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15歳のテロリスト
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15歳のテロリストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 21~40 2/3ページ
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全体的にとても上手い 仕上がっており、よく出来てる けど何か足らない 福神漬けを忘れたカレーのような それで何だろうと考えてみたのだが… 主人公の心 分別がありすぎる 老人のようだ 思春期の滾る衝動、無意味な行動とか 犯罪者特有な性の暴走も全然無い そこかな、リアリティ 敢えて現実の最も醜い所を省いてる こんなカッコつけた犯罪者など いない . | ||||
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へぇ。松村涼哉は名古屋大学在学中に作家デビューした人なんですね。日本では、元首相がテロリストに銃殺されたり、現首相が漁港で狙われるという事件が起きている。テロリストの心境は、どんなものか。正義や宗教に左右されるのか。15歳のテロリストって、実に先鋭的な題名に惹かれる。少年法の持つ特殊性が、ここでは取り上げられる。本書は随分と社会性のある作品になっている。著者は少年犯罪に関しての著作が多い。 「新宿駅に爆弾を仕掛けました。これは嘘ではありません」という爆破予告の動画がアップされたことから始まる。うそ、フェイクと思われていたことが、1時間後。1月15日8時17分に、JR新宿駅中央線ホームでスーツケースが爆発した。その予告した動画の少年は通信制高校に通う少年の渡辺篤人で15歳だった。渡辺篤人は、なぜテロリストになったか。それを掘り下げていく。 15歳の渡辺篤人は、何故、自分の顔を晒して、爆破宣言を動画で流したのか。 15歳以下の犯罪の実例が出される。自分の息子が、呼び出されてリンチを受け殺されたが、加害者の年齢は13歳。14歳未満なので刑事罰に問えない年齢。加害者は少年院送致の決定。そのやるせなさとふがいさ。なぜ悪いことをしたのに、罰せられないか。 国会議員比津修二は与党で活躍する。少年法の適用年齢の引き下げを主張している。「未成年は、凶悪犯罪とみなされない限り、非公開のおだやかな少年審判で処され、前科さえ残らない。実名報道もされず、少年院送致が決まっても、長期処置でも原則2年以内で社会に戻ってくる。18歳未満は死刑執行が出来ない。14歳未満に至っては、どんな悪行でも罪問うことすら難しい」 渡辺篤人は、5歳で両親を交通事故で亡くし、放火事件で祖母と妹の実夕を殺された過去があった。 逮捕されたのは、富田ヒイロ。13歳だった。タバコを吸って、吸い殻を捨てたのが火災となり、祖母と妹を失った。渡辺篤人は「少年犯罪被害者の会」に顔を出していた。 新宿駅での爆破が行われた後に、渡辺篤人は「テロを続けます。僕が逮捕されるまで」と動画をSNSに流す。マスコミが、その情報から拡大された情報を垂れ流す。篤人と実夕は、美形だった。死んだ実夕の画像まで拡散される。篤人は、富田ヒイロから、放火事件の真犯人を知る。それが灰谷ユズル。 少年犯罪を追いかけている記者の安藤は井口美智子というガールフレンドがいた。中学生のいじめの現場に遭遇し、助けようとして殴り殺された。犯人は、灰谷ユズル。14歳。灰谷ユズルを起点として、親しい人が殺されたということで皆つながっている。 渡辺篤人は、行方不明の灰谷ユズルを追いかけて、妹の灰谷アズサに接近していた。 一体、灰谷ユズルは、何故、富田ヒイロに放火させるように指示したのか? いずれも、14歳という年齢で、罰せられない。が、社会に復帰したときには周囲から白い目で見られる。「少年犯罪」の持つ悍ましさをこれでもかと書き綴る。たいした筆力だ。そして、灰谷ユズルに指示していた男が、明らかになる。なるほど、マッチポンプだ。 そして、いつの間にか、渡辺篤人は、灰谷アズサを好きになってしまうのだ。少年なのだ。 少年犯罪の持つ重さとかるさ。それを道具にして利用する国会議員、小説の新しい地平を切り開いている。イジメ、から殺人。そしてテロリストに変身していく。 日本の底辺での闇は深く、少年たちは傷ついている。どうにもならない感情と復讐。復讐が正義ではないことを知りながら、テロでは解決できないことを知りながら。 | ||||
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正しさとは何かを考えさせられるストーリー。 被害者は苦しんでいるのに救われない。そんな世の中の人々に今一度考えて欲しいという気持ちが芽生えてくる作品でした。 加害者が悪いのは当然として、その家族も悪だと、同類の存在だと決めつけることに疑問を持ち、自分達のやっていることは正義なのか、それとも正義の皮を被った悪なのか、それらを考え直すメッセージがあるのではと感じました。 | ||||
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題名は少しバイオレンスですが、少年法に真摯に向き合っているいい小説だと思います | ||||
