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15歳のテロリスト
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15歳のテロリストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 41~52 3/3ページ
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登場人物の衝撃的な行動の数々に潜むであろう動機についてはハリボテ過ぎます。 残念でした。 | ||||
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前半は点が描かれ、後半にかけてそれらが線として繋がる。2時間ほどで読み終えることができ、とても面白かった。 | ||||
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買うべき!普通に面白い 本好きの人なら絶対読んだ方がいーよ! | ||||
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面白かった | ||||
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面白かったと思います。 200ページ程なのですぐに読みやすく、 2週目を読んでいるところです。 表紙に惹かれたのと、自分が 「もしこの家を爆破させたらどうなるか」 という考えをする時があり、テロリストというのに惹かれました。 そして自分も灰谷アズサ(登場人物)と同い年でした。 少年少女が命をかけてでも何かに挑むというのは素晴らしいなと思いました。 | ||||
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一体どこから大人なのか?なにをして大人と子供を決めるのか?その境界線は人種の顔色の様にグラデイションが大きく掛かっている。境の線引きは出来ないのに少年法の自己矛盾。その行き来を憤怒と憎悪の螺旋で巡りほのかな愛を添え、解決出来ない生きることの克服へと向かう。人は意識を持ち始めたら人なのだから、篤人もアズサも必至なのだ。犯人設定はアホ的でうんざりしたけど、SNSの卑劣と醜さの中で、二人の切実さは伝わってきた。斬新さはなく展開はデジャブだったけど、15歳のテロ?ってと立ち止まれたところは新鮮で惹かれ涙しました。今後に期待し辛口で三ツ星。 | ||||
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「ただ、それだけでよかったんです」の作者がメディアワークス文庫から出すと聞き、急ぎ購入しました。 「ただそれ」のような先の見え無さやカタルシスはありませんでしたが、少年法についての取材量がすさまじく、物語にぐいぐい引き込まれました。終始、やるせなさが募る鬱屈した展開ですが、それでもページをめくらせる筆力は圧巻の一言です。 ライト文芸でこういった仄暗い作品は稀少なので、作者にはコンスタントに新作を出してほしいですね。 | ||||
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デビュー作の『ただそれ』以来、作者の松村先生のファンなのでこの作品も買いました。 内容は、15歳の少年が動画サイトに『新宿駅を爆破する』というテロの予告をアップロードしたあと、実際にJR新宿駅の線路内でスーツケースが爆発するという事件が発生し、その少年に見覚えのあった週刊誌の記者が事件を追うというもの。 主人公の高校生の少年・渡辺篤人と、探偵役の記者・安藤のパートが交互に展開されながら物語は進みます。物語が始まってすぐわかるのは、15歳の渡辺が少年犯罪の被害者遺族であり、また安藤も別事件の被害者遺族であるという事実。 少年法の矛盾や弱点を巡ってストーリーは加速し、やがて主人公の渡辺篤人、記者の安藤、ヒロインの中学三年生の少女・アズサ、かつて殺人を犯した少年・灰谷ユズルの人生が一点に重なる・・・。 あらすじを説明すると以上のようなプロットになりますが、地の文の簡潔な文章はとても読みやすいのでまさしく『ライト』な小説になっています。少年犯罪というテーマから生まれそうな重苦しさはあまりありません。さらっと読めると思います。 自分は買ってすぐ、一晩で読み終えました。 個人的な感想を述べるなら、良かった点は、再び松村先生の作風がデビュー作の時のような深刻な様相を帯びていること。 デビュー作『ただ、それだけでよかったんです』は、中学のクラス内ヒエラルキーを原因に自殺者まででるイジメが発生し、その犯人とされる主人公の視点で物語が語られるというライトノベルらしからぬ本格的なノワール小説だったのですが、 2作目からはイヤミス、学園ミステリーと作風が変化して行ったので、ただそれでファンになった自分としては原点回帰のようで嬉しかったです。 