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星条旗の憂鬱 情報分析官・葉山隆



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【この小説が収録されている参考書籍】
星条旗の憂鬱 情報分析官・葉山隆 (文芸社文庫)

星条旗の憂鬱 情報分析官・葉山隆の評価: 5.00/5点 レビュー 14件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全14件 1~14 1/1ページ
No.14:
(5pt)

美しすぎる情報分析官の事件簿

とにかく面白い。諜報戦が背景の短編小説集です。主人公の葉山隆さんをマッチョでいかつい分析官と思って読み始めたら、最終的に行き着いたイメージは推定身長180センチ弱の皮肉屋エル・ファニングでした(映画マ○フィセントのオーロラ姫。あくまでも個人の妄想です汗)。

葉山さん。サングラスをかけても隠せない甘い容姿なのに、上司(女史は除く)や米海兵・坂下(男)をディスっていく内弁慶なスタイルがカワイイ。愛らしい皮肉屋さんです。リア充だらけの素敵レストランに無理やり付き合わされた坂下が、居心地悪くゴソゴソしてるのをさらに煽る底意地の悪さも愛しい。その上、何気にお仕事もできる子なのです。

事態が明らかになる過程も読み応えがあるし、事件の背景もかなり奥深い。
一味違う諜報小説を読みたい人にオススメします。
星条旗の憂鬱 情報分析官・葉山隆 (文芸社文庫)Amazon書評・レビュー:星条旗の憂鬱 情報分析官・葉山隆 (文芸社文庫)より
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No.13:
(5pt)

面白い!

鉱物シリーズのファンです。緻密なストーリーと魅力ある登場人物がとても魅力的です。
何回読み返しても飽きがこないです。
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No.12:
(5pt)

まさに星条旗の憂鬱が伝わってくる。

恥ずかしながら、初めてこの作家の作品を読んだ。
五條暎氏の作品としては、スピンオフにあたる掌編集らしいが、短い一話ずつに、著者の知識と奇想が詰め込まれているように感じられた。
何気ない日常の異変から隠された犯罪の一片を手繰り寄せるという手法は。警察小説でもよく見かけるのだが、これが国際的情報戦の一端となっていると、より一層興奮させられる。
防衛省出身者ならではの専門的描写は、娯楽の観点から見ても楽しい。
これはやはり「スリー・アゲーツ」を読まなくてはなるまいと、すぐに購入した。
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No.11:
(5pt)

エンターテインメント!

連作短編集です。エンターテインメント性があって軽く読めてしまうんですが、実は裏に流れるテーマは骨太で深いあたり、このシリーズの真骨頂です。読んでいると政治や経済といった様々な側面から今世界でおきていることを自然と自分の暮らす世界と地続きで考えることができてしまうという。

それはそれとして、短編集ということもあって、シリーズのファンとしてはただひたすらに楽しい作品でもあります。葉山ファンとしては、彼をとりまく人々が彼をどう見えいるのかもわかり、そこも楽しかったです。
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No.10:
(5pt)

下っ端アナリスト葉山隆の大活躍

五條瑛さんの代表作・鉱物シリーズの最新短編集です。在日米軍の情報機関に所属する下っ端アナリスト・葉山隆の日常と彼が出会う様々な事件が、五條先生の緻密で硬質な筆致で、実にスリリングに描かれています。どの短編でも、シリーズのこれまでの登場人物がそのバックグラウンドも含めて丁寧に紹介されていますので鉱物シリーズ初心者でも十分に日ごろ馴染みのない諜報の世界を満喫できると思いますが、葉山のにっくき上司であるエディや「the NAVY」坂下、そして「あの方」も健在ですので、鉱物シリーズのファンならばより一層楽しめる作品となっていると思います。葉山が出会う何気ない事件の背後にある国家レベルの思惑や駆け引き。その物語は、元外交官で作家の佐藤優さんが身を置いていらしたような本物の諜報の世界をリアルに感じさせてくれて、毎度ながら五條瑛さんという書き手の日本人離れしたスケールの大きさに圧倒されます。文庫本のお楽しみ、巻末のおまけ掌編は葉山と坂下が主役です。坂下が海軍から持ち出した食器(メスプレート)にまつわる物語。「やってやれないことはない」海軍でどのようにこのメスプレートが使われたかを一生懸命想像する葉山の想像力の貧弱さが愛おしいです(笑)。よく考えれば、このシリーズに出てくる人物たちって、葉山以外は女性に不自由していない連中ばかりなのですが、そんな男どものバカっぷりを愛でるのも一興です。個人的には、喪服を着た葉山がモーパッサンの作品に出てくる娼婦に例えられて、ちやほやされるのがツボでした。
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No.9:
(5pt)