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初めてこの作者の方の本を読みましたが スラスラ読めて読後感も良かったです。 社会問題も触れているので、読後は考えさせられました。また別の作品も読みます! | ||||
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社会問題を取り込みつつの、どんでん返しの効いたラストが面白かった。 | ||||
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この作品は特定の物に対して複数の立場で記録した物のように感じ取りました。 その中の一つの立場である、大衆という立場、まぁ、大衆って言ってもいろいろあると思うのですが、主にその事件や出来事に対して正義感を持って意見や行動を行う人だと定義します。 私はその大衆に属していると思います。実際、読者の大半はこの大衆に属してると私は考えています。そして、この作品を見た後の読者は大衆という立場から、一転、様々な出来事に対して大衆だけの立場で物事を判断できなくなると思います。 私は感情がぐちゃぐちゃにされて恥が多い人生を送ってきた事を懺悔しました。はい | ||||
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細かい描写を省いてテンポの良さを取る文章で、メディアワークス文庫というレーベルに合っていると思います。 でも、ドラマチックな筋立てなので、スピードを少し落としてでも、もっと細やかに厚みや深みのある文章で、メリハリつけて読みたかった……と思いました。 工夫が凝らされた物語なのですが、ずっと物足りなさを抱えながら読んでしまいました。 | ||||
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めちゃめちゃ面白かったです。 | ||||
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娘に頼まれて2冊購入しました。一緒にフライパンを購入したらフライパンと一緒に詰められてました。すぐに傷が付くので仕方ないですが新品の文庫は別で発送してほしかったです。 | ||||
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物語の入りは良かったが読み終わってみるとこんなもんかという感じだった。 | ||||
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タイトルに惹かれて購入。初作家で、ラノベ小説も初めて読みました。1ページ辺りの文字数が少ないせいか「少年犯罪」というそこそこ重めのテーマの内容に関わらず、そこそこ軽い気持ちで読めました。思春期らしさが見えた所とスノードロップの伝承のくだりが好きです。 | ||||
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テーマ自体は面白くて読みやすかったが、心理描写の繊細さ、話の深さが足りてない印象 | ||||
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表現がなんか甘いんだよなぁ。中途半端というかなんというか.... | ||||
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「ただ、それだけでよかったんです」を以前読ませていただいて、あの時感じた感覚が忘れられなくてタイトルにも惹かれ本作を買いました。 この作者さんは誰でも読みやすい作風です。 私は読み終わったあとの程よい満足感が好きです。 内容などについては他のレビューでたくさん書かれているので省きますが、 一晩で読める頁数ですので「タイトルがなんとなく良さげ」なんていう曖昧さで買って読んでみるのも良いんじゃないでしょうか。 | ||||
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翌日届きましたが、4ページまとまって中折れしていました。 | ||||
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展開がすごい。とにかくすごい。 | ||||
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止まることなくサクサク読むことができた。苛立ちを覚えるシーンもあったが、読後感は尾を引くものではなかった。 芯のある女性アズサには魅入られた。彼女がいたからこそ、15歳の少年は日本中を震撼させるような行動ができた。 | ||||
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息子の担任の先生の推薦で買いました。 一気に読んで、とても良かったと言ってました。 | ||||
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おもろかった | ||||
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