反対に、もやもやした点をあげてよいのなら、個人的には松村先生は、ラノベ/キャラミスよりもやはり、重厚な文体や雰囲気を許容してくれる一般文芸の方がフィットしているのではないかと思いました。 また、ネタバレになるのですが、ミステリーとしては真犯人に意外性がないので帯の〈慟哭のミステリー〉よりも〈慟哭のサスペンス〉という方がしっくりくるのではないかとも思いました。 (もし真犯人が冒頭で安藤がインタビューしていた脇役の長谷川という初老らしき被害者遺族の男性なら、もうちょっとミステリー的なオチだったかも) それと自分としては(メディアワークス文庫では難しいかもしれませんが)、この小説のような登場人物の犯罪までの心理を扱ったノワールなら、半ば恋人同士の主人公とヒロインの自然な関係としてのセックスがあった方が、両者の年齢の持つリアリティがあるようにも感じました。 (15歳の少年少女に良い意味での刹那さや青臭さがあまり感じられなかったので・・・) もっとも、ここは良い悪いというより好みの問題ですね。 デビュー作はどちらかというと純文学に接近したノワール小説、2作目はイヤミス、3、4作目で学園ミステリー、5作目の本作でまたノワールに回帰したので次作がどうなるのか楽しみです。 できれば分厚い作品で、内容的にも文体的にもヘヴィでドラマティックな作品を書いてほしいです。 他の読者の皆さんはどうでしょう? あと、この小説が気に入った人で一般文芸もOKなら、人気作家・中村文則さんの初期の作品もフィットすると思います。 同じ少年犯罪を扱った作品に『悪意の手記』『何もかも憂鬱な夜に』、愛する少女のために父親を殺した元少年とテロリズムを描いた『悪と仮面のルール』などがあるので、興味のある方はこちらも読んでみてください。 松村先生も中村文則さんも、ハマる人はハマるタイプの稀有な作家さんだと私は思いますよ。 | ||||
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社会問題を取り扱うライト文芸として、大変素晴らしい作品だと思います。 ひとつの事件をきっかけに芋づる式に起こる負の連鎖と、ネットが普及した時代だからこそ考えさせられる「声」の本質、加害者家族の感情などがしっかりと描かれています。 主人公が『テロ』を起こした理由にも、深く納得しました。ひねりがきいていて、とてもよかったです。 ただ、分かりやすいエンタメ要素を期待して購入した場合は、少々肩透かしに感じるかも知れません。 「ひきこもりの弟だった」など、メディアワークス文庫は時々こうした社会派小説を刊行するので、侮れないなと思います。 数ある癒やされ系のほのぼの話も嫌いではありませんが、若年層が触れるレーベルだからこそ、こうした作品を定期的に刊行し続けていってほしいと願ってやみません。 少年法について今一度考えるきっかけを与えてくれる、シンプルながらも上質な物語でした。 | ||||
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少年法がテーマです。 この法律が扱われる小説ではありきたりな事が一通り描かれていきます。 被害者とその家族の憤慨、加害者と更生とその家族に対する攻撃。 マスコミの偏向報道。 全体を通してなかなか面白かったと思いますが、 テロリストの黒幕について、もう少し掘り下げる必要があったと思います。 ちょっと、無理やり過ぎたかなと。 | ||||
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現在の少年法に戦いを挑む,少年法にに守られる立場の15歳の少年の戦いの物語で, 同じくその法に守られた加害者への復讐,そして爆破テロの予告という始まりですが, 行動や動機に謎が多く,時系列が前後する展開もあり,いささか戸惑い気味に進みます. ただ,これが物語の牽引力にもなっており,明かされていく入り組んだ背景への驚き, そして,長く自身に問い掛け,苦しみ続けた少年がたどり着く答えと叫びが印象的です. 一方,事件の真相を含め,黒幕とされる人物の書いたシナリオはあまりに稚拙に映り, 少年と対峙してのやり取り,さらに決着に漂う小物臭には物足りなさを覚えるところで, 法を巡る見解も一般的なものに終始をしており,もう少し踏み込んでも良かったような…. このほか,そういう年代だからなのでしょうが,少年の言動に中二クサさが目立つこと, また,特に終盤からエピローグでの言い回しに,飾った感が出ているのが気になりました. | ||||
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冒頭の入りはスリリングな感覚がありました。中盤から後半にしたがって全体的に淡々と続く暗いお話という印象を受けました。 個人的にはエピローグはなんとなく蛇足に感じたので、なくてもいいんじゃないかなと思いました。 文字数もページ数も少ないので、短い時間にさらっと読みたい方にはオススメのミステリー&サスペンスだと思います。 | ||||
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