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(短編集)
由利・三津木探偵小説集成3 仮面劇場
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由利・三津木探偵小説集成3 仮面劇場の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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由利麟太郎の初めて読みました。すごくおどろおどろしていて怖かったです。横溝征史ワールドが出ていてよかったと思います。由利先生の相棒の三津木さんもいいですね。シリーズ集めようかなと思ってます。 | ||||
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昭和13~14年に発表された作品を集めたもの。 長編の「仮面劇場」、中編「双仮面」のほか、短編7本が収録されている。 「双仮面」は、冒険、「風流騎士」という謎の怪盗が登場することから始まる。 その怪盗には、双子の兄弟がいた。 この二人の間に表れる善と悪、どちらが悪でどちらが善か? 「仮面劇場」は、中編「旋風劇場」を改題改稿した戦後版で約1.7倍となっている。 「盲にして聾唖なる虹之助」の周りで起こる連続殺人の謎を追う物語である。 この作品を原作とした「真珠色の仮面」という少女マンガもある。 「旋風劇場」は、出版芸術社刊の「迷路荘の怪人」に収録されているため、比較して読むことができる。 この「仮面劇場」は、「横溝正史シリーズ」でドラマ化された。 短編の「木乃伊の花嫁」「悪魔の家」がいずれも金田一ものに変更した上で、ドラマ化され、DVD も発売された。 ドラマ化時には、それぞれ「ミイラの花嫁」「悪魔の花嫁」となっている。 「ミイラの花嫁」は、古谷金田一2時間ドラマの第2作目で、短編原作のため後半がオリジナルの展開となっているが、作品評価は高いようである。 「猿と死美人」は、「オールドモンク」という単語の意味がメイントリック。 「銀色の舞踏靴」は、クリスティーの某作品のトリックが流用されている。 昭和56年に初めて角川文庫に収録された。 「悪魔の設計図」は、長編化すればもっと面白くなったのではないかと思う。 動機に無理がある。 「白蝋少年」は、鮎三という美少年の謎の死をめぐる物語。 二転三転するが、どれにも物的証拠がないため、説得力にかける。 「黒衣の人」は、由起子という女性に兄の冤罪を晴らすための手掛かりを綴った手紙が届けられたことから始まる。 その手紙には、ある時、ある場所に行き、人に会いただ、「釣鐘草をご存知?」とだけ尋ねるよう、謎の指示があった。 金田一ものの「夢の中の女」を連想させるが、展開はかなり異なる。 金田一シリーズとは異なり、本格ものではないが、ストーリー展開は、十分に楽しめる。 | ||||
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