本編続編が待ち遠しい鉱物シリーズの短編集

待ちに待ちに待ちに待った、鉱物シリーズ最新作の短編集。
鉱物シリーズは、米朝を主軸とした国際諜報戦を巡り、在日米軍情報機関所属の情報分析官として働く葉山隆を主人公とした物語です。情報戦と聞くとハード面を想像しがちですが、主人公が専門とするのはソフト面=直接人に相対する人的情報分析であり、 国家間の大きな諜報戦の中で、国の思惑や出会う人々が抱えるそれぞれの信念、そして自身の出世にまつわる大きな謎に、悩み葛藤し、翻弄されながらも、真実を追う姿が描かれています。
本作は、主に彼の日々の仕事・事件や生活をメインに描いた短篇集であり、日々の仕事の裏で見え隠れする国家間の諜報戦や政治的駆け引きだけでなく、友人・同僚・上司との何気ない日常の様子や微笑ましいシーンも多々あり、初めて読む方も物語に入り込みやすいと思います。そして、本作読了後、ぜひ、本編の長編や数多くあるスピンオフ作品を読んでいただきたいです。シリーズを通して描かれている諜報戦は実にリアルであり、現在の世界情勢と照らし合わせて考えさせられるような重みあるストーリーです。それだけでなく、主人公はじめ、一人ひとりの登場人物が個性的かつ魅力に溢れており、重みあるストーリーでも引き込むような面白さがあります。シリーズ全てを読破すると世界観が広がり、ますますのめり込めるかと思います。
往年のファンにとっても、本作は本編とはまた違った登場人物達の人間味ある素顔にも触れられるだけでなく、本編に通ずる主人公の謎についても伏線があり、本編の続きが気になって気になってしょうがないほどの面白さです。
ぜひぜひ購入して読んでみてください。
そして、絶版となっている本編復刊、何よりも待っている本編の続編発刊を後押ししていただければ嬉しいです!!!
星条旗の憂鬱 情報分析官・葉山隆 (文芸社文庫)Amazon書評・レビュー:星条旗の憂鬱 情報分析官・葉山隆 (文芸社文庫)より
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No.8:
(5pt)

初めての方には入門編、ずっと読んできた方にはボーナストラック的な

五條先生のデビュー作から続く鉱物シリーズの短編集。
これまでのシリーズに出てきた主要登場人物がほぼ出てくるので、初めて読む方は「この人はなんだ?気になる」と過去作品に手が伸びそうだし、長年読者の方は「この人元気だったのか!」と嬉しくなるのではと思います。
今回は1作ずつ主人公の葉山が自らの仕事をこなしていきます。
いつもより坂下が葉山の仕事を手伝う場面が多く、バディもの小説としても楽しめます。
本編はそろそろ佳境に入っていると思うので、早く続きを読みたいです。
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No.7:
(5pt)

鉱物シリーズの最新作!

ファン待望の鉱物シリーズの短編集!
葉山隆をはじめとしたお馴染みの面々に会えます!まさかのあの人の再登場もー!?

一話一話は短いですが、膨大な知識と経験に裏打ちされたリアリティのある描写が秀逸で、サクッと読めるのにしっかりした読み応えがあります。
身近で起きたありふれた小さな事件も、実は大きな国家的思惑に繋がっているかも…?という想像が膨らむ、そんな一冊です。

シリーズ物のスピンオフではありますが、ちゃんと登場人物の立場や性格、関係性が説明されているので、五條先生の作品に触れたことがない方でも十分楽しめる作品です。
興味がある方は是非、ここから諜報の世界に触れてみませんか?
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No.6:
(5pt)

知ってる人も知らない人も!

