば中々面白いものになるだろう。 | ||||
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山田風太郎氏の大ファンではあるが、風太郎先生の見せ場と本作のそれは違うところにあると思う。 本作はキャラクターの立たせ方が特に上手い。 なかでも女性のキャラがひときわ興味を惹かれる。 「機龍警察」でも思ったが、この作者は会話の粋で楽しませているようだ。会話でどれだけ読者のド肝を抜けるかを狙ってるんじゃないかと思う。 特に敵役の会話が酔狂過ぎてブッ飛んでいる。異世界の邪悪なものの“異質さ”を、一行のセリフだけで伝わらしめる技法はスゴイ。 ゴシック調と謳われているとおり、重厚感ある文体が物語の世界に一気に引きずり込んでくれる。 しかもその文体のなんとも心地いいこと・・・ | ||||
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帯に東雅夫氏が山田風太郎さんを引き合いに出していますが、 風太郎さんらしさは忍者バトルという点のみ。 山田忍法帖を期待すると肩透かしを食らいます。 引き合いに出すとすれば,TV版の「仮面の忍者赤影」「ライオン丸」シリーズ そして「変身忍者・嵐」といった特撮時代劇。 前作とは文体も大幅に変わり最初は戸惑いましたが、 作品の内容に応じたかき分けができる著者のプロフェッショナルぶりに脱帽。 今作ももちろん堪能しましたが,次作にも期待大です。 | ||||
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