鉱物シリーズでお馴染みの、葉山、エディ、坂下等が短編集で読めます!
鉱物シリーズを知らなくても読めます!彼らの魅力に虜になってしまうこと間違いなし!
ファンには待望の一冊です。是非!
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No.5:
(5pt)

待望の鉱物シリーズ最新刊!

『プラチナ・ビーズ』から始まる、五條瑛先生の傑作本格エスピオナージ〈鉱物シリーズ〉の最新連作短編集。シリーズ本編に出てくるあの人やこの人の近況が分かる素敵な一冊です。

鉱物シリーズは同時代性が魅力のひとつだと思うのですが、この『星条旗の憂鬱』で描かれる今現在も、これまでのシリーズ作品と変わらずコンテンポラリな世界情勢を伝えてくれていて、本当に稀有な作品だと思います。

始まりはささやかな謎だったものが大局に繋がるところも、五條先生ならではのリアルな諜報戦のありようも、洗練された文章でぐいぐい引っ張ってくれるところも、絡まりあったエピソードが最後に解きほぐされるカタルシスも、とにかく魅力的で、面白い作品です。

謎解きや諜報戦に興味のある方はもちろん、政治や国際問題に興味のある方にもおすすめしたい一冊です。
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No.4:
(5pt)

鉱物シリーズの登場人物にまた会えて、観劇です!

五條瑛先生の鉱物シリーズ短編集。在日米軍情報機関の末端に所属する情報分析官「葉山隆」が、取るに足りない小さな事件を紐解くと、その裏には巨大な秘密が隠されていて…。という、話の筋書きです。
もう会えないかと思っていた、鉱物シリーズおなじみの登場人物、葉山、エディ、坂下、JDなどなどにあえて、この作品を読めて良かったなぁと感動です(平成最後の年に! すごい!)。
五條節も炸裂中。フィクションながら、世の中の見えないところで動いているものに、あらためて気づかせてくれます。
エディのセリフの端々で出てくる葉山の父「ミスターオリエンタル」。なぞに包まれた彼についての書籍も読みたいので、ぜひ、文芸社様並びに五條先生には書籍化を強く希望いたします。
ともあれ、この度は、鉱物シリーズ短編集書籍化ありがとうございました。
オンデマンド出版についていなかった、掌編も読み応えたっぷり。坂下ファン、葉山ファンは必読ですよ。
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No.3:
(5pt)

鉱物シリーズ短編集

十数年間追いかけていた作品の短編集。本編では見られない姿が垣間見え、原作ファンなら垂涎の書です!
待っていました。ずーーーーっと待っていました!出版して頂き感謝しています!
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No.2:
(5pt)

サクッと読めてめちゃめちゃ楽しい短編集(>_<)!

米朝の謀報戦を鮮烈に描く本格スパイ小説の短編集。どれも日本国内で起こる事件ですが、米国防総省の下請け情報機関に所属するアナリスト・葉山隆が扱う事件は各国の思惑が混ざり合い一筋縄ではいかない…。ファンには嬉しい葉山、坂下、エディの日常がこれでもかという程描かれていますが、もちろん本編を読んでいなくても楽しめます。

根強い人気の「鉱物シリーズ」の入口にぜひどうぞ!
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No.1:
(5pt)

待ちに待った1冊

鉱物シリーズを好きな読者には、葉山を通していつもの面々の活躍を楽しめる連作であり、初めて手に取る読者にとっては次から次へと知りたい事が増えてページをめくる速度が上がるような1冊ではないでしょうか。
1つずつの話は独立して読めるため、1話ずつじっくり堪能する楽しみ方も出来ます。
巻末には、五條作品文庫の定番と呼べる書き下ろし掌編が収録されている。
今回は葉山と坂下のワンシーンが切り取られているが、本編を完走した後のご褒美として読んでみると、一層2人への愛着が湧いてくると思います。

初めて手に取る方には、是非ともシリーズ長編短編ともに読んでいただきたいが、絶版になっているものもあるため復刊も呼び掛けて行きたいです